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「生きるがもっと心地よく」なるスナック隠沼(こもりぬ)立ち上げの想い。

興味を持っていただき、ありがとうございます!
スナック隠沼(こもりぬ)の隠主(オーナー)のやましょうと申します。

今回、もっと生きることが心地よくなるためのサービス、
「スナック隠沼(こもりぬ)& 各種1on1」を、
リリースすることになりました。

詳しいサービスの紹介はこちら:https://note.com/snackkomorinu/n/n2c82be308baf

サービスの詳細については、上の記事で紹介しています。
この記事では、「なぜこのサービスをつくったのか?」や、
「どんな方に受けてほしいか」などについて、私の想いをお伝えします。
どうか最後までお読みいただけますと幸いです。

なぜ、スナック隠沼(こもりぬ)を作ったのか

「ただそこにいていいと感じられる空間を作りたい」「人や物事との心地よい関係性を見つけたい」

今回、サービスを立ち上げた根幹にある思いです。
ただ私はそれらの実現に対して、確かな知識と実績を積み上げたわけでも、自分なりの哲学を確立させたわけでもありません。
しかし、同じことに悩み続けている当事者として、「みんなと一緒に考え続けること」、これが今の自分に出来ることで、やりたいことなんじゃないかと考えました。

といっても、そう思い至るまでは、色んな悩みやモヤモヤに戸惑い続けた人生でした。

人との距離感が掴めなかった少年時代

小学生時代の私は、出来るなら人を傷つけたくないし、傷つけられたくない。そんなことを幼いながら考えていて、恥ずかしがり屋で、引っ込み思案な子供で、友達も多くありませんでした。

何か対人関係で嫌なことがあっても、「いいよ、大丈夫だよ」と、自分が我慢することで済ませていました。相手との関係が壊れたり、深入りして本音を知ることが怖かったのです。唯一の特技というか、自分がやらなきゃと勝手に考えてやっていたのが、泣いている子を慰めることでした。

そうしている内に、泣いている子がいると自分が呼ばれるようにもなりました。学年が上がるにつれて、羞恥心のようなものが芽生え、やらなくなっていきましたが、「誰かが望まない悲しみや苦しみのなかにいるのなら、それを見て辛くなる自分のためにも、どうにかしたい」、きっとそう思っていたあの頃に、自分の原点があるような気がします。

希望から失望へ、自信から不信へ

中学校では他者との関わりにある転機が訪れます。
それは、常に周りを笑わせている人と友達になったことでした。笑ってもらうことで、周りは喜んでくれる。距離感とか、正しさとか、複雑さとかに悩まなくていい関係が築ける。その人を観察し、ギャグマンガを読み込んで、人を笑わせる技術を学びました。それまで悩みの中心だった人間関係に解決策を見つけて、自信がついたおかげか、友達も増え、勉強や部活でも悪くない成績を残していました。

しかし、そんな順調な日々も長くは続きませんでした。
中学校時代に手本としていたその人とは違う高校に通ったこと。
そして何より、年齢による成長や環境の変化により、自分の中にも周りにも意識の変化が起きたこと。ただ面白いことよりも、かっこいい、勉強が出来る、部活で好成績を収めているなど、より社会的なステータスが重視されるようになっている、と感じていました。これを軸にしていれば大丈夫だと思っていたものが無くなり、再び人間関係の悩みに溺れるようになりました。

かつての希望は失望へ、自信は不信へ変わっていき、その頃家庭環境も悪化していたことも重なり、自分の居場所や、生きやすさはどうしたらつくれるのだろうとぼんやりと考え始めました

働くってなんだ、社会ってなんだ

学業では最底辺を彷徨っていましたが、最後の追い込みで、何とか大学に滑り込みます。選んだのは、自分を知っている人が誰もいない土地。ここで一から始めよう、そう考えていました。初めての一人暮らし、これまでとは全く違う大学生としての生活に戸惑うこともありましたが、ゼミに所属したり、サークルに入ったり、あの時この選択をして良かったと思えるくらいには、自分の居場所を見つけることが出来ていました。

