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ゆるい雑学

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多様な分野についてゆるめに語っていきます。
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#仕事のコツ

「思ったのと違う」をやり抜く力

先日アメリカの大学生から相談を受け、その内容がとても印象に残ったのでシェアします。 この学生はデータサイエンス専攻の1年生。4年後の就職を見据えて既に様々なインターンに関わっており、今回の相談は「今学内インターンの仕事を辞めようか迷っている」というものでした。彼はインターンやプロジェクトを掛け持ちしており、それに加えて授業や課題もあります。大学1年生のうちから、4年後の就職について具体的に努力し始めている姿はまぶしく、更に人を頼る力を若くして既に身につけている事に感銘を受け

AIがもたらすオフィスの変化

今や「機械学習」、「AI」という言葉を見ない日は無くなりました。もはやゲームセンターでも見かけることになるとは10年前には想像もしませんでした。この記事では、「AIがホワイトカラーの仕事を奪う」という杞憂ではなく、我達自身がどう変化し、AIとうまく付き合っていけるのかに焦点を当てていきます。「AIのオフィス進出」「私達に求められる素養」「AIがもたらすオフィスの変化」に3部構成にしています。 なお、前回号の「商社のリアルな社風とその背景」の締めくくりに、AIのオフィス進出と

AI人材になる この先の未来の生き方

前回、AIがもたらすオフィスの変化では、AIのオフィス進出が仕事の抽象度を高め、組織構成の変化をもたらすと考察しました。また、その変化に対応するために必要な5つの素養も紹介しました。後編では、この素養を育てるために、今私達にできること、に焦点を当てて考察していきます。 同僚のAIとうまく付き合うために必要な素養 簡単に前回記事をおさらいすると、AIに仕事をさせるためには、1)AIとのコミュニケーション能力が新たに必要で、AIの仕事を管理するためには 2)答えを知っている(

コンセンサスを取ってうまく生きていく

まもなく師走ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。 今日はコンセンサスについて考察します。 組織で活動していく上で、人によって価値観や感覚が違うので、「ちょうど良い」塩梅を見つけ出すのは一苦労です。そんな中で、人を束ねて物事を進めるためにコンセンサスはとても重要な役割を持ちます。 私の経験上、コンセンサスは人によって違う価値観をピザの様に継ぎ接ぎしたものでも、 みんなが違う意見を持ちつつも仕方なく従うルールでもなく、 「皆で新たに生み出した合意」だと思っています。

AI世代の学校教育

ChatGPTをはじめ、パソコンやスマホがあれば誰でもAIにアクセスできる現代に、学校教育の意味を考えたいと思います。 学校教育の意味 結論、学校教育には意味があると私は考えています。 仮に、AIに対応した教育にカリキュラムを変えなかったとしても、まだ意味があると思います。私は商社時代には会社員として生き、今はエンジニアとしてまた違った環境にいますが、そのどちらの分野でも学校教育には意味があったと感じます。 最初におことわりしておきますが、学校教育(特に高校以降)で得

1週間を全力で生きるためには

「1週間お疲れ様でした」 金曜日は自分にこの言葉をかけ、ビール片手に憂さ晴らしする。社会人を経験した人なら誰しも一度はこんな経験したことがあるんじゃないでしょうか。 そして土曜・日曜と充実した週末を過ごした後やってくるのが月曜日です。今では死語かもしれませんが、サザエさん症候群(サザエさんの放送が夜終わると、明日から始まる仕事を意識し始めて憂鬱になる現象)なんて言ったものです。 私も商社勤務時代、月曜日になるのが嫌で嫌でしょうがない時期がありました。3、4年目でしょうか