【蛸旅】二者関係-薬師編-

各二人組についてのいちプレイヤーのプレイに基づく観測記録、もといイメージ書き出し記録です。ここでは薬師対7人のトラベラーについて語ります。

学者・狩人編は下記になります。
書き忘れていましたが全て1周目の話をしています。

つい4ヶ月前まで「薬師のことわかんねえ」と騒ぎながら学者と薬師の話を書いていた、まだまだ薬師理解度ひよっこ者の脳内出力記録です。大変とってもみにくい(対学者と対盗賊が特に)(いろんな意味で)です。
ご注意ください。

薬師対同性組への思い入れが強く、順番を変えて書き残します。



薬師と神官

事前情報による偏見からとttっても楽しみにしていました。なのに実際は該当パティチャを見ることが叶わず、「ま、真面目な二人なんですね……」となった弊二人。以下、巷で見かける「お花のパティチャ」をすっ飛ばしている人の観測記録になります。お花のパティチャってどこで見られるんや工藤。

因果に触れる者、触れない者。
治療者、という意味では同業他社(?)な二人、だと思っています。実務的か抽象的か。層は違うけれど、結果として目に見える状態が同じになる。

スキルの話をします。
薬師があくまで、必ずしも変化をもたらすわけではない行為であるのに対し、神官が他の場所へ繋ぎ変化をもたらす行為である、この対比が気に入っています。
聞き出す=誰かが何かを話す行為って、話した側はそれによってスッキリすることもあれば、ただただ情報を伝えるだけのこともあると思っていて。薬師さんが聞いたことで何かが変わることって必須じゃないんですよね。
一方で、導く=連れていく行為は、ゲーム上でもAという地点からBという地点へ物理的に移動していて、かつ、その先に相手(あるいは物など)がいるので……、始まりと終わりの地点で導かれた相手は何かしら変化がある(変わらないために変わることも含む)んです……。

これって治療の変化と合わせて考えてみると、は〜〜〜〜よくできてんなあってしみじみしてしまいます。
薬師さんの行動は、怪我をして、かさぶたになって、そのあと傷が癒えて、跡が残っても生きていこうぜ!って感じに帰着して、
神官の行動は、誤ってしまったならもう一度考えてみましょう、時間は戻らないけれど、そこからまた歩んでいけますよ、って言ってるみたいに私には感じられるのです。

パティチャの話。
終始、お互いの職業や行動自体を尊敬はしていますが、人間的には距離があるなあと感じています。各々の手段には口を出さず、原因と結果に関して語り合うことのできる冷静な二人、という印象。

会話の内容自体は真面目で、プレイヤーとしての私は見ていて落ち着くのですが……薬師くん的には、どうしていいかわからない部分が強そうに見えました。

薬師からしてみれば、神官は秩序ある世界に生きているひとり、なのでしょうか。神官であるというのもあって、神聖さを感じるのでしょうか、あるいは、「知らないものを信じている誰か」みたいに見えているのでしょうか。神官には突っ込んでいかないところが、薬師さんのあいらしい意気地なしなところかな、と見ています。

あっ、もしかして同世代の女性ってオフィーリアが初めてだから……とか?(察しが遅い)

旅が終わったあとなら、また違う気もしています。
弊PTだと神官が学者と並んで前に立って戦い守る人だったので。彼女の後ろ姿を見て頼もしさを感じたり、自分の中にはない「なにか」を感じたりしていたら、いいな……薬師くんが。
薬師くんにとっての「先を開く人」「先へ連れて行ってくれる人」が、神官さんだといいなと思う。お互いがお互いの当たり前の一つになって欲しいなあ。

フレイムグレースの近くを通る際には「よっ!」て声を掛けに行きそうな薬師さんの姿を夢見ています。

ついでに。この二人を勝手にひだまり組とか日向(ひなた)組とかって呼んでいます。色味が好きなんだなあ。


薬師と狩人

推さずにはいられない二人組。
狩人さんは、全ての生命と地続きで認知する世界が広く、かつ、自分の手の届く範囲を理解している人で、薬師くんは世界の認知=自分の手の届く範囲なところが強い人かな〜と見ています。

