見出し画像

【競馬反省】川田将雅は言いました【オークス】

この子のリズム気持ちよすぎだろ!

◆予想


 今回は記事に致しましたので是非ご一読を

◎ライトクオンタム
○ペリファ―ニア
▲ハーパー


◆結果

は ず れ

◆回顧

【自由という名の圧政】
 勝ったのは⑤リバティアイランドです。2着⑫ハーパーと6馬身差、タイム差1.0・・・もうね、ドン引きでございます。いや桜花賞時点からヤバいと思ったんだけどね、これほどとは・・・
 まずパドック返し馬の時点でケツがデカい!なんかオーガの「鬼の貌」みたいになっとる!うら若き乙女に大変失礼ですが、貴女はゴリラだ!三歳牝馬の集まりに居てはいけない!かわいい三つ編みには騙されないぞ!!と馬体にビビりまくってた反面、「あーこれチャンスあるぞ」と思ってたんですよね。馬場に入ってエキサイトしていて、テンションは高めでした。桜花賞からさらにパンプされた筋肉もね、お前さん長丁場は筋肉で走るもんじゃないんだよって、言いたかったですね。引っかかれば距離持たないぞこれは、と思ってました。ただみんな偉かったのは、川田さんの言い付け守ってゲートイン静かだったことですね。逆に言えばどれだけの人がリバティ頭で馬券買ってるんだよって怖かったっすね。反逆者の僕はテレビの前で府中に届けとばかりにオイオイ!て言ってました。
で、僕の見立ては半分当たっててですね、リバティは確かにテンション高かったんですよ。スタート直後に口を割って行きたがる素振りを見せてました。それ込みで他馬が相手にならなかったということで。中盤大きく緩むところが無かったのに、ラスト2Fの11.6-11.5加速ラップはホワッツ!!?シーイズクレイジー!!

こんなかわいい編集しても無駄だぞ!恐怖映像だろこれは!ほん怖とかに投稿しろ!

 道中の立ち回りに触れておくと、下げるのかなと思ったら枠なりに出していったのは意外でしたね。このくらいの馬なら、それこそ大外ぶん回した方が安全だと思ったのですが、そこがハープスターの頃の川田さんとは違うところですね。今後のためのテストという面もあったそうで、もはやここはただの通過点だったのね、必死にあなたに抗った私とは遊びだったのね・・・とね、本命②ライトクオンタムは僕の思惑通りのレースをしてくれましたが、4角過ぎてさっさと逆噴射。あとは自由という名の暴力の蹂躙劇を目に焼き付けました。

鞍上になぞらえて「ハープスターの再来」とか言われてましたが、正直ハープスターはリバティアイランドと比べたら常識的な馬だなと思っちゃいましたね。昨年三冠に手をかけたスターズオンアースと比較しても、正直異質。あとはジェンティルドンナ・アーモンドアイの域に行けるのか、越えられるのかって話になりそうです。三冠すらも通過点!そうなりそう。

 ただね、リバティ強いね~と語っただけでは何の馬券の足しにもなりません。性懲りもなく粗を探しました。強いて言えば、今回逃げたライトクオンタムがミドルで流したことで、早々に追走が苦しくなる馬が出てきて馬群がバラけたんですよね。リバティアイランドに十分なスペースがあり、悠々と力を発揮できました。これはプラスになったと思いますし、京都2000なら事故の余地があるかなと思うわけです。京都は改修して内ラチ沿いが明らかに捌きにくくなってます。馬群が密集して内に包まれる形になったら、とは思います。そのうえでリバティアイランドより前の位置で、これまでより強い競馬ができる馬が出てきたらチャンスがあると思います。あのブエナビスタも秋華賞で差し損ね涙をのみました。探しましょう!リバティアイランドで決まりだね~ってなるよりそっちの方が楽しいと思う。それでリバティが圧勝してもきっといい思い出にも勉強にもなるでしょう。
改めてリバティアイランドと川田騎手おめでとうございます。僕は初めてのPOGでいきなり三冠馬を引いてしまったかもしれない。ついでにラヴェルも4着だったので、POG的にはいいレースでした。