そんな中それまでの人生で、最大の苦境に陥ります。就活が始まったのです。バイトはいくつかやりましたが、どれも上手くいかず、「働くってなんだ、社会ってなんだ」と疑念は増すばかりで、自分はこの社会で生きていくのは難しいかもしれないと感じていました。

就職したいという気持ちにどうしてもなれず、周りが次々と内定を得ていくことや、親からのプレッシャーで形だけやっては疲弊していました。これを乗り越えて就職してもずっと苦しみ続けるかもしれない、かといって何もしなければ生きていけない、焦りや恐怖や罪悪感に苛まれ、もう何もかもがどうでもよくなり、大学にも行かず、家に引きこもっていました。

結局1年目は一つも内定が出ず、半年間卒業を先延ばし、2年目に突入。2年目になっても厭世的なのは変わらず、受けたのは1社だけ。しかし、何の間違いか内定を貰ってしまいます。

真っ暗な部屋の中で

そこは観光業の会社で、宿泊施設の維持管理・接客を担当になりました。せっかく採用してもらったのだから頑張ろうと、意気込んでいました。

しかし、徐々に歯車が狂い始めます。働くことに不安定な思いを持つ私には、相性が最悪な環境だったのです。新卒採用は私の代が初めて。たった一人の同期も同じ職場にはおらず、一番年齢が近い同僚で40代、直属の上司は50代。生まれてからその町だけで過ごし、一つの会社で定年まで働き続けるのが当たり前という、ただでさえ相互理解に相当のコミュニケーションが必要な価値観の中、長年のキャリアで積み上げてきた独自の仕事観が各自にあり、そのぶつけ合いの最中で振り回され続け、消耗していきました。

これまで私が悩んできた他者と、そして社会との関係性の問題が濃縮されたような時間でした。「こんなことがこの先ずっと続いていくんだろうか」と考えると、真っ暗にした部屋の中、ただ茫然と天井を眺める日々でした。

痛みや辛さを誰かと分け合うこと

そう思っていた時に、「山奥ニート」という考え方に出会います。ざっくり言うと、社会から少し距離を取りたい人たちで集まり、固定費が安いシェアハウスで、必要な分だけ働いて楽しく生きようというものです。私が住んでいたところの隣県にも、その流れを汲んだ場所があり、行ってみることにしました。

そこで出会ったのは、背景は様々ながらも、自分の生き方や社会との関係を見つめ直そうと、一旦立ち止まることを決めた人たち。分かりやすい良さや正しさではなく、どうしようもなさやままならなさで繋がれる。穏やかな空気が流れる安心感の中、悩みや不安を分かち合ったり、気の抜けた会話で笑い合ったりすることで、私の心は確実に軽くなっていきました。

世間一般の人たちからは「頑張っている」とは認められないかもしれない。でも確かにみんなそれぞれのやり方で人生に向き合っていて、分かり合える誰かが少しでもいれば、きっとそれでいいんだと感じました。この体験は私にとって大きな意味を持ち、他のシェアハウスをいくつか回ったあと、自分も寄り道をすることに決めました。

人はもっともっと自由でいい

住んだのは、福岡の山奥のシェアハウス。近くには同じオーナーが経営するゲストハウスもあり、色んな人と交流することが出来ました。

会社員として自分の仕事が好きで働いている人、フリーランスとして活動している人、一旦仕事を辞め、自分の好きなこと・やりたいことを試してみてる人、季節労働で日本全国を周っている人、人生に空虚感を抱き、色々修行をした結果キリスト教に救いを見出した人などなど。

そういう風に自分の気持ちや特性に素直に生きてる人たちとの出会いは、自分も同じ様に出来るかはまだ分からないけど、少なくとも今よりかは楽しく生きていいのかもと思えるきっかけとなりました。自分も交流の場を作りたいと考えましたが、資金面や今の自分に出来るのか悩んで、踏み出せませんでした。

今の自分に何が出来る?