「自分の見えないところで苦しんでいる誰か」という発言は、あくまで彼の見ていた世界の延長線上の話であり、「実際にどこかで苦しんでいる誰か」を指しているわけではない、という発想です。もちろん世界の認知が広い可能性もありますが、ここでは閉じている方向の薬師の話をします。

狩人編でも申しましたが、私はこの二人の重ならない、お互いの行動が相手に影響せず、かつ、受け入れもしない(受け入れる必要がない)ところが好きです。
理解と不理解の範囲外にいると言うか。

身内の知らせを受けて旅立った狩人さんと、自分の思いを汲んでくれた身内に背中を押され旅立った薬師くん。人と関わる中で、狩人としての自己が確立した上にさらに中身(狩りの話)まで豊かになった狩人さんと、薬師としての自己を何度も問われ、がむしゃらに自分が貫こうとしたものにしがみつく薬師くん。

因果のある人との関係性(関連性)も真逆になるところが、ま〜〜〜よくできているなあ、と思います。薬師くんの憧れた薬師さんはああなって、ザンターさんはああなって……ね。

薬師くんがあくまでこれまでのベースとなった自分の思いに帰着することに対し、狩人さんは森へ返した(=生命の因果に連れ戻した、未来に繋いだ)し……。あくまで自分の中に蓄積されたものを頼りとする薬師くんと、自分の中に蓄積されたものを使って次へ進む狩人さんなんですよね、私の中では。

重ならないからこそ、方向性も違うからこそ、狩人さんとの人間らしいやりとりから少しずつ視野が広まる薬師くんがいたら嬉しいなあ、と私は妄想しています。狩人さんの前ではみんな、自分が自分のままとして振る舞える感じがあるから……。

薬師くんのシナリオって単独でも完結できますが、他キャラクターのシナリオがあるとその詰めの甘さというか、本当に「閉じている」具合が明らかになるなあと感じています。シナリオそのものが、薬師のキャラクター性を強調する意味があるのだとしたら、このシナリオを起用した人は相当俯瞰力が高いのだろうと推測します。


薬師と踊子

自プレイベースだと薬師2章パティチャが最高潮な二人です。
薬師くんの閉じた世界が肯定される二人組だと考えています。
踊子もどちらかというと閉じている方向に行きたかった人ではないか、と感じているので。

シナリオや行動原理としては、悩みながらも人を生かしていく薬師と、悩みながらも復讐のために人を殺していく踊子で。文字に起こすと対比が際立ちますね。なんで気づかなかったんだ。

薬師にとって話しかけやすい(自分の世界に引き込みやすい)人が、踊子なのでは?と思っています。
感情豊かだし、目的が明確で、目的のために悩む曖昧さが非常に薬師と親和性が高いんですよね。困ると自分の得意分野で逃げを打つあたりも、似た者同士だなあと思います。かわいいね。

この二人の会話は、他キャラでは見られない異性や家族の話が出てくるので、好きです。親和性が高いんじゃなかろうか。あるいは、これまで触れてきた話題のレベルが同じくらいなのかも。(踊子は職業柄、身の上話などよく聞いてそう)

互いに互いの行動を見つめて、自らに問うたなら、もっと良い葛藤が見られたのかもしれないな、とこれを書いていて思いました。

自プレイだと薬師2章以外、ほぼほぼ別行動をしていたので、もしかすると薬師が踊子の目的を知ったのは踊子3章になってから……などの可能性もあるかもしれません。えっなんだそれドラマだな。いいな。幻覚メモに記載しておこう。


薬師と商人

弊PTの推し二人組〜〜〜!!!!!!(急に元気)
明るい!元気!きょうだいみが強い!!!
お互いに口出し合うところに一切の曇りがないので周りが見ていて和む、ホッとする二人だと思っています。

二人とも仕事人としては有能なので戦闘時はもちろんのこと、道中もなんやかんやと賑やかにしてくれそうで。ムードメーカーな二人組。ありがとう。
薬師さんが草原や川の水面のきらきらなら、商人ちゃんは海原の水面のきらきらで、つまり何が言いたいかというと、眩しい。

