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よい一日を!って韓国語でなんて言うんだろう

昔からなぜか人助けする場面によく出くわします。

高校生のとき、実家の前の道で通り魔に石のようなもので殴られ負傷したお姉さんに応急手当てをして救急車を呼んだのが最初だったように記憶しています。

その後も実家の角で車に当て逃げされ、自転車で転んだ小学生男子を手当てし救急車を呼んだり、駅前で自転車から転げて倒れていたおばあちゃんを手当てしたり、強風にあおられて自転車で転んだ酔っ払いのお姉さまを助けたり。
それにしても自転車がらみばっかりやな。
いや、それ以外にも土地勘のないところにいるときに限ってやたらと道を聞かれたり、外国の方に電車の乗り換えや飛行機の搭乗ゲートを聞かれることも多い。

今年最初の人助けのお相手は韓国からの観光客らしい男子でした。
ある日、友人と歩いていたとき、
あれ、なに?
と指差すので目をやると、
路上に財布が直立していました。

ここにいますよと言わんばかりにまっすぐ立っている財布を友人が手に取り、中を確認したらハングル文字が見えたので、これは観光客のものだと確信。
なぜならばそこは神戸の異人館エリアだったから。

少し前に韓国人らしき男子二人組がいたことを覚えていたわたしは、友人を置いて慌てて二人を追いました。

追いながら、え?わたし走ってる?、あの二人がいるところまで走れるのか?と不安になりましたが、脚がもつれることもなくなんとかその人たちの後ろにたどり着きました。

二人の会話から韓国語が漏れ聞こえたので、
やっぱり!
と思って、声をかけたのでした。

こういうとき、つたなくとも英語で話すことがカンボジアで慣れっこになっていてよかったと思います。
しかし、こんなことならもっと韓国ドラマ観て韓国語を覚えておきたかった。

向こうの路上で財布を見つけたんだけど、あなたたちの物ではないかな?
と伝えると、慌ててコートのポケットを探る男子。
私の友達がもうすぐ持ってくるから大丈夫だよ!というとホッとしてました。

旅行中に財布をなくしたら不安なことはもちろんですが、カード類もあるだろうし大変だったはずなのでほんとによかったです。

友人が財布を手渡すと、ありがとう、あなたはナニジンですか?と聞かれました。
日本人には見えなかったか…しかし見えない気持ちも分かる、うん。

友人には、博子さんが走っていったから任せたと言われたけど、ご存知のとおり普段は走るキャラではないですね、うん。

わたしはきっと普段から人にお世話になることが多すぎるので、定期的にこういう巡り合わせがきてバランスを取らせてもらってるんやろなぁ。

あの二人の日本旅行がよい思い出になることを願っております。

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