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【競馬反省】塞翁が馬【日本ダービー】

ノリさんの哲学が結実したレースでした

買った馬と結果

5/25
京都9R センチュリボンド 6人気16.5倍→8着
京都11R クリスアーサー 15人気54.2倍→17着

5/26
京都10R ビーアスドニッシド 3人気5.7倍→17着
東京11R シンエンペラー 7人気17.8倍→3着
    ▲ダノンデサイル 9人気46.6倍→1着 ◎‐▲ワイド80倍的中!🎯
東京12R シュトルーヴェ 1人気3.5倍→1着🎯

本命馬【1-0-1-3】で、600%ほど勝ち!!

大勝!それも日本ダービーで!
4月から落ち込んでた回収率を一気にプラス域まで戻しました!

ダービー以外の反省


京都9R鳳雛S センチュリボンド 6人気16.5倍→8着

:キックバックダメでした。以上、解散っ!
 道中から位置取りを悪化させて早々に脱落。砂被りを嫌がった感じですね。まあこれで芝に戻すしかないでしょう。夏の洋芝の長めあたりで見直しかな。

京都11R クリスアーサー 15人気54.2倍→17着

:外先行で4角では4,5番手くらいにつけ、おっ?と思いましたが全く伸びませんでした。1,2,3番手でそのまま決まるレースだっただけに力不足と断じざるを得ませんね。
妙味論的には面白いかなと思いましたが、ピューロマジックはもう少し踏み込んで考えれば買えてていいなと思いそこが反省点です。逃げ馬が複数揃ったレースは、各馬のゲートと出足の確認大事。ハイペースで差しが決まると思われる分、速い逃げ馬を見つけられれば美味しい。結局単騎先頭になる形多いからね。


日曜京都10R安土城S ビーアスドニッシド 3人気5.7倍→17着

:最悪でしたね。この馬が気性悪いのは3歳時から分かってましたが、なにも成長していない・・・。出負けて掛かってジェットスキー、直線余力があるはずもなく。てか結局岩田康誠とのコンビでしか走らない馬なんですよね。なんで乗せないのか。ちょっと見通しが甘かった。岩田さんを乗せてください。というかこんなオッズで和田さんを買ってんじゃあないよ(ブーメラン)
またこれで人気無くなりそうだしどこかで穴開けそうなキャラなんだけどな。

東京12R目黒記念 シュトルーヴェ 1人気3.5倍→1着

:ダービーに続いて東京重賞両獲り。やりましたね。単勝1点でちゃんと的中するの久しぶりなので安くても嬉しい。
このレースはクロミナンスとの力の差・サトノグランツは東京では走らないことを掴むだけでした。4倍つけば最高でしたが、まあ1番人気になってしまいましたね。とはいえこの頭数とメンバーなら3倍台でも買えると判断してたのでOK。
位置取りは思った以上に後ろになり、ヒヤヒヤはしましたね。ただモレイラも言ってましたがよく我慢しました。上がり32.9秒の豪脚を披露。半馬身差でしたが力は抜けてましたね。正直メンバーレベルはG2としてはどうかも、去勢してからのレース内容が全て良く、G1でも通用しうる馬なのではと見てます。着差が地味なのが評価されず、穴になるなら狙いたいですね。

ただ2着シュヴァリエローズをノーマークは反省。京都記念でもいい走りしてましたし、前に行けるキャラであることを失念してました。シュトルーヴェが後ろからになればこうして勝つチャンスが到来するわけで。


日本ダービー反省と回顧

予想詳細はこちらから。かなり書き込んでますので是非。

◎シンエンペラー
○レガレイラ
▲ダノンデサイル

◎単勝、◎‐○馬連ワイド、◎‐▲ワイド 計4点


◎-▲ワイド的中!🎯

80倍の高額配当を4点で仕留めました
イヤラシイので金額は伏せますが、競馬始めてからこれまでの最高払戻金を日本ダービーでゲット!
これぞ絞り馬券の醍醐味。

【禍福は糾える縄の如し】

 見事91代ダービー馬の称号を得たのは⑤ダノンデサイルでした。鞍上は56歳横山典弘、もちろん史上最高齢でのダービージョッキーになります。いやお見事。
ダノンデサイルは、京成杯でも単勝1点で勝たせていただいた馬であり、僕の皐月賞の本命でした。


