アポでの会話はマシンガントークより「沈黙」を使う方が魅力が伝わる

「会話と会話の間に生まれる沈黙が怖い」という人は多い。

アポ中にふと会話が途切れてしまった時とか、待ち合わせ場所からアポの店までに行く途中の沈黙とか、飲み物をオーダーしてから到着するまでの間とか、  

そういうところで生まれる「無言」が辛いというパターンは多い。

しかし自分は、そのような場面でも無理に無言を解消しようとはしない。

むしろ意図的に沈黙状態を生み出して、場をコントロールしていく。

無言や間は、上手く使うと余裕がある男性とか落ち着いた男性、自信のある男性という印象を与えることができる。

さらには意図的に沈黙を仕掛けることで、後々の会話の主導権を握るトリガーにすることもできる。

アポで待ち合わせ場所から店まで移動する場合を例に挙げる。

「職場から直接きたの?」
『そうなの。ギリギリになっちゃってごめんね』

みたいな感じで、他愛もない話を続けながら歩いていく。

で、こういう会話は特に目的もないので、ふと途切れがちなのだが、そこで無理して余計な会話を続ける必要はない。

自分は積極的にまず黙ってみる。

すると女性の反応がここで分かれる。

沈黙を気まずく感じて慌てて会話を続けてくるような子もいるし、ちょっと気まずいけど、どうすればいいか分からなくてもじもじしてる子もいる。

「会話は男性がリードすべきでしょ?」という感じでフンッ て黙ってる子もいるし、別のこと考えてる子もいるし、何も考えずてくてく歩いてる子もいる。

沈黙を気まずく感じている子の場合は、この時点でこちら側が優位であり主導権を握りやすい状態にあるので、判定としては良いものになり、このままこの状態をキープしていく。

一方、そうではない場合はちょっとテクニックを仕掛けていく。

無言状態で、ちらっと、女性を見る。

で、目が少し合ったくらいで、意味ありげな表情を少し浮かべた後、目線を戻す。

イメージとしては、「ふーん、、」とか、「あ、そういうことね、、」みたいな感じの表情。

ちょっと小馬鹿にしたり、ちょっと見下してるの?と相手に言われそうな感じのニュアンス。

ぱっとそういう表情を浮かべた後、何食わぬ顔で前を向いてアポ先へと向かう。

これをすると、女性は『えっ、何?』とか、『え、何かあった?』、とか、訊いてくる。

それに対して、「いや、なんでもないよ」とか、「や、全然、特に大したことじゃないから」、とか、ちょっとわざとらしい感じで言ってあしらう。

そして、すぐに「あ、お店、そこのビルだよ」とか言って、さらっと話題をそらしてしまう。

女性は元来知りたがりの性質を持っている。
なので『ねえ、さっきのは何だったの?』『ちょっとー、人の顔見るだけ見といて、何だったのよ!笑』とか、いろいろ言ってくる。

ここでもすぐに答えは言わない。

「分かった分かった、でもまずは飲み物頼もうよ」とか、「全然大したことじゃないって」とか、

「ほんとなんでもないから。まあ、後でね。お酒入れてからね」とか言って、いなし続ける。

これだけで相当程度、会話と場の主導権を握る下地を作り出すことができる。

で、この沈黙に対する答え合わせトークについては、人によって変えてくが、

「緊張してたでしょ?なんか不思議な顔してて面白かったよ笑」とか、

「緊張してるのかな?って思ってふと見たらさ、ぜんっぜん緊張してる感じじゃなくて。うわ、こいつ慣れた女だなー!って思って1人で笑ってた笑」

とか言って軽くディスったりとか、

最後までこのネタはずーっと引っ張って、最後ギラつく前とかに「実は、あの時は不覚にも見とれていた」という趣旨を伝えて、

一気に甘い雰囲気を作り出していくネタにするとか。

臨機応変に、その場の状況に有利になるように、作り出した沈黙の理由付けをしていくようにする。

アポでは質問トークとかで、女性の好みとか求める男性像とかが最初に声をかけたときのイメージと大幅に変わったりすることがあるので、

完全に同じトークを全員に使うというような方法よりも、複数のトークの手数を用意しておいて臨機応変に組み合わせのパターンを変えて繰り出していくほうが、口説きの威力は上がっていく。

