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シス・カンパニー公演 日本文学シアターVol.7【織田作之助】『夫婦パラダイス~街の灯はそこに~』 (紀伊國屋ホール)観劇記録(ネタバレあり)

◎ 『夫婦パラダイス~街の灯はそこに~』
【公演日】2024.9/15(日)
【会場】紀伊國屋ホール
【作】北村 想
【演出】寺十吾
【出演】尾上松也、瀧内公美、鈴木浩介、段田安則、高田聖子、福地桃子
(以下、公式web siteより引用)
「川の向こうは「パラダイス」。でも、こちら側は人生の吹き溜まり…。そんな川辺のスナックに、ワケアリのカップル柳吉(尾上松也)と蝶子(瀧内公美)が流れ着く。店のママ信子(高田聖子)は蝶子の腹違いの姉で、失踪中の亭主藤吉(鈴木浩介)を待つ身の上。近所の出前持ちの静子(福地桃子)や羽振りのいい常連客馬淵 (段田安則)もその姿は、とんと見たことがないという。
スナック2階の屋根裏部屋に転がり込んだ二人だったが、この店にもなにやらワケアリの雰囲気が…。
久々に復活する「日本文学シアター」シリーズ第7弾!
無頼派作家・織田作之助の人気作「夫婦善哉」の主人公柳吉とお蝶をモチーフに、夢か現うつつか幻か…北村想の予測不能+大胆不敵な作劇が冴えるオリジナル戯曲!」

★北村想さんの戯曲というのをこれまで読んだことも観たこともなかったので、かなり想像していたのとは違うお芝居だった。虚実ないまぜ、最後は夢オチかとおもいきや劇中劇の劇中劇のお話でしたという、手の込んだお話。尾上松也、瀧内公美、鈴木浩介、段田安則、高田聖子、福地桃子という芸達者な豪華キャストで松竹新喜劇を真剣に作ったらこうなりました、という感じで、正直、これだけのキャストをそろえるのであれば、もう少し別のものを観たかったような。。。まあでも、逆に、これだけのキャストだからこそ、それなりの説得力のある芝居になっているのかもしれない。




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