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20240904 北の丸散歩

よく都市を散歩する。中央区、千代田区あたりの散歩は特に好き。

この日は東京国立近代美術館で開催されている「フェミニズムと映像表現」展を観に北の丸公園へ。その前に雲林坊にて四川麻婆豆腐 辛・痺 激増し。

大満足。葉にんにく抜群。どうしてもお米が食べたかったので、名物の麺はがまん。そしてBGMがSPECIAL OTHERSで最高でした。

その後、国立近代美術館へ。「MOMATコレクション」「フェミニズムと映像表現」

社会に放置されている無関心に対して問題提起し、関心を導き出す表現。

ここから、具体的なメッセージを叩きつけるパンクロックやアート、有象無象の社会と境界線を引くように半径1メートルの自分事を紡ぐ表現が生まれた。さまざまな女性の表現が生まれる中で、映像制作自体は男性優位社会であり続けたのはなぜかと、ずっと考えている。

1960年〜70年代の映像機器の普及と同時に、公民権運動やフェミニズム活動が台頭。ビデオと女性活動はとてもフレンドリーであり、親和性があった。ビデオは権力や支配や差別からの解放の象徴であり、ヒエラルキー解消のシンボルと言ってもいいはずなのに、権威的エンタテインメントに飲まれた現場、ますますの縦割り構造のなかで女がはじかれた。

エンタテインメント産業とアート表現をひとくくりにはできないが、力や金の集まり方が本質を蔑ろにしていく構造を自動生成するならば、突くのは権威主義個人でもアンチフェミでもなく、力の集合、その構造だと、ぶつぶつ独りごちながら北の丸公園を徘徊。ちゃんと言語化しないとね。

MOMATコレクションは、改めての抽象のプロセスが面白かったです。

北の丸大好き。ではまた。

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