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第2回SMUAゼミイベントログ

2022年2月20日(日)に、SMUAの第2回「SMUAゼミ」を開催しました!

SMUAゼミとは?

「1時間のSMUAゼミ」(以下、SMUAゼミ)は、ジェンダー・セクシュアリティについてのテーマを真面目かつ気軽に議論するイベントです。
 ・ゲスト、もしくはSMUA運営メンバーによる論文要約の発表
 ・ディスカッション

の二部構成で、普段なかなか話す機会のないテーマを議論出来る時間となっています。
オンライン開催で、カメラ/マイクのON/OFFは自由。テキストで匿名の意見を出せる「Sli.do」というシステムを使用するので、誰でも自由に議論に参加できます。

第2回のテーマは「FtXの生存戦術」

今回はゲストにクツシタカラさん(twitter: @sockscolour)をお呼びして、クツシタカラさんの書いた論文を発表していただきました!
テーマは「FtXの生存戦術」。FtX当事者へのインタビューを通じて、以下のリサーチクエスチョンに取り組む研究でした。
1. 日本社会において、FtX(Female to X)は困難を抱えながらも、いかに折り合いをつけ、今までどのように、生き抜いてきたか。
2. そして、何がそれを可能にしていたか。

スライドの公開OKをもらったので、一部を公開します!!


イベントの様子:カメラマイクOFFでも活発な議論!

今回の参加者は11名。第1回よりも多くの方が来てくださいました!

カメラとマイクはOFFでOKなイベントなので、顔出しされる方はいませんでしたが、sli.doでの質問は非常に活発で面白い質問が多かったと思います!参加者のセクシャリティの多様性が良い方向に働いたかなと感じます。

例えばこんな質問がありました↓
・FtXがむしろ「女性のふり」をすることで生存を図ることはあるのかな?と気になりました。
・自分はゲイなんですが、「ゲイばれ」しないように必死でした。FtXの生存戦術を聞いていると、他の人にむしろ「ばれ」て、知ってもらうことで生きやすくなろうとしているようにも感じられて、そこの感覚は自分とは違うなぁと思いました。周りにバレることについて、FtX当事者はどう思っているんでしょうか?
・個人的に、トランスジェンダーへの帰属感があることを示すためにFtXを名乗ったりします。『Fから』というニュアンスがあるので、Fがついて回るのを嫌だと思う当事者のことを考えると使いにくくなりましたが・・・今回インタビューされたみなさんは、トランスジェンダーへの帰属感はあったでしょうか?

満足度アンケートの結果


イベント終了後にとったアンケートの結果を見る限り、参加したみなさんにも満足いただけたようです!

(アンケート自由記述)
"あまり議論したことのないFtXについて学ぶ機会が出来たことが大変嬉しかったです。今回のイベントは少人数でしたが無理に自己紹介することも無く、質問も匿名にするかどうか選べる仕組みがとても良かったです。その上、司会の方が体丁寧に1つずつの質問を拾って下さって、ご回答頂けたので心から感謝申し上げます。
"興味深い質問が多く、クツシタカラさんの回答もとても面白かったです。"
"自分以外のノンバイナリをあまり知らないのでとても勉強になりました!"


 
以上、第2回SMUAゼミのイベントログでした。
SMUAゼミで取り上げてほしいテーマについては、SMUAのTwitterのDMで受け付けています!ぜひお気軽にご連絡ください。
 
ではまた、第3回でお会いしましょう!


(文責:れん💡)

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