【買った馬・気になった馬】
②ライトクオンタム
 本命、17着でした。まあね、負ける時はこんなもんだろうと思ってました。積極策に出たわけですし。テン良く飛び出していって単騎の逃げ。幸四郎先生の発言からしてオーダー通りの乗り方でしたし、予想記事で書いた通り、僕も逃げか番手くらい出すと思ってましたので、その点は満足しております。刻んだラップもおおむね良かったです。切れ味勝負にはさせないという意思を感じた。リバティアイランドを凌ぐにはああいう作戦しかなかったでしょう。4角まではワクワクした。攻めた結果だと思います。
ただ結果は結果なので反省。居るのか知りませんが、僕に乗ってライトクオンタムを買い目に入れてくれた方はすみませんでした。でも楽しかったでしょ?
逃げ馬が沈むときなんて最後は追ってないので、着順を気にする必要はありませんが、シンプルに力が足りてなかったなという感想です。流したラップで自分の脚を残せるほどの力はなかった。
ディープの血に期待した側面もありますが、新馬もシンザン記念も、相手関係的にも凡戦ではあったので、現状結局このくらいの力だったのかな。逆に何で桜花賞あんな人気したんですかね・・・?

ただ逃げ馬が残る時ってのは地力とは違う力が働くもので、狙い目としては面白かったという点では納得してます。400mの10.2、これが余計でしたね。⑱イングランドアイズが無理に押していったので先行集団全体が速くなってしまいました。また出来れば逃げより⑥ゴールデンハインドに鈴をつける形で進めたかったかな。⑥が進んでいかなかったので仕方ないですが。この点で恵まれたらもう少し直線でも楽しませてくれたのではと思います。どちらも他力なので致し方なし。逃げ馬が不安定な理由がそこにある。

本命は流石に冒険しすぎだったかなあ。でもリバティ買わない時点でね、冒険なので。反省しようと言ってるのにあんま反省の弁が浮かばないですね・・・。じゃあ⑬ドゥーラ買えたの?というとちょっとどうかなあと思うんですよ。不可避の死だった気がしますねえ・・・
せめて今後のこの馬のことを考えて収穫としておくと、テンの速さは武器になりそうですね。差すより先行競馬がいいかもしれません。新馬でも桜花賞でも速かったので偶然ではない。馬体は春先よりは改善しましたがまだ華奢。強い負荷をかけられるようになってからが楽しみです。2000まではもつ気はするんですけどね。まずはしっかり立て直して秋華賞戦線でお会いしましょう。

⑫ハーパー
 単穴、2着でした。パワプロで言えばオールCみたいな、弱点は少ないけど何とも捉えどころのない馬で、強く推すのは罠なんじゃないかと思った人も多いと思いますが、得てして中距離ではこういうタイプが強いということですね。一昨年のアカイトリノムスメ(名門国枝厩舎)に似ています。流石ダービー最多勝を誇る友道厩舎です。しっかり力が出せる馬のフォーマット通りに仕上げたって感じ。抜かりない。
クラシックでは厩舎力はモロに出るなあと実感してます。古馬になったら強い馬は強い理論でいいと思うんですけど。
②ライトクオンタムが流れるラップを刻んだので、中距離適性の高いこの馬が残る形で2着に浮上。ルメール騎手は終始リバティアイランドのお尻にくっつく形で、「強い馬の後ろはベストポジション」というのを体現。
ただ2着馬に失礼ですが、1.0秒差ですからね。リバティアイランドの相手にはなりませんでした。
アカイトリノムスメに似ているなら秋華賞楽しみですが、真っ向から敵う感じはしないですね。ただリバティに何かあった時にしれっとタイトルを持っていく絵はあるかも。いずれにせよ相手筆頭で考えざるを得ない馬。
ただ前哨戦に使ってきて1番人気なら疑ってもいいかも。賞金のある立場ですし、尖ったタイプの馬が居たらつけこむ余地はあります。

⑬ドゥーラ
 3着。いやーお見それいたしました。もちろん札幌2歳S勝ち馬ですし、中距離に戻って楽しみがあるとは思ってましたが、2戦続けて1秒以上の負けですか・・・。スタートにも難を感じてましたし、候補にはありましたが手は出ませんでした。結果的にライトクオンタムより人気薄が来たということで。やっぱオークスはヒモ荒れするんですねえ。今回斎藤新騎手に手が戻ったことが良かったんですかね。戸崎さん・・・。
好走の要因としては、追い込みがハマる形でしたね。持久戦になり距離が苦しい馬がズルズル下がる中で浮上してきました。全体的に先行馬に苦しい流れでしたからね。
逆に言うとスローからもう少し速い上がりが要求されるとどうでしょうね。スタートも隣のハーパーと比べると1完歩が遅く、その課題は解消されてないのかな。今日は後方待機がハマった形で、これで復活!次回は2番人気!てなるとちょっと手が出づらいかなあという感想。
それでも大敗続きから立て直してきたのは立派。おそらく前哨戦叩いてくるタイプの陣営なので、もう1回見たいですね。