ということで皐月賞記事でかなり細かく考察してますので、是非ご一読をば。

色々ありますが、僕がずっと言ってたことはアーバンシックと比べてダノンデサイルの評価が低すぎるということですね。

百日草特別でロマンを感じた、東京適性はこちらが上、というアーバンシック派の言い分は分かりますが、京成杯を見てアーバンシックのが負けて強しだったという言説は個人的には意味不明でした。

最近は「負けて強し」を評価する買い方がむしろメインストリームになってて、みんなやるから意味がなくなってきてると感じます。
前走惨敗した馬ですら一桁オッズなんてもう珍しくもないことになっています。実際それで巻き返す馬も居るんですが、妙味論的にどうかという話ですよね。前走負けたけど普通に人気してる馬を買い続けて勝てるの?という話。
むしろ、勝った馬の強さを丁寧にすくって評価するやり方が、今の馬券のトレンド的には合ってるのかも。ダノンデサイルはまさにそれでした。


 で皐月賞の結果ですが皆さんもご存じの通り、ゲートインすることができませんでした。返し馬で歩様に違和感を覚えたノリさんが下馬。競走除外。
僕の馬券はすべてダノンデサイルから買っていたので、まさかの皐月賞見学の憂き目に。こんなことある???とテレビの前で愕然としてました。

 ただ、この決断がなければおそらくダービー馬ダノンデサイルは誕生しなかったでしょうね。厩務員も気づかないほどの些細な違和感でしたが、実際に蹄に痛みが出ていたそうです。これはノリさんだから気付けたし、ノリさんだからこそ辞めようと言えたんですよね。ぶっちゃけ気付けたとしても皐月賞発走直前で、なかなか言えないですよねそんなことで。明らかな違和感でもないわけで、みんな楽しみにしてるのに。
立て直しも決して楽ではなかったようですが、安田翔伍先生との綿密な連携でダービーへ出てくることができました。痛みを抱えたまま走らせてたら怪我に発展したり、そうでなくても馬がレースを嫌がるようになったかもしれません。人間万事塞翁が馬、災い転じてと言いますが、ガッカリの皐月賞が栄光の道に通じていたということで、なんかもはや人生を感じる話です。ノリさんも言ってましたが、馬を大事にすることが、結果として返ってきた。美しい勝利だったと思います。大穴馬の勝利でしたが現地も普通に大歓声でしたね。

さてレースの話に。3枠5番からゲートを決め、しごきながら前へ。出方次第では自分で行くというプランもあったようです。これです、この思い切りですよね。僕ジョッキーじゃないんですが、ダービーとか大事なレースだと慎重に乗りたくなるじゃないですか。でも勝利の女神は前髪しかないということで。同じくベテラン武豊⑪、岩田康誠⑱も前へ。おじさんたちはダービーの勝ち方を知ってます。先行しなければならないという話というより、1コーナーの入りですよね。ここが一番熾烈なのを理解してる。⑱がハナを取り切る形になり、ノリさんの⑤はインの番手、⑪その外。その後ろに出負け気味も押して押して⑮ジャスティンミラノ戸崎。この判断は戸崎さんもよかったと思います。武豊の後ろを取れたのは次善と言えるでしょう。なお僕の本命馬⑬シンエンペラーは更にその外目後ろ。これも出たなりでしたが、難しい位置。シンエンペラーのダービー馬の目はこの時点で無くなったのかなと。

向こう正面で隊列が決まった時に、僕は競馬仲間とのディスコードで「デサイル最高の位置やん!」と叫んでました。いわゆるインのポケット、空いたスペースに収まる形で楽に追走できる位置です。1000m通過63秒、遅いと見た⑥コスモキュランダ、次いで①サンライズアースが捲りに入り、レース質が一変。ペースが上がって出入りが激しいレースに。ジャスティンミラノの敗因はこの時でしょうね。若干ですが馬がエキサイトしてしまったようで、余計な脚を使いました。決してスタミナが足りない馬ではなかったのですが、これで最後は伸びを欠きました。そんな中デサイルはやっぱり楽なインで溜められたので、最初のダッシュがここで活きてくるんですね。

