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アメリカ横断旅行その7~セドナ、グランドキャニオン


Day8 Page-Sedona


5月25日
ページ→セドナ(フラッグスタッフ泊)

州:アリゾナ→アリゾナ
所要時間:3時間
天候:快晴
時差:ー2時間

8:30   出発
12:30  エアポートメサ
13:30  チャペルオブザホーリークロス

グランドサークル観光もいよいよラストスパート。
この日はパワースポットと言われているセドナへ向かいます。

ページからセドナへ行く途中の山道


セドナ自体は観光地化されていて(?)お洒落なカフェやレストラン、ショッピングスポット等が立ち並んでいました。

パワースポットとして有名なセドナにはボルテックスという特にエネルギーが強く感じられると言われている台形の岩山があり、有名なものが4つあります。そのどれもが岩肌を登っていくトレイルがあり、1歳児連れの私たちはエアポートメサという4大ボルテックスの中で一番登りやすいとされているメサへ行くことにしました。

駐車場から歩いて10分で頂上へ着きます。
登りやすいと言っても、平坦な道ではありません。
よくここを道だと思って手すりを付けたね?っていうような歩きにくいところもありました。それでもめちゃくちゃ過酷!という訳ではないので子連れでもオススメです。夫に抱っこ紐をしてもらったので、私はスイスイーっと登れました♫

サンダルで挑むあたりがトレイル初心者の夫婦🔰


サンダルNG🙅‍♀️靴推奨👟

あっという間に頂上へ。
頂上の景色はというと、360度景観が素晴らしい。

思わず座りたくなる症候群
思わず手を広げたくなる症候群


セドナの町が一望できます


赤〜白へと変わる地層のグラデーションが美しく、風がとても気持ちよかったです。今までのグランドサークルと一番違うのは、やはり緑があるところ。それだけで潤いがあって自然からのエネルギーを感じます。こんな乾燥地帯に生き残ってきた植物達の生命力よ。セドナの大地を全身で感じてきました!パワー! (元気が出ない人はぜひなかやまきんに君のTwitterをフォローしてください。)

気持ちがいいと言っても、ここでも気になるのが直射日光…。暑いので滞在時間は10分くらいで、次の目的地McDonaldへ行きます。(決してマクドナルドが食べたい訳ではない)

世界で唯一の青いM

これこれ!これだけのためにマクドナルドへ行きました。
黄色が青(エメラルドブルー)になっているだけでこんなにも高貴なマークに見えるだなんて、全マックはこの色にしたほうがいいとさえ思いました。日本でいう鎌倉や京都にあるマックのように、街の景観を崩さないように色を変えたのだとか。赤と黄色は肩身が狭いですね。
とりあえず暑くて喉も乾いたしということで中でアイスとフローズンを食べました。生き返った。

次に向かうはチャペルオブザホーリークロス。レッドロックの上にあるチャペル。

もはやレッドロックと同化している


駐車場がいくつかあってそのうちのチャペルから一番遠いところ(駐車場入り口からすぐのところ)に停めてしまいチャペルまで結構歩きました。しかも坂なんです。この乾燥地帯をサバイブしている木々達は基本的に背丈が低く、木陰もありません…。ここに停める利点があるとすれば、上の写真のようなチャペルが撮れること。チャペルまで歩きたくなければ坂を少し登ったところにも駐車場があるので、そちらへ。
帰りはここの従業員?がゴルフカートみたいな乗り物でチャペルから駐車場まで送ってくれました。チップ大歓迎的なことが書いてあったのでチップを一応用意しようと思ってお財布を見る現金2ドルしかない…。仕方なしにこのなけなしの2ドルを渡しました。普段現金一切使わないから持ってないんですよね。使うとしたらALDIのカート用の25セントぐらい。アメリカのクレジットカード社会に完全に染まってます。

で、すみません。肝心のチャペルはというと、

入り口


中にも入れます。地下がお土産屋さん

人が少なかったので、私達は教会の中で少し休憩させて頂きました。(笑) 教会の中よりも外の景色を楽しんでいる人が多かったように見えました。
娘はチャペル入り口にあったお花を嬉しそうに指差し確認していました。

娘はお花が大好きで最近はflowerと言うようになりました

この他にも行きたい場所がありましたが、すでに娘が眠そうにしていたので、このままAirbnb へ向かうことに。(旅の中でのお昼寝は基本移動中の車内になります。)今回の旅の拠点はフラッグスタッフです。

