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本多劇場 劇団柿喰う客 新作本公演2024 『殺文句』観劇記録(一部ネタバレあり)

【日時】2024年5月26日(日)14:00開演
【会場】本多劇場
【作・演出】中屋敷法仁
【出演】玉置玲央 中屋敷法仁 七味まゆ味 村松洸希 永田紗茅 長尾友里花 沖 育美 齋藤明里 原田理央 今井由希 淺場万矢
(以下、公式web siteからの引用)
「「テメェのせいで組織が腐るんだよ!!」崇高な経営理念。野心的なビジョン。不可解な転落事故をきっかけに、すべてが狂い出す。夢と絶望が支配するブラックオフィスミステリー。」

【感想】
柿喰う客の公演は、2022年12月の『禁猟区』2023年12月の『骨はダラスに埋めてくれ』に続いて3回目。Youtubeチャンネル「ほんタメ」MCの齋藤明里(あかりん)さんをきっかけに知った劇団。今回の主演・玉置玲央さんは、私の推しだった方と結婚された方というご縁(??)もあって、楽しみにしていた。
あいかわらずの疾走感が心地よい。でも、今回は、疾走する役者さんたちから、何か得体のしれない、液体(汗やら、タンメンの汁やら、体液やら、、、)が飛び散り、まともに浴びてしまったような感覚に襲われた(もちろん、物理的に、ではない)。劇中で語られる小林多喜二「蟹工船」の時代の労働者に比べれば、労働環境は格段に良くなったと考えることはできるが、そんな現代の労働現場でも、新たな形での生きづらさが蔓延しているのかもしれない。人事関連の仕事をしている身としては、素直に「圧倒的なフィクション」として楽しめない面もあったお話だった。
アフタートークには、玉置さん、あかりんも参加。なんて、ラッキーな巡りあわせか!お芝居を真剣に作っておられる様子の一端をうかがえて楽しいトークだった。

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