で直線です。ここは横山典弘熟練の妙技が炸裂しました。前で逃げる⑱の内側には若干のスペースがありましたが、突っ込むには危険な狭さ。ただそこで外に切り返すのではなく、⑱の真後ろにつけて待ちました。これは心臓に毛が生えてないとできません。そして⑱の岩田騎手が姿勢修正のために一発外側へ鞭を入れた瞬間を見逃さず、空いた最内のスペースへ。これで勝ちです。お見事。どんな神経してたらこんな乗り方できるんだ・・・?開かなかったらどうするつもりだったんでしょうか。競馬はギャンブルだとは本人の弁ですが、大舞台で勝ち切るには際の際まで攻めないといけないということなんでしょうね。さっきから「楽」と言ってましたが、ノリさんとダノンデサイルは決して楽に勝ったわけではないことは申し添えておきます。冷静にアドバンテージを得たうえで、有利なギャンブルに持ち込んで勝ちました。これが一流。

ただ、スペースが開かなくても外切り返しで勝ってたかも分からないですね。差し勢の脚色は鈍かった。時計以上に負荷のかかる展開でしたし、おそらくノリさんの想定ですら上回るほどにダノンデサイルの能力が高かったです。

11.7-11.3-11.1-11.2-11.5

最後の1000mは2021ダービーを越えて歴代最速です。もちろん前半の入りの分はありますが、能力が無ければこの上がりはまとめられないでしょう。最後は⑮ジャスティンミラノを2馬身ちぎりました。最も運のある馬が勝つ。力で運をモノにした、ダービー馬にふさわしい内容だったと思います。一世一代の激走というより、強い馬がバレてなかったということだと思います。
皐月賞除外でもこの馬の力を信じ続けた人にも、良いご褒美となりました。当然ですが2度とこのオッズでは買えないでしょう。

今後ですが、まあこれだけのロンスパをこなせる馬ということで菊花賞への適性は何ら不安はないかなと思います。菊とダービーの2冠は実は難度が高いのですが、中心視せざるを得ない。

【2着⑮ジャスティンミラノ】

:色々ありますが、まあツキが無かったということなんでしょうね。
ただ内枠だったらダービー馬になれたかというと微妙で、スタートですよね。やや行き足つきませんでした。そこを戸崎騎手が珍しくグイグイ押して前へ。15番だったからリカバリが効いたともいえます。もっと内目なら包まれてたかもしれませんからね。
過酷なラスト1000のロンスパをよく外先行で抜け出してきましたので、2400が長かったとも思わないのですが、ベストは2000くらいなんでしょうね。
戸崎騎手は85点の騎乗でしたが内に120点の男が居たという。

【3着⑬シンエンペラー】

:本命、3着でした。本命にしといてなんですが思ったより強かったですね。正直、贔屓は入っておりました。推し馬なので。ただダノンデサイルと印逆だったかもなというのはある。情が入った。

でも記事で述べた通り、この馬の使ったレースはハイレベルだったことと、東京の適性は過少に見積もられてたのは確かで、買うべき馬だったという見解は変わらないですね。立場が違いますが、2021のステラヴェローチェみたいな人気のしなさだったなと思う。この馬についても、好成績を挙げてきたことが素直に評価されない今の風潮を示す7番人気17倍だったなと。

スタート出遅れたまではいきませんが、姿勢が崩れたとのことで、加速がつきませんでしたね。出たなりに外中団に構えることになってしまいました。ただそこでジタバタしなかったのは坂井くんの判断が良かったかなと。捲ってでも前に行くべきだったということも聞くけど、どうかな・・・?ただもう少し早めに進出しててもよかったとは思う。脚は最後まで伸び続けており、脚は少し余してたってことでしょう。まあ結果論に近い。使える脚は質量保存の法則。強いて言うなら坂井くんもまだこの馬のポテンシャルを低く見積もってたということかな。流石世界的良血。

4角向いてオワタと思いましたが、馬群を縫い縫い良く伸びてきました。前に取り付くころにはほぼダービー終わってましたし、3着以上の評価はしませんが、4,5着を1馬身半離したのは立派。
決してビュンとキレる馬ではありませんが、東京が合う馬のもう一つの要件、長ーく足を使い続けられる馬です。5Fロンスパも望むところの展開でしたね。やっぱ位置取りか・・・。2着はあったかもしれない。

