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欧州MBA現地就活記_CVとカバーレター

 ネットワーキングする際に、自分とバックグラウンドが近く、若い年次の方々にはCVを見せてもらうようにしていました。CVとカバーレターについては、ケースバイケースであり、言い切れないことばかりと感じました。国や業界毎にも好まれるCVの形式が異なるようです。

 そもそも、ページ数から個々人異なります。2、3ページになることの方が多いという印象でしたが、1ページを推奨している人もいました。スイスのハローワークで配布されているCVの書き方には、「スイス方式」と「インターナショナル方式」という2つの書き方が紹介されています。ドイツで就職された卒業生からは、「ドイツで働きたいなら趣味の欄をもっと増やすと良い」というアドバイスをいただきました。

 以上を踏まえると、自分が働きたい国で働いている、かつバックグラウンドが近い卒業生にCVを見せていただき、信頼できる複数の卒業生にレビューをお願いするのが最善の方法だと思います。様々なCVに触れれば触れるほど、どの業界/どの企業に対しても適切なフォーマットは存在しないと感じられると思います。

 カバーレターに関しても、多様な意見があるようです。「誰も読んでいない」という説もありますが、いつ誰がどのタイミングで読むか分からないため、質を追求する就活をされている方は十分な時間をかけて提出していると感じました。2023年は生成AIが普及し、ChatGPTで簡単にカバーレターを書くことが可能になりました。私は、だからこそ工夫が必要だと感じ工夫を凝らしました。外部の人間が知りえない社内の課題、話した相手の名前を書くことや、小説のような導入でカバーレターを書き始めるなどの工夫を凝らしました。こちらについても、卒業生などに見せていただき、様々な要素を参考にしました。カバーレターもCV同様、正解はなく、言い切れることはほぼ何もない世界だと思います。

 ちなみに、ネットワーキングが上手くいくと、インタビュー後にCVやカバーレターを提出することになります。その場合、カバーレターやCVはさほど重要ではありません。

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