薬師くんがとにかく商人ちゃんの話をいっぱい聞いているイメージがあります。薬師くんは聞き上手であり、かつ、話し下手……言語化がちょっと苦手なタイプかなあと。なので、言葉が出てくるまでを真剣に悩みつつ、きちんと言葉にしていく商人ちゃんのことを、すげーなあお前……って思っているといいな〜と私は思います。

薬師くん、基本的にみんなのことすげーなあ、と思うタイプの子だと思うのですが、商人ちゃんに対してはより身近なすごさを感じていたらいいな〜。

旅開始時の方向性と旅終了時の大きな前進が似ていることもまた、好感度高いです。「どこかに治療を求めている人がいる」「あの水平線の向こうには、なにがあるんだろう」から始まって、「そうだ、あの時あの人はこういっていた」「私の宝物は、この旅だったんだ」という終わり。この二人が旅をしたからこそ、誰かに繋がっていくという流れが、本当に素敵だなって思います。

商人ちゃんの頭が肘置きだったり頭置き場だったりしたら可愛いな……。
お前がブラザー(シスター)だ!



ここからプレイヤーの思い入れや偏見が強めの記録になります。

薬師と学者

閉じている人と開いている人。刹那と永遠。感情と感情の捉え直し。
そんな二人。

薬師くんから見ての学者って、実はとっつきにくいというか、健康な人という意味でアウトオブ眼中の人なのかなあ、とずっと思っています。
自分と分野が違うから側に居られるけれど、これが同じ分野だった時には大変だったのでは、ドラマがまた一つあったのでは、なんて想像せずにはいられません。まあオーゲンさんいるからいいんですが。

初めて見るタイプの人で、感情や行動、言動をとっかかりにできない人、が学者かなあと思います。下手を打つと自分の方を明らかにされてしまうので、ちょっと緊張するというか。言葉を選んでしまうというか。
それが、学者3章とかで、薬師くんでもわかりやすい出来事があることで、ああなんだ、この人もやっぱ人間なんだなって自分の知っている範疇に落としこめるようになって、そこから話をすることが増えたのでは……なんて思います。薬師にとって一つ、人間のカテゴリが広がるきっかけになっていたらいいな〜と思います。

薬師くんの進む先に学者っていないんですよね。
それがいいなあ、と常々思います。

学者にとっては「後ろにいる」存在な薬師くんだけど、薬師くんは学者の方は見ないで自分の進む道を行く。
だからこそ、学者は安心して見ていられるし、距離を取っていられて。それが、薬師くんにとっても非常に程よい。好きだ〜〜〜。

二人とも比較的箱庭に居た人で、内部からの後押しによって外に出た、とみています。外に出ると人間は、知らないものや人と出会うことで自己をまた意識するものですが、それが顕著に現れているのが薬師で、そうではないのが学者だなあ、と思います。ここも対比ですよね〜よくできてるなあ。

スキル「聞き出す」と「探る」の正邪もまた、方向性が完全に真逆なんですよね。学者が対他者、薬師くんは対自分に矢印が向いていて、あくまで学者は相手を知るためだし、薬師くんは自分が治療をするため(自分が旅をする上で聞きたいがため、とか)で。
だからどちらかでしか聞き出せない人がいる、というこのシステムの作られ方が大好きです。

彼らの違いが、年齢によるものなのか、経験によるものなのか、はたまた自身の理念や信念、目標によるものなのかはシナリオからはなんとも言えませんが……どうかどうか薬師くんが、今の彼の状態に甘んじることなく進んでくれることを私は願ってしまうので、年齢や経験によるものだと思っています。すまない。

当時と現代とで医療のレベルに差があることはわかっているんですが……かつてそちらの分野にいた者としては、彼の「人を助けたい」気持ちが危ういものにならないで欲しいなと思わざるを得なくて。彼一人でどうにかしないといけないなら、変わって欲しい、と勝手に思ってしまうのでした。
書いていて気付きましたが、薬師くんって本当、私(プレイヤー)とは真逆の方向に進んだ人で、似た道筋を通りながら正反対の答えを出していくので、隣の芝生は青いというか……いろんな感情がせめぎ合いました。
薬師くんみたいな人、もとい、彼の思いは確実にいつの時代にもあって欲しいとは思っています。



薬師と盗賊

閉じてる人たち。

なのですが、それで上手くやれる人・許される人である薬師くんと、それでうまくやれない人・許されない人な盗賊さん、と思っています。しんど。自分に向けられたものを全部自分の栄養にできる人と、自分に向けられたものより自分で見出したものを自分の栄養にする人って感じ。

わかりやすくまるっと言い換えると、
薬師くんは薬師くんだからって理由で許されてきたことが多そう、なのに対し、盗賊さんは盗賊さんだからって理由で許されてきたことが少なそう、ということです。泣いていい?

