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うちで二匹目の猫が死んだはなし

さっき、うちで二匹目の猫がしんだ。

一匹目は、9年半前。私が小4のとき。
もうそんなに経ってたのかあ

多分ここからは猫の話じゃなくて、自分語りになると思う。

一匹目の猫は、父親が仕事から帰ってきた時、家の近くですごく弱っていた野良の子猫を見つけたって言ってて、たぶんもう夜の9時くらいだったんだけどどうしても見に行きたいって私がねだったの。それで父親と見に行ったら今にも死んじゃいそうな子猫がいて、その夜はうちに連れて帰った。

もう夜遅かったから病院はやってなくて、子猫用のミルクだけ買って、翌日に動物病院に連れて行ったんだ。

生後1ヶ月経ってないくらいの子猫で、本当に弱ってたんだけど、なんとか持ち直して元気になってきたの。
でも、11日経った日の朝にちょっと事故があって、すごく弱っちゃって、その日は私も学校あったけど当時は不登校に近かったから家にいることにした。

父は仕事で、母はPTAか何かの集まり、弟と妹は幼稚園で、家には私と子猫だけ。

結局お昼過ぎくらいにね、動かなくなっちゃて、それに気付いて大泣きした。
でもなんでかわからないんだけど、ひとしきり泣いた後に、私ちょっとだけテレビ付けたんだよね。本当に理由はわからない。それで少し経ってから、母に電話して、帰ってきてもらって動物病院に連れてって、でももうその時には亡くなってた。多分わたしが最初に気付いた時には亡くなってたと思う。

でも、私はその日を境に自分のことをものすごく責めるようになった。子猫が死んじゃったのは自分のせいだって。まあ分かりやすく言えば病んだような状態になっちゃって、何か自分が原因で良くないことが起きたり、誰かに迷惑かけたり、嫌な思いさせちゃったら、すぐ自分のことを責めて、死にたいって思うようになった。

ずーーっと病みモードってわけじゃ無いけど、一度スイッチ入ったらしばらく泣きっぱなしで、自分への暴言が止まらなくて、結局傷が残る事はしなかったけど何度も包丁握ったし、ずっとどこかに爪立てたり、つねったりしてた。

だんだんその頻度は減ってきたけど、それでも中1頃までは結構スイッチが入りやすくて、普段の自分とは全く違う考え方と取り乱し方になるから結構疲れる。

高校生になってからは本当に少なくなった。でも、やっぱりたまにあった。

高3の時はほとんどなかった気がする。

でも昨日久しぶりになった。
昨日じゃないや、一昨日だ。
(これはこれで、大反省会noteを書き途中)

私はその姿を殆ど人に見せたことがない。

でも一回だけ、中1の最後の方に、1人の友だちに見せたことがある。理由は忘れちゃったんだけどね、泣きじゃくってノートに自分への暴言を書き込んでるところを見せた。

本当にそのまま、ありのままを受け止めてくれて、すごくすごく嬉しかった。

たぶんそこから自分を極度に責めちゃう頻度が減ったんだと思う。

小6の時に、2人の友だちに「死にたいって思ってる」って打ち明けたことがあるんだけど、すごく悲しそうな顔をさせちゃったの。
そりゃそうだよね。
その時は泣いてたわけではなかったし、どういう経緯で伝えたかは忘れちゃったんだけど、でも悲しい顔をさせたことだけは覚えてる。

だから、友だちにはこんな姿見せないって思ってたんだけどね、中1の時の友だちには見せちゃった。

その子は中1の夏休み明け?に転校してきたから出会って半年とかだったんだけど、本当に大人な子。抜けてるし、アホなこといっぱい一緒にしてたけど、でも大人な子。きっと人生3周目くらい。笑
って思ってるけど、その子なりに抱えてるものもあるんだろうか。