今の未熟な自分には荷が重そうだ、もっと資金や考え方に余裕が出来てからにしようと、心の奥に押しとどめようとしていた中で、出会った人から、「何でも受け止めてくれそうな雰囲気がある」「悩みについて、一緒に考えてくれて嬉しい」「話を聞いてくれて、気持ちが軽くなった」と言ってもらえることが増えてきました。

これまでの人生で得てきた、「他者や社会との心地よい関係性を考えることは大切だ」「それぞれが自分なりのやり方で確かに人生に向き合っている」「自分の気持ちや特性にもっともっと素直になってもいい」などの気づきに根差した私の在り様は、話を聞いてくれたり、一緒に悩んでくれたりする相手が身近にいない人にとっては、価値になるかもしれない。今の自分でも誰かにとっての「楽しく生きる」に貢献出来るかもしれない、と考えました。

これが今回サービスを始めることになったきっかけです。

ただそこにいていい、心地の良い空間を

私が始めようとするスナックは、人生の酸いも甘いも味わい尽くしたママが答えを示してくれる場ではありません。確固とした信念もなく、知識も経験も乏しい、でもそんな私だからこそ、目の前の人の話を聞いて、自分も一緒になって笑ったり、悩んだり出来るのかなと思います。

色んな背景を持った人が、色んな不安や悩みを抱えながらも集まって、「いろいろあるけど、でも今生きてて心地いいな」と、そんな気持ちになれる場所を作れたらと考えています。

以下サービスの概要です。

各種サービスの概要

①スナック「隠沼(こもりぬ)」

辿ってきた人生や価値観は違えど、他者の文脈を受け入れられる、色んな人たちで集まり、不安や悩み、楽しいや面白いを共有し、ありのままでいられる空間を提供します。

対応できる主な思い:
「くだらない、どうでもいい話がしたい」
「不安や悩み、楽しいや面白いを誰かと共有したい」

②偏愛夜話(1on1)

好きなこと、教えたいことを始め何でも話せる時間を提供します。
自分の好きなことを打ち明けたり、人に何かを教えるのは、意外と勇気がいるもの。誰かに伝える練習や、思いの発散の場としてご利用ください。

対応できる主な思い:
「自分の好きなことや勉強してることを誰かに伝えたい」
「自分の好きを分かり合える人と繋がりたい」

③関係性診断(1on1)※準備中(モニター体験のみ)

友達や上司などの人間関係、ゲームやお菓子などのモノとの、心地よい付き合い方・関係性を、独自のワークシートやデータベースを用い、対話を中心としたセッションを通して一緒に考えます。

対応できる主な思い:
「友達として大切だけど、私ばかりが我慢している気がする」
「ついゲームをやりすぎたり、お菓子を食べすぎたりしてしまう」

④2人で始める逃避行(1on1)※準備中(モニター体験のみ)

あなたの現状や希望を整理し、逃避(=現状に変化を起こすこと)の目的地や方法を、独自のワークシートやデータベースを用い、対話を中心としたセッションを通して、一緒に模索します。

対応できる主な思い:
「今いる環境が辛いけど、周りに相談できる人がいない」
「どんな環境やその変え方が自分に合っているか知りたい」

終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

私がこのサービスに懸ける想いについて、
少しでもご理解いただけていたら幸いです。

私自身も、私の人生も、何も特別なことはありませんでした。

他の人にとっては当たり前のことで悩み、
ありふれた日常の中で辛くなっていただけです。

でもそんな時に、実は自分も同じ気持ちなんだ、
一緒に悩んでみようと言ってくれたり、
人生の違う可能性を見せてくれる人がいることが、
どれだけ心が軽くなるかを、私は身をもって感じてきました。

今も決して何かの境地にたどり着いたわけではない、
でもそんな中途半端な自分だからこそ出来ることを、
このサービスには詰め込んでいます。

私自身のことやサービスついて気になることありましたら、
ぜひお気軽にご連絡ください。

あなたと一緒に悩んだり、笑ったりできる日を楽しみにしています。

サービス内容についてもっと詳しく知りたい!という方はこちらをご覧ください:
https://note.com/snackkomorinu/n/n2c82be308baf


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