セドナ→フラッグスタッフは車で40分、フラッグスタッフ→グランドキャニオンは1時間30分。どちらにも行きやすくて、ちょいと大きめの町ということでフラッグスタッフに2泊しました。一軒家の地下をお借りする形のAirbnbで、上の階には貸主さんご家族が住んでいるというスタイルです。アメリカの、しかもかなりの田舎なので、土地が広いのなんのって。お家自体も大きい。お庭に大きなトランポリンがありました。そして地下といってもキッチン・洗濯機乾燥機・お風呂・トイレ生活に必要なものぜーんぶあります。


あ、そうそう。この旅でウォルマートを結構使うんですが、フラッグスタッフで行ったウォルマートがパックの野菜とか最低限のものしかなくて。ウォルマートという名前の後にスーパーセンターって付かないと食料品が少ないそうなんですよね。普段の生活では使うことがないので知りませんでした。


Day9 Grand Canyon 

5月26日
フラッグスタッフ→グランドキャニオン

州:アリゾナ
所要時間:1.5時間
天候:晴天(1日の寒暖差の最高幅が12度ぐらい)
時差:-2時間

8:35 出発 
10:00  グランドキャニオン料金所着
12:00 車でお昼、デザートビューへ移動
12:40 デザートビュー着
14:00 帰路へ
15:30 帰宅

なんとこの日、朝6時で9度…とても寒かったです。朝晩の寒暖差が激しくて身体がついていきません。夜は毛布をかけて寝ました。

このAirbnb、1ベッドルームで、クイーンサイズベッドが1つのみだったのでベッドを横に使い3人で寝ました(笑)どっちか一方がリビングのソファで寝ればよかったんですがね。子どもがベッドから落ちるのが怖くて結局クイーンベッドに3人で。まぁ親二人とも丸まって寝るので(笑)割といけました。
Airbnb、キングサイズベッドがあるところが少なく、我が家はクイーンの2ベッドか1ベッドルームに基本的に泊まりました。ベッドが狭いので子どもが落ちないように砦を作るのに毎回必死です…。

さて、いよいよグランドサークル最終日、グランドキャニオン!
(そろそろこの砂漠地帯を抜けて、都会へ行きたい…なんてこの頃には思い始めていましたが。笑)

一言にグランドキャニオンと言ってもそのスケールは壮大で、断崖の平均深さは1.2㎞、長さは446㎞、幅6~29㎞にも及ぶそう。そしてサウスリムだけで10個以上のビューポイントがあります。さらにノースリムもあり、トレイルもあり…。

我々はその中でマーサーポイント、ヤバパイポイント、デザートビューの3ヶ所を回りました。
マーサーポイントとヤバパイポイントはビジターセンターの駐車場に車を停め、歩いていける場所にあるビューポイントで、デザートビューはビジターセンターから車で40分のところにあるポイントです。

まずはグランドキャニオン国立公園にはいる時に料金所を通ります。35ドルお支払いなり。


ビジターセンターの駐車場へ向かいます。私達が着いた10時頃はすでに車が結構いました。


マーサーポイントはビジターセンターから約6分。
ヤバパイポイントはマーサーポイントからリムトレイルを歩き15分。

緑の細い線がグランドキャニオンのリムトレイルです。YavapaiGeologyのすぐそばにヤバパイポイントがあります。

まずはマーサーポイントから!


マーサーポイントからの景色

ビューポイントまで行くのに少しだけ階段があるので、ベビーカーを停め抱っこで挑みました。ちゃんとした柵もあり、こんな感じで楽しめます。

楽しめているのかは不明


ビューポイントからじゃなくても横を見れば常に絶景です。見渡す限りとめどなく永遠に広がっています。今まで見てきたものとグランドキャニオンとでは規模感が全然違います。


マーサー・ヤバパイ間のサウスリムトレイルから見た景色


グランドキャニオンよりも道端のお花の方が気になるよね。


この日の娘はやたらと歩きたがってベビーカー乗ってくれず…。マーサー→ヤバパイのリムトレイルをひたすら歩く。抱っこをせがまないのはありがたいけど時間はめちゃくちゃかかりました… 通常15分が30分くらいかかったんじゃないかな。


