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帯広の旅(1)帯広百年記念館・北海道立帯広美術館

※30数年ぶりの帯広訪問。札幌を早朝の特急で出発。9時過ぎに帯広駅。徒歩30分弱で帯広百年記念館、北海道立帯広美術館のある緑ヶ丘公園へ。約50ヘクタールの大きな公園は新緑に溢れていて朝の散歩にはもってこい。百年記念館では、本州の縄文土器のように派手な模様ではない北海道特有の土器が面白い。北海道立帯広美術館は想像していたよりもこじんまりとしていて、コレクション展は小さな部屋1つだけでちょっと残念。企画展は星野道夫さんの写真展。午後は、六花の森へ向かう。

★帯広百年記念館 常設展示
場所:〒080-0846 北海道帯広市緑ケ丘2
「帯広百年記念館は、十勝・帯広の総合博物館です。
博物館と創造活動センターの機能を持った十勝地域の広域複合施設として、1982(昭和57)年に開館しました。博物館では、十勝の歴史・産業・自然を紹介する常設展示をはじめ、博物館講座・郷土学習見学会・自然観察会などのプログラムを開催しています。また、館内に設置されたアイヌ民族文化情報センターリウカでは、アイヌ民族の文化や歴史を学習することができます。創造活動センターでは、陶芸や七宝などの「もの作り」講座や、各種団体が学習会や発表会などに利用できる貸室も行なっています。分館の埋蔵文化財センターでは、遺跡出土品の収蔵と公開活用、情報発信などを行っています。 帯広百年記念館 館長 山中雅生」
「「常設展示室」は第1展示室と第2展示室に分かれています。第1展示室は「イントロダクション」「開拓の夜明けと発展」「十勝の自然」「十勝のくらし」「十勝農業王国の確立」のコーナーで、おおむね開拓期以降のようすを紹介しています。第2展示室は、「十勝平野のおいたち」「十勝の先史時代」「十勝のアイヌ文化」のコーナーで、日高山脈の誕生から先住の人びとの生活・文化を紹介しています。」(official siteから引用)

◎草創期の縄文土器(帯広市大正3遺跡出土)
大正3遺跡:
帯広市街地の南約15㎞、途別川の左岸に点在する「大正遺跡群」の一つ。縄文時代草創期~前期前半期を中心に、50万点を超える土器や石器などの遺物、住居跡や墓跡などの遺構が出土。

草創期の縄文土器(帯広市大正3遺跡出土)

◎暁式土器(帯広市八千代A遺跡出土)(重要文化財:道東における最初期の定住生活の実態と、その文化的内容を理解するうえで、極めて重要な資料であることが評価された)
※表面にあまり模様をつけず、底にホタテ貝のあとが付くのが特徴

暁式土器

◎早期後半の縄文土器(清水町共栄3遺跡出土)

縄文土器

★「道立美術館としては5館目の帯広美術館。平成3年9月に開館しました。
十勝平野の中心に位置する道東の中核都市・帯広市に立地する文化の発信基地です。
市中心部にほど近い公園の一角、緑の木立ちに囲まれた美術館は、芸術との新鮮な出会いを予感させる斬新なデザインの建物です。
美術館は、ゆたかな情操と個性をはぐくむ創造の空間。多彩に繰り広げられる展覧会や講演会などを通して、さまざまな人びとが美に触れる生涯学習のステージです。
体験、感動、そして発見。美術館(ミュージアム)でのひとときは、美神(ミューズ)の森を探索する知的なドラマの始まりです。」(official site より引用)

◎「勝利」(ブールデル、エミール=アントワーヌ:1923年)

勝利
特別展「写真展 星野道夫 悠久の時を旅する」
ホッキョクグマ カナダ・ハドソン湾  撮影:星野道夫
春のアラスカ北極圏、群れにはぐれてさまようカリブー  撮影:星野道夫



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