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︎ 【大腿筋膜張筋】腸脛靱帯って何者!?

大腿筋膜張筋の解剖について解説してみます。

大腿筋膜張筋は大腿の外側に位置しています。
起始停止を見てみましょう。

大腿筋膜張筋は、腸骨稜の外側面から起始して、下行していき、腸脛靱帯に停止します。

停止は腸脛靱帯に付着しますので、大腿筋膜張筋は腸脛靱帯に働く筋ということになります。

そして、この腸脛靱帯は下行していき、脛骨の上部に付着します。
なので、大腿筋膜張筋は腸脛靱帯に働いて、伸展位で膝を安定させるような働きがあります。

この腸脛靱帯は、靱帯というように名前が付いていますが、これは大腿をまるまる被っている大腿筋膜の肥厚部です。
なので、腸脛靱帯は大腿筋膜と連続した構造になります。

さらに、殿筋の一つである大殿筋の大部分は腸脛靱帯の後部に付着していますので、腸脛靱帯は大殿筋ともくっついている構造物なんですね。

では最後に、大腿筋膜張筋の支配神経を見てみましょう。

大腿筋膜張筋は上殿神経に支配されます。
大坐骨孔から出てきた上殿神経がこのように大腿筋膜張筋に分布します。

以上、大腿筋膜張筋の解剖について解説してみました。

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