歩くの大好き、木の枝大好き



リムトレイルを歩いている時、私は終始感動していましたが、夫は「ずっと同じ景色だね」とか飽きたようなこと言ってた気がします。たしかに少し飽きるかもしれないけれども、グランドキャニオンが飽きたなんてなんて贅沢な男なんだ…。荒川の土手沿いを歩いている訳じゃないんだぞ。ここはアリゾナだぞ!!!!!(このブログでの毎回恒例の夫への愚痴)

あ、あと上の写真からわかるように木陰が少なく日差しにやられるので水分補給と日焼け対策はしっかりしたほうがいいですね。


通りすがりの人が撮ってくれました。


マーサーポイントからヤバパイポイントまでの道中ではたくさん写真が撮れました!写真を撮るなら移動途中のほうが各ビューポイントよりオススメ。人が居ないので。
そしてどこでも通りすがる人たちが写真撮ろうか?って声をかけてくれてアメリカ人のフレンドリーさに感動しました。逆に撮ろうかと言うと僕たちは大丈夫だと。私たちを撮るためだけに立ち止まってくれたなんて、優しすぎます。

そしてみんなやはりギリギリを攻めたくなるようで。見ているだけでヒヤヒヤするような人たちを何人も見ました。崖を少し降りたはいいものの、登れなくなって助けを求めている人も…笑 

転落死している人もやはり年間何人かいるよう。危ないよ…。


ようやく着いたヤバパイポイント。
娘がぐずり気味で抱っこを嫌がり、私は肉眼では見れず。夫に写真を撮ってきてもらいました。


ヤバパイポイントからの景色


どこから見ても素晴らしい景色だったので、正直今写真を見返してみるとどこから撮ったのか分からないという。写真の位置情報で把握しました(笑) 

一旦車に戻って、お昼は握ってきたおにぎりを食べて、ビジターセンターから車で40分のデザートビューへ。


移動中にお昼ご飯を。


デザートビューまでの道のり、駐車場から10分弱


デザートビューは展望塔があったり、グランドキャニオンと一緒にコロラド川もはっきりと
見ることができ、先ほどの2か所とはまた違っていて面白かったです。

展望塔
コロラド川
思わず手を広げたくなる症候群、再発

ここにはギフトショップもあり、娘はグランドキャニオンの文字が入ったクマさんの人形ゲット。

途中お土産屋さんに併設された小さなカフェがあって、そこでみなさんロッキングチェアに乗って優雅にアイスクリーム食べていて。暑くてへとへとな私達はついつい吸い寄せられてしまいました。冷たーいスムージー飲んで復活!美味しかった〜。(場所と気温のおかげで美味しさ倍増)娘は買ってもらったクマさんの人形を握りしめ、階段降りたり登ったりして。これが今日一番楽しそうでした。

残念ながらロッキングチェアは空いていなかった


14:00頃グランドキャニオンを後に。車に乗って10分、娘は余程疲れたのかぐずる事なくスムーズにお昼寝へ。おつかれさん。


Airbnb帰宅後、家主の子供達が玄関先でpopsicles(アイスキャンディー) を売っていた。あれはまさか…?レモネードスタンド的なやつ?え?買ってあげた方がいい?どうする?と私たちは駐車場に停めた車の中でザワザワ笑 意を決して車から降りた夫に彼女らは速攻で近づいてきて、「popsicleいりますか?」と聞いてきた。「いくら?」と聞くと「1個2ドルなんだけど…ディスカウントしてもいいよ!」と。とりあえず1つもらうことに!5ドル札しかなかったので5ドル札を渡したら、すかさず緊張の面持ちで「お釣りは・・・?」と聞いていきた。夫が「ツリはもっていきな!(的なニュアンス)」と言ったら・・・・・・女の子たち飛び跳ねて大喜び!笑 真っ赤なストロベリー味のアイスを持ってきてくれました。お味はご想像にお任せします。

とまぁこんなアメリカらしい経験もできるのが民泊の醍醐味なのかもしれません。

グランドキャニオン、3ポイント回ってかなり満喫できましたが、朝焼けと夕焼けが見られなかったのが心残り。子連れで全時間帯のグランドキャニオンを見るのならばやはりグランドキャニオン国立公園内に泊まるべきですね。

次の目的地は久々の大都会!ラスベガス!都会イェーイ!






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