一貫して薬師くんを閉じていると表現していますが、盗賊さんと並ぶと如実にその閉じてる具合を感じます。いや、逆かも、盗賊さんが閉じていられない具合を感じるのかな……。
薬師くんは自分の中に答えを見つけられますが、盗賊さんは自分の中に答えを見つけられないじゃないですか〜〜〜〜シナリオでは。あれがとてもしんどいです。しんどいよう。やめてくれよう。(もっとくれ)

薬師くんからみた盗賊さんは、よく知らないしなんなら危ない稼業の人だけど、冗談は言うし通じるし、性質は良さそうから始まり、なんやかんや熱いやつ……と印象が変わっていくのかなと私は見ています。
【十分条件】で盗賊を認知しているように見えます。
盗賊さんだから、どうこう、とかではなく、旅の仲間だから、とか、怪我をしているから(なんなら自分のせいで受けたわけじゃない傷をも放置するタイプだから)、とか。
何かしら薬師くんの行動原理に結びつく理由を持っている人、である限り、側にいるみたいな感じがします。パティチャを見ていると。(盗賊さんだから〜とか、盗賊さんがこうだから〜でどうこうしているところ、ある……?盗賊3章がかろうじてそれっぽいかな?)

一方、盗賊さんから見た薬師くんって、どちらかというと【必要条件】で認知しているように見えるんですね。詳細は盗賊の方で語りますね。(たぶん)

この、この差(=十分条件と必要条件の差)がしんどい。学者と薬師よりずっとしんどい。

盗賊さんは、薬師くんみたいな人だから、薬師くんだから、お人好しを発揮するし何かに巻き込まれていたら助けるし、巻き込まれたらリカバリの行動を取れるし取っちゃう。酒場の話だって、楽しく酒を飲めるように、用心しろよって意味合いにも取れるし、一種のホラーとして脅かそうとしているのもわかる。
何かしら薬師くんの行動を慮っているのが、パティチャからも伝わる。
無論、薬師くんもそれに対しては、自分が気付く範囲でお礼を言うだろうし、それを含めて盗賊を信用していると思うんですが……薬師くんは信頼には至ってないのかなあと思います。4章シナリオ終わるまでは。

わりかし軽率に人を助けることも、人を信用しているからとかそういうのではなく、「自分がこれまでいきて見てきた範囲で、怪我をしている人はみんな助かりたいと思っている」と言う感じの固定観念があるからでは、と思います。薬師くん自身が苦しんでましたし。
そこの生死の話と、個人を信じる信じないは別の話で。
うーん伝わりにくいな。盗賊さんは基本行動で信用を得る人なので、薬師くんももれなくそうだよねって話です。薬師くんも、盗賊さんの行動や言動から、盗賊さんに対しての信用を抱いていく。信頼はそのあと。

薬師くんは狭い社会をいきてきて、今回初めて外の社会を知っていく人で、盗賊さんはすでに外の社会を知っている人で……閉じていられた人のことを素直に認められるのは4章クリアしてからなのかなあと思うと……。(顔を覆う)


薬師くんと盗賊さんの厄介なところは、どちらも閉じていて、けれど年とか諸々な理由からうまい感じに会話ができてしまうので、互いに踏み外してはいけない部分をえぐりあうことができそうなところですかね(しかも大抵、えぐったと気付くのはどちらか片方で、それによって関係が悪化してから互いに語り合いそう)。昔ならそれが良いと思えたかもしれないし、おそらくこの二人でなければそういうのもいいじゃん、と思えるのでしょうが、なぜかこの二人には思えませんでした。どうした。

