玖 ミニ四駆 ローラー について

おはござ、SMVです。今日はローラー単体の記事でsう。
ローラーによって変わる性能は結構小さいです。ローラーを変えたことによって速くなったり、入りやすくなるということは体感ではほとんど感じることはないと思います。注意してほしいのですが、フロントにプラローラー入れてスラスト1°とか2°は別の話です。そういう極端なセッティングをしない限りほとんど変わらないということです。

フロント

フロントローラーに求められる性能はダウンフォースと耐衝撃性ではないでしょうか。大体最初に回らなくなるローラーはフロントではないでしょうか。また、フロントローラーのダウンフォースが無いとLCや下り一枚、二段下りがキツくなりますので、そういうローラー選択が必要だと思います。あと、アシンメトリーに関してはレイアウトによってやってもいいとは思いますが、基本不安定になるように思います。スラスト角も、なるべく左右そろえた方が姿勢が安定する傾向にあると思います。これに関してはそうじゃないよって言う方もいるかと思いますので、マシン特性にも依存するのかもしれません。

話を戻しまして、ダウンフォース(以下DF)と耐衝撃性を両方持ったローラーは何かというと、ご存じの通りダブルアルミ(WA)ですね。このローラーは傾いたときに2点で支えられる上に、520が2つ内蔵でき、モーメントにも強い構造になっていて、フロントは正直これ一択状態です。オールアルミ(AA)は520の耐久に難ありですし、ベアリングローラー系はDFが弱い、DFの強い9mmは転動体(ベアリングの玉)が小さくて弱いですし、何より小さすぎてギャップ受けが強いです。

よってフロントにはWA一択でいいと思います。

ちなみに、WAは軽量より通常品の方が安定します。なぜかわからないですが安定します。おそらく重量以外にエッジとか強度が良い感じなのだと思います。

フロントローラーの位置は、車軸より3mmくらい上か、タイヤ外周の一番上のとこらへんが良いと思います。下げれば速度が上がりますし、エアターンやLCで入れたいときは1.5mmずつくらい上げていくと入るようになる時があります。
また、フロントにはキャップスクリューを使用してください。というかローラー軸にはキャップスクリューorモーターピンを使わないと強度が持ちません。モーターピンは外れる可能性があるので、キャップスクリューを使いましょう。


リア上段

リア上段ローラーはコーナー、LC、エアターン、バウンドなどで車体が傾いたときなどに接壁します。こう書くと結構働いてるように思えますが、いちばん壊れにくい箇所です。

なのでAAのように弱いローラーでも、激しいコースアウトをしなければ大丈夫です。
また、リアローラーにはプラリンを使用して速度UPする選択肢もあります。

ローラー位置は、30mmキャップスクリューを用いて一番上になるように設置しましょう。不安な人やLC苦手な人はリア上段の10mmくらい下にもう一つ(中段?)ローラーを設置しましょう。

リア下段

リア下段ローラーはフロントローラーの次に壊れやすい箇所です。なのでWAを使いたいところですが、構造上WAを入れるのが難しいです。もしWAを入れると、ローラーステーがリアローラーの下を支えなくてはならず、強度が不足する上に、リア下段ローラーが高くなってしまい、高重心化してしまいます。WAの上にローラーステーを入れても同様に高重心になります。

なのでリア下段はプラリンかAAしか入れられないです。

ローラー位置は車軸より下で、余裕があればなるべく下げてください。おそらくリアブレーキステー接地時やバンクスルーの関係で、アンダーガードを入れるとタイヤ径23mmで車軸より少し下くらいまでしか下げられないと思います。

まとめ

①WA系ローラーが最強。構造上使えない場所以外はWA系を使う
②フロントはWA系で接壁位置は車軸~タイヤ上端、スラストは2~5°
③リアはAAかプラリン、上段と下段の距離はなるべく広げスラスト0~-1°
④ローラーベースはなるべく大きくとる

以上で本記事を終わります。


この記事はフィクションであり、登場する人物・団体・事件・セッティングはすべて架空のものです。
ミニ四駆コースを走行する時はレギュレーションを守り、安全走行を心がけましょう。

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