日本の高速馬場に対応できるゴリゴリの欧州血統と言う時点で面白いですが、凱旋門チャレンジは素直に楽しみですね。あのロンスパはやっぱ欧州馬なんだよなあ。3歳馬は斤量有利ですし、日本に染まりきる前に挑戦するのは面白い。
ただ流石に晴れた方がいいとは思います。

【4着①サンライズアース】

 今回のロンスパ戦の主犯。池添騎手も勝負の勘所をわきまえてる騎手です。デムーロのは中途半端になってしまいましたが、こちらはしっかり捲り切ったことが奏功しました。すごいスタミナですね。菊花賞で面白い馬と思ってましたが、バレちゃいましたねこれは。お前はレイデオロの柱になれ・・・。
ただベテラン厩務員さんをして今まで担当したなかで一番狂暴とおっしゃる癖馬で、馬群の中に入れられないのは明確にデメリットではあります。その辺改善するかどうか。人気だとちょっと手が出にくいね。

【5着②レガレイラ】

 対抗評価も5着。ルメールは東京2400が大得意だが、意外にもダービーはまだ1勝。なんか5回くらい勝ってそうなのにね。
1枠がどうかとは思ってたけど、よくなかったね。まあ今までのレース見てても必ず外を使ってきた馬だし、後方インでは名手ルメールといえど工夫できるところが無い。ただ地力は見せたなと思ってて、まったく向かないながら掲示板だからね。もう少し流れる展開だったら争覇圏内に加わっててもと思う。ジャスティンミラノの連が売れすぎだったという見解は変わらないし。
秋華賞に出てきたら普通に売れるんだろうけど、どうかなあ。内回り向きの馬ではない。オークス1,2着馬の方を評価したいかな。
俺は懲りずに凱旋門挑んでも面白いんじゃないかなと思ってるけど、まあ行かないかな。

【6着⑥コスモキュランダ】


:デムスぺ失敗。中途半端だった。脚を使ったにも拘らず、コーナーでは外に振られた。捲りってのは道中使う脚と位置取りをトレードする行為なので、これではコストに見合わない。
ただ過酷なロンスパを意外と最後まで頑張ったよね。もっと沈むと思ってた。近年弥生賞勝ち馬が異様に菊花賞に強いのだが、この馬も菊向きの馬。

【9着⑫シックスペンス】

:現状の力。この馬とアーバンシックが一番過剰人気だったんじゃないかなと思ってる。逆転候補を探す人の期待が過度に集中した。

【12着⑧アーバンシック】

:ダノンデサイルの話でこの馬をくさしてしまった感じだが、素質は買ってる。結局百日草特別の超抜ラップがこの馬の呪いになってる気がするんだよね。
そして今日はこの馬の弱点が出てしまった。競馬があれしかないんだよね。武史も言ってたけど行きたくても行けない。競馬って前につけて速い脚を使える馬が一番の理想形なわけで。後ろからの競馬オンリーだと、どうしても他力になる。あ、ディープとかは別ね。まあディープにしたって前につけられた方がもっと強いに決まってる。なので俺は史上最強はイクイノックスだと思ってる。(燃料投下)
話戻して、成長もいまいちしてなかったね。晩成なのか、はたまたもう打ち止めなのかは分からないけど。セントライトで売れなかったら、かな。


素晴らしいダービーでした。
文章が冗長で申し訳ない。自覚している。最近書きたいことが溢れすぎて、上手く順序立ててまとめられてない気がする。もっと端的にいきたいものだ。

来週は安田記念、え?もう安田?
春競馬が終わりそう。早いものである。
安田が終わったら函館開催も始まって、いよいよ夏の足音って感じですね

夏は僕の季節なので、張り切っていきたいものです。ここからまだまだ、巻き返していきます!


今日のひとこと


野田さん、悲願かなう

ダービーオーナーになるのは、一国の宰相になるより難しいなんて言いますが、日本屈指のお金持ちの野田氏でさえここまでかかりましたからねえ・・・。

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