こうやって早い段階で伏線を張っておいてあとで都合よく回収していくというテクニック群は、非常に効果的。

同様に、アポ中でも同じテクニックが有効に作用する。

質問トークで女性が(たぶん意図せずに)きわどい発言をしてしまったり、きわどい恋愛遍歴とか体験をしゃべってしまったときに、

敢えて間を作ったり、沈黙したりしてみる。

多くの男性に経験があるように、「やべ、変なこと言っちゃったか!?」と青ざめることが、気になる異性の前でどれだけ恐怖であるかは想像に難くないと思うが、

沈黙を使うとその状況を意図的に作り出すことができる。

で、その状態で「ちょっとお手洗いに言ってくるね」なんて言ってひとりの時間を与えたりすると、

『あー、私変なこと言っちゃったかな、、』
『やっちゃったかも私、、ちょっと良いなって思ってた人だったのに、、、』

と思わせることができる。

こうなれば、主導権は完全に男性側に移った状態になる。

この効果は本当に絶大であり、時には不利な状況からの一発逆転の切り札として使うこともできる。

絶対にしてはいけないことは、だらだらと無意味な会話を続けること。

沈黙が出来たからと言って、男性側が気まずくなって、「そういえば」とか、「ちなみにさ」なんて言いながら互いにとってどうでも良い話をすることは、最もやってはならない。

それをすると沈黙が怖くてとりあえずしゃべっているという姿勢が筒抜けだし、あたふたした情けない印象を与えてしまうし、

自信がない男性だということが一瞬で伝わってしまう。

そうやって慌てている男性の姿を見ると、女性は一気にその人に魅力を感じなくなる。

どうでも良くなり、過ごしている時間が無駄なように思い、すぐにでも帰りたくなる。

そしてしきりにケータイをイジりだすようになる。

トークは、ひとつひとつ明確な意図を持って発言することが大事。

これは恋愛遍歴を引き出すためのトークだ、とか、
今は共感をして心のつながりを強化しているトークを実行している、とか、

今どういうフェーズにいて、そのために何をしているのか、ということを意識しながら会話をすることが重要なポイントになる。

これを意識すれば手持ちのトークはどんどん磨かれていくし、その姿勢は女性に伝わりナンパの結果はどんどん出てくる。

明確な意図を持ったトークを心がけると、そのスタンスは必ず女性に伝わる。

『この人は私に興味を持ってくれている』

『この人は私を楽しませようとしてくれてる』

『私のことを理解しようとしてくれている』

と、その男性を見て女性は思ってくれる。

会話と会話の間に間ができたときも慌てずに、堂々とすること。

そうすることで、

『この人、自信あるなあ』

『この人といると落ち着くなあ』

『この人となら無言でも大丈夫だなあ』

とか、

『私変なこと言っちゃったかな』

『え、○○さん今何考えてるんだろう?』

『沈黙になっちゃった、どうしよう。何か言わなきゃ、、』

とか、プラスにもマイナスにも、様々な感情を引き起こすことができるようになる。

もちろん例外はあって、ナンパの全体のプロセスではしっかり話さなければいけない時はしっかり発言しなくちゃいけない。

例えばアポではなく、声掛けのフェーズ、特に最初の一言目から立ち止めステップまでは基本的にマシンガントークをするべき。

ナンパの最初の一言目を仕掛けた時は、女性はいきなり話しかけられていて頭が大混乱しているので、

会話のキャッチボールを心がけるよりはボールを何個もぶつけるような感覚で、どんどんトークを仕掛けていったほうが良い。

で、立ち止めをして、話しかけた理由を説明して、二人の雰囲気が出来上がってきた段階で、はじめてキャッチボールっぽい感じで話題を交換し合っていく。

沈黙や間を意識し始めるのはそれ以降。連れ出し、アポなどの口説きのフェーズで、それらのテクニックの効果が最大化されていく。

特にギラツキ前くらいの段階はものすごく効果的。余計なことは絶対に喋らない。

ひとつひとつ、意図を持つ言葉を相手にぶつけていくことで口説きがより強力なものとなっていく。

第一印象の明るくて気さくなイメージから、アポでの落ち着いて余裕のある男性というイメージ、さらにギラツキでの自信と魅力に溢れるイメージ、という印象の変遷。

この第一印象から連続して続くギャップの連続が、女性をゆさぶりときめかせるカラクリの正体になる。

今まで見てきた中で、オーラのある凄腕はこの間の使い方が神がかって上手い。

ナンパの最初の段階ではマシンガントークでも、それ以降は一気に口数が少なくなって、大物のオーラをばんばん放つようになる。

そういう人は本当に無駄なことを喋らない。
口説くために必要な会話しかしない。

さらに質問上手だから、無駄なことを女性に話させるし、変なこと喋って『失敗した!』と女性に思わせるも上手い。

こういうスタンスや態度がオーラを生み出していく。
あらゆる女性がそういう男性にメロメロになり、口説かれていく。

沈黙が訪れても恐れないこと。

慌てて無駄なことを喋らないこと。

むしろ利用して後々のトークのネタにすること。

会話と発言には、すべて明確な意図を持つこと。

これがオーラの正体であり、口説きの成功に劇的な貢献をもたらしてくれる。

沈黙が怖くてつい喋りすぎてしまう人は、ぜひ参考にして欲しい。

女性からの評価が、一気に変わるから。

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