STORY⑧ 「いつか」と話していたことが、「いま」になった。


これまで、さすがに話が脱線しすぎた。戻そう。


そうそう。なぜ、おばあちゃんが僕に『お店出せば?』と聞いてきたのか、ということだ。

正直、詳しい理由まではわからないけれど、きっとここまでに書き続けてきた話を、おばあちゃんにも全部話していたからなんだと思う。やりたかったこと。やれなかったこと。やってきたこと。そして、これからやりたいこと。

それらすべてを、若輩者の僕から、熱心にお話させてもらった。

そうしたところ、「いつか」と話していたことが、「いま」になった。

それは、ただ単純に「自分のお店を持つ」ということだけではなく。


ひょんな出会いからキッカケをくれたおばあちゃんへの恩返し、つまりは、創業40 年以上にもなるそのたこ焼き屋さん(「花たこ」さん)を、未来永劫
続けていくこと。みんなに愛されてきた「花たこ」があったことを、永遠に語り継ぐこと。残していくこと。

そんな思いで、みんなにこれからも愛されていくであろう「花たこ」のお手伝いをしよう、と思い立った。だから、僕はおばあちゃんに「一緒にやろうよ!」と伝えたのだ。


自分のことを語るのは凄く苦手だ。SNS の更新頻度も1 年おき。Twitter なんか、『つぶやくことねえよ』なんて言ってほったらかしてしまう。最近はちょっとだけ頑張ってるけど……。そんな僕が、こうしてnote を書いている理由なんてたったひとつで、それは、“恩返しをしたい“ からだ。それに尽きる。

あの優しげで人懐っこくて、世話焼きで愛くるしいおばあちゃんに、ずっと笑顔でいてもらいたい。確かに僕は、花たこさんとお店を一緒にやるけれども、それ以上に、花たこをみんなで支えていきたい。みんなの力で、ずっと花たこを応援したい。


素敵なおばあちゃんと、五本木という地で40 年も愛され続けてきたお店。それを、これからも、ずっと残していけるように。彼女が叶えてくれた僕の「いつか」を、今度は彼女と一緒の未来にしていこうと思う。善は急げ。回っている暇なんて無い。彼女が大切に思うお店を、「いつまでも」続けて行こうと思った。

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