まぁとにかく一匹の猫をキッカケにそんな側面をもって生きてきたからね、私もう動物は飼いたくないって思ってた。

思ってたんだけど、私が中2の時かな、うちに猫がきた。
最初は一匹。

私は小5から高3まで寮生活をしてたから家にはあまり居なかったんだけど、ある日帰ってきたら猫がいた。

猫を飼うかもみたいな話はなんとなく聞いてたけど忘れてたもんだから、私もびっくりしたし、猫もびっくりしてた。

次に帰ってきた時、もう一匹増えてた。笑

結局うちには2匹の猫が仲間入り。
私は全然可愛がってあげなかったし、そもそも家に居ないからたまに帰るとそれなりに警戒されてた。

コロナで休校だった辺りから警戒心は解けたみたいだけど(この時点でうちに来てから多分3年くらい経ってる笑)わたしが壁を作ってるから向こうを必要以上には懐いてない。

家族は私が最初の猫をキッカケにこうなってるなんて知らない。

いつからか忘れちゃったけど、猫が来る前に母親が犬か猫を飼いたいって言い始めてた。
母親のためでもあるし、弟と、妹のためでもある。

3人にとっての癒しというか、心の拠り所みたいなの欲しかったんじゃないかなって思ってる。

そんなことを言ってたら、弟の友だちのお家の庭で寄り付いてた野良猫が子どもを産んじゃって、そのうちの2匹をうちで引き取ることになったんだって。

猫が来て、うちの中は前より賑やかになったし、うちの家族的にもきっと来てくれて良かったんだろうなと思ってる。

今日亡くなっちゃった子は、何日か前から入院して手術してたんだって。

私は1ヶ月くらい地方に行ってたから、具合良くないのはしばらく前にLINEで聞いてたんだけど、入院と手術の話は3日前に帰ってきた時に初めて知った。

術後は安定してたみたいなんだけど、昨日肺炎を引き起こしちゃって、病院から電話がきた。
私しか行ける人が居なくて、わたしが病院に行ったの。

先生から色々きいて、1時間くらい様子見てたけどかなり苦しそうだった。

でもどうしてあげることも出来ないし、ひと通り話も聞いて、わたしは一度帰って、夕方に両親と弟が行ったみたい。

今朝、また容態が悪化して、父が病院に行った。その時にはもう体力は殆ど残ってなくて、人工呼吸器と心臓マッサージでどうにか生きてた状態。

父が行ってすぐに息を引きとったみたい。

身体を綺麗にしてもらって、父が連れて帰ってきた。

もう一匹の子(亡くなっちゃった子のきょうだい)は最初近づいて来たけど、異変に気づいてベットの下に潜っちゃった。
やっぱりわかるんだね。

私は昨日病院の先生に言われるまで、5歳だったってことも知らなかった。
本当に、何も知らない。

ものすごく後悔してるとかじゃない。
命が尽きるのは仕方ないことだし、人間で言えば30代半ば。
短い命だったかもしれないけど、人間だっていつ死んじゃうかわかんない。

ちょっとだけ、涙はでるんだけどね、あの子が死んじゃったことに泣いてるのか、9年前と重なって泣いてるのかが分からない。
でも、死んじゃったこと自体は割と受け入れてる気がする。

私のエゴだけど、もう一匹の子は長生きしてるれたらいいなぁと思っちゃう。

2匹とも居なくなっちゃったら、特に弟が心配。それに母も。

弟はまだ学校行ってるから亡くなっちゃったことすら知らないけど、明日が土曜日でよかったのかも。

私は弟ともそこまで仲が良いわけではないから多分だけど、今日亡くなっちゃった子は弟の拠り所だったんじゃないかなと思ってる。

獣医になりたいんだって。
その割にあまり勉強してないらしいから、どこまで本気かは分からないけどね。

でも一度でも弟をそう思わせたのは紛れもなく猫たち。


誰のせいでもないけど、悲しいもんだね。


ちなみに一匹目を拾って、短い時間だったけど一緒に暮らしてたことは一ミリも後悔してない。

たぶん私が拾わなかったらもうすぐにでも死んじゃってたと思うから。
家族とはぐれてたみたいで、守ってくれる猫も、ミルクをくれる猫もいなかった。

それになりよりあの時のネコは、あの時の私の拠り所だった。

あまり学校いってなかったし、行っても保健室だったし、小3〜小5までのことを殆ど覚えていないけど、でもネコのことはまだちゃんと覚えてる。

記憶が怪しくなってきても、ここに書き記したからもう大丈夫。



久しぶりに長いの書いたなぁ

途中でちょっと出てきたけど、大反省会noteも書いてるから今回と次はちょっと暗めのnoteかも。

まぁでもそーゆー時もあるよね。
うんうん。

がんばろ。

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