私はこの二人のパティチャを全て確認した上でこう思ったので、学者や商人ちゃんや狩人さんや神官さんいなかったらどうなっていたんだろうかと思います。胃が痛い。誰かの思いが相手にきちんと受け取られていないことを不公平だと感じてしまう感覚が私(プレイヤー)にはありまして。届かなかったものが別の形で還元されて、誰かさんがそれでいいと思っていたとしても、プレイヤーないし読者としての私は「届かなかった部分」への共感に引きずられてしんでしまうんですよね。好きなんですけど、好きなんですけど、見たい場所って限られているので、なんていうかせめてその分ちゃんと還元されたところまで描写されてほしいんです。

一応少年漫画系統でも考えてもみたのですが、現状この二人で行くとするならぜったいやいやいあってなんやかんや抉りあってその先にハッピーエンドがあるって確定しててもらわないと、いやだ〜〜!!!って叫びます。

あとあと、盗賊さんが炎で、薬師くんが氷でってところも、限界値のない炎と限界値のある氷として私には見えているので、っかーーーーーーなるほどね!!!!!ってなります。


というか、あの!薬師くんのカラーが盗賊さんと因縁のあるあの人と配色似ていて、方向性が他者か自分かで区別されてキャラデザされているのがも〜いや!(好きだけどぉ!)しんどい!!!(そこがいい!)

情緒が乱れる。

同じ方向に進む必要はなくて、
同じ時間を共有する必要もなくて、
いま、ここで、酒を飲み交わして語り合える誰か、が互いであったら良い。

そういうことをお互いに願える二人なんじゃないかなと私は思っています。

要は自分で生んだ毒を自浄できなくて苦しんでいる状態。なので、この二人組の、親友以前の距離感の、どっちかがどっちかの尻拭いをするような話ではない物語を、私は読みたいし、書こうと思っています。早く浄化できるようになりたい。そうしたらいろんな話が読めるようになる気がする。2周目でもこの二人についてトライ中です。
そしてこの毒は、どちらか片方が4章クリアしている時点だと生まれないんだろうなあと気付いてはいます。


薬師と騎士

ここまでしんどいしんどい言うてきましたが、ここで私の太陽、希望の光、全肯定待った無しな人間らしい生を謳歌する二人組の話になります。

騎士!ありがとう!あなたがいてくれた本当によかった。

対学者、対盗賊で不足していた物を全てまるっと補完してくれる騎士。
彼もまた、踊子と同じく薬師くんの世界を肯定してくれる、肯定する一人ですね!パーティチャットも行動も言動も全てがいとおしくなっちゃいますね!

薬師と騎士の対比は、親友との関わりかしらんと見ております。職業もそうか。人を生かすも殺すも自在な薬(毒)と、人を守るか殺すか一択な剣と。

薬師くんは内省もとい回想から何度も自分の行動原理を思い直して強めていきますが、騎士は一度はぱたりと忘れてしまって(あるいはどうしてそうだったのかわからなくなって)からの取り戻して強めた側で、いいですよね。忘れないで持ち続けることも、一度距離をとってから持ち直すことも、どっちも人間としていきていく上で大事だよって伝えているようで好きです。

いずれにしても他者から肯定されるもの(少なくともそう考える理由がある)であるのもまた、いいですよね〜〜〜。人間だねえ。人間の人生だねえ。大好きだ。

騎士も学者と同じく薬師くんを背後に感じている人かなと思っておりますし、薬師くんからみても騎士って守る対象かな〜と思っていて、もうあのね、安心しています。需要と供給が成り立っていて好きだ。一緒に旅をして欲しいナンバーワン。

どうでもいい話ですが、私が何か物語を書く時、この二人がセットになりやすいのは、騎士編を全て男性陣で突き進んだせいなので許して欲しい。正道同士で助け合いしていたので……。



薬師くんの話じゃなくなりますが、薬師ジョブつけてる時って薬師くんに守られている感じしませんか?私はしていました。そして騎士には薬師ジョブを長いことつけていたのでそういう印象が根付きました。

こんなに書くことあったのか。自分でも驚いています。そりゃあ、薬師くんについて迂闊に話せないわ……。

ここまで読んでくださった猛者の方、ありがとうございました。


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