ダメ!絶対!というほどのことでもないけどちょっと言っておきたいこと
実は、食べ物のシェアが苦手です。
大皿をみんなで取り分けるシェアは大丈夫です。
定食とか切り分けられたケーキのように、明らかに1人分として提供されたものの一部をわざわざシェアしようとすることに戸惑います。
衛生的な理由ではなくて、1人分と決まったかたちになっているにもかかわらず、誰かの意向で分けるというイレギュラーな状況にもっていかれるのが苦手。
唐突に、
ちょっと食べる?
と聞かれると戸惑います。
ちょっとちょうだい〜
だと、静かな怒りすらわきます。
大学時代、学食で買ってきたソフトクリームを手に歩いていたとき、同じ学部の友人に出くわし、
ちょっとちょうだい
と言われて、かぶりつかれました。
泣きました、わたし。
わたしだけのソフトクリームを返せーーー!!と。
そのせいで、いまだに学生時代の友人たちから、
ソフトさん
と呼ばれることもあるし、そのことに関してはもはやネタとしておもろい。
泣くほど嫌やったんか!と自分にツッコミたい。
とはいえ、1人でソフトクリームを食べるというわたしの構想が友人の瞬間的な欲望によってあっという間に崩された悲しみは深い。
大人になってからは、さすがに泣くことはないけど、ちょっと食べる?やちょっとちょうだいは断りづらいシチュエーションが多すぎるので困惑しかありません。
その「ちょっと」は大人として我慢できへんほどの欲求なんですかね。
わたしは何も1人で全部食べたいというわんぱくな欲望で言ってるのではなく、これはシチュエーションの急な変更を強いられることへの抵抗感なんやと思うけど、分かってくれる人いてます?
そんなわけで、コロナ流行後にはそういう目に遭うこともなくなり、ようやく我々の時代到来かと密かにほくそ笑んでます。
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