運動学習 意識の向け方でバットスピードは変わるのか?
運動学習 意識の向け方
意識はカラダとバットどっちに向けるとバットスピードは上がるのか?
野球トレーニング塾では前回は軸足の大臀筋と内転筋を意識してトレーニングを行いました。
では実際のバッティングの場面でその筋肉を意識すれば、スイングスピードが上がるのか?
実は意識しない方がいいのではないかというのを確認しました。
3球は大臀筋、内転筋を意識してスイングスピードをみる
3球はとりあえずバットを速く振ることを意識してスイングスピードをみる
バッターボックスに入ったら
少なからずなんらかの意識をする人は多いと思います。
カラダをひらかないように意識する
センターライナーを意識する
ヘッドが下がらないように意識する
意識の向け方は2通り
インターナルフォーカス
(かまえるときに大臀筋、内転筋という自分の内部を意識を向ける)
エクスターナルフォーカス
(バットを速く振ろうという自分の外部に意識を向ける)
結果は10人中1人以外はバットを速く振ろうととした「エクスターナルフォーカス」の方がスイングスピードが上がりました。
自分のカラダに意識を向ける「インターナルフォーカス」ではスイングスピードは落ちる人がほとんどでした。
しかし、運動学習の面ではまずは自分の内部に意識を向けて、動作を習得するという段階が必要だと思ってます。
ですので、トレーニングや練習では意識を内部に向けてもいいがいざ、実践になればあまり意識をカラダに持ちすぎるとパフォーマンスが上がりにくい人が多いのではないかと思います。
トレーニングの効果をどう野球のパフォーマンスアップに繋げるのか?
やはりこれは運動学習、運動制御理論の観点がなくては達成しないものだと改めて思いました。
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