①ラヴェル
 4着。今回一番びっくりした。リバティアイランドもびっくりしたけどやっぱりな感もあったので。

予想記事から抜粋

僕の逆転候補として、当然①ラヴェルも考慮はしたんですが、「ポジションを取る」というとこでどうしても引っ掛かりますよね。なにせデビューから4連続で立ち遅れるようなスタート。姉ナミュールの若駒時代もそうだったですが明確にスタートに難がありました。それが1枠1番だとね・・・最後方まで下げてぶん回し、それでは内の立ち回りも使えませんし届かなさそう。そう見ました。
ただ現実は抜群の好発。②ライトクオンタムの後方2,3番手を確保する形で先行しました。これはね・・・流石に予想はできない。ただそれこそオッズとの比較で、ギャンブルする価値があったかは考えないといけない。新しいハミに変えたという報道もありましたし、矢作厩舎の馬具変更は結構ハマるんですよね。パンサラッサとか。そこはあったかなあ。
僕のコンセプトで言うなら、せめて今回は⑭ペリファーニアじゃなくてラヴェルを買うべきだったかなという反省がある。どっちにしろ馬券になってないじゃないかっていうけど、それは結果論。
直線向いて早めに先頭に立つといい脚を使って一瞬引き離す構え。やられた!と思いましたよね。僕がライトクオンタムに求めてた直線の走りはラヴェルがやってくれました。坂井騎手も「勝ちに行った」と言ってましたからね。リバティを凌ぐにはセーフティリードを持って押し切り、これしかない!
でも刹那持ったまま微動だにしないリバティアイランドが視界に入って、すべてを察しましたよね・・・。
もう少し仕掛けを遅らせていたら着には残っていたかもしれません。他の先行勢は二桁着順に沈没。強い競馬でしたしナイスファイト。
リバティアイランド三冠を阻む「スペードの3」はやはりこの馬なのでは?そう思わせる走りでした。期待してみておきたい。

⑨コナコースト
 7着。ですが6着とは3馬身差。1着から2秒差もあります。ぶつかる不利もありました。あれが無ければもう少しやれたんでしょうが、本質的には距離が長く感じました。ほぼ回ってきただけです。まあどうしようもなかったですが、サメカツ騎手は浮かばれない結果でしたね。次はまた人気が落ちそうで、秋もう1回狙ってもいいかもしれません。

⑭ペリファーニア
 後ろで足を溜めようとしてましたが、追走で脚が無くなってました。距離が長いですね。マイラーです。スローからの瞬発戦ならもう少し誤魔化しは効いたのかもしれませんが、これは秋華賞も難しいのかなという感想。マイル路線に舵を切るかも。

⑥ゴールデンハインド
 この馬の単騎逃げを期待した方が多かったと思いますが、いけませんでしたね。これで菅原明良騎手を責めるのは酷というものです。内の馬が素早く先手を取ったら難しい。ジエンドです。
本来ダッシュ力があるし、人気が落ちた時にまた逃げ期待で狙う馬だと思いますが、近年のフローラS勝ち馬を見ると過度な期待はできないかなと思います。

⑱キミノナハマリア
キミノナハミウラ。
今週は1000勝はお預けでしたね。

今回は2021みたいに、距離適性も問われるオークスになりました。タイムも速めで見ごたえはありましたが、返す返すもリバティアイランドの異質な強さが際立ってしまいます。これはもう逆らえないんでしょうか?いや、リバティアイランドの圧勝劇を見てもなお、オッズとリスク・リターンの比較で買うべきという僕の気持ちは変わりません。
リバティアイランドは買いません。
いや、枠とオッズによっては買うかもしれません。今回で「距離のリスク」は一つ解消されましたからね。またオークスと話が変わります。頭を柔らかくして、秋華賞を待ちたいと思います。


次回予告

日本で最もアツい2分20秒、日本ダービーが来る!!

皆さん本命は決まってますか?僕は去年は早い時期でドウデュースに決めてましたが、今年は今のとこ全くの白紙でございます。

ソールオリエンスが武史の夢を叶えるのか?
スキルヴィングとルメールが青葉賞のジンクスを粉砕するのか?
今年の「ロジャーバローズ枠」は居るのか?

回収率の上ではダービーも平場も等しく同じですが、
そんなこと言ってもダービーは特別。やはり◎本命でバチっと当てたい!
しっかり考察しながら、楽しんでいきたいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?