そんなものが僕の証

そんなことが生きてる理由なんてね。

「死ねなかった」
ただそれだけだった。

すべて壊す力も、強さもなにも持ってなかった。
でも1からまたやりなおすのもめんどくさいし、なんて、また、自分に言い訳して今日を生きるんだ。
14歳。
まだまだ子供だった。
普通じゃないということに憧れていた。
けど、本当に普通じゃないと言われたら少しだけ不安になった。

夢も目標もなかったから「死ねなかった」
ということしか、生きてる理由がなかった。
「生きる」ということに理由なんていらないはずなのに理由をずっと欲しがって、ないと不安で…
どうしようもない。

紡ぐ言葉、好きなもの、嫌いなもの、できないことも得意なものも、全部、全部「僕」なんだって誰かに肯定してほしかった。
でも、もう誰もいない。自分で肯定してあげなきゃいけない。なんて、わかってはいるけど難しいね。

生きることは死ぬまでの暇つぶしなんてよく聞くし、生きること自体に価値があるとは思えない。でも、せっかく心臓がまだ動いてるから少しだけ楽しんでみたいと思えるようになった

きっと

「生きること」それが「僕」の証

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