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上級運航I

◯航海計画

他船と係留設備を共有する際に配慮すべきことは何か?

答え:他船が解らんしやすいようにする


航海計画を立てる際に気象海象の急変に備えて、目的地までの途中に何を設定しておくべきか?

答え:避難港


レーダーで主に使われる相対方位では、磁針路045°で航行中の船舶が相対方位100°に物標を測定した場合の物標の磁針方位は何度か?

答え:45°+100°=145°


◯気象予測

上層雲と呼ばれる雲を3つ答えよ

答え:巻雲・巻積雲・巻層雲


中層雲と呼ばれる雲を2つ答えよ

答え:巻雲・巻積雲・巻層雲


下層雲と呼ばれる雲を3つ答えよ

答え:層積雲・層雲・乱層雲


温暖前線通過に伴う気象を何点か答えよ

答え:
(1)厚い層状の雲に覆われる
(2)シトシトと地雨が降る
(3)前線が通過すると気温が上がる
(4)前線が通過すると風向は南東から南西に変わる


寒冷前線通過にともなう気象・海象を答えよ

答え:
(1)積乱雲、積雲が発生する
(2)にわか雨がふる
(3)前線通過後、気温降下、気圧上昇、風向は南から西に急変
(4)突風を伴う場合が多く、三角波のような複雑な波を起こすことがある


寒冷前線が温暖前線に追いついて出来る閉塞前線だが、閉塞後、低気圧はどうなるか?

答え:次第に衰退する


冬から春にかけて現れる気圧配置で日本海側ではフェーン現象を起し、通過後は春一番をもたらす図の天気図は何型か?

答え:日本海低気圧型


1年を通じて現れるが、冬から春にかけて、低気圧が陸岸をあまり離れず進むと太平洋側に大雪をもたらす図の天気図は何型か?

答え:南岸低気圧型


春と秋に見られる代表的なもので、いくつかの移動性高気圧がほぼ東西に並んで帯状の高気圧になっている図の天気図は何型か?

答え:帯状高気圧型


◯潮汐・潮流・海流

日本近海の主要な港を標準港とし、その港の毎日の潮時と潮高が掲載されているものは何か?

答え:潮汐表


潮汐によって、海面が最も高くなった状態のことをなんというか?

答え:
高潮(こうちょうと読む)又は満潮
※台風や低気圧の影響で海面が以上に高くなる高潮(たかしお)とは別です。


潮汐によって、海面が最も低くなった状態のことをなんというか?

答え:低潮(ていちょう)又は干潮


赤道のほうから流れ出す暖流で、塩分が多く、色は濃いあい色をしている太平洋側に流れていく海流は何か?

答え:黒潮(日本海流)



荒天航法及び海難防止

◯荒天航法

台風の進路の右側にいる場合、近づくにつれて風向はどのように変化するか?

答え:時計回り(東→南東→南→南西)


台風の進路の左側の場合、近づくにつれて風向はどのように変化するか?

答え:反時計回り(東→北東→北→北西)


台風の進路上にいる場合、風向はどうなるか?


答え:変化しない


背中に風に風を受けるように立って、左手を真横に水平に上げ、20~30度前方に転じる、台風の中心方向を知る方法はなにか?

答え:バイス・バロットの法則


航行中ブローチングを起こしやすいのはどのような場面か?

答え:斜め追い波を受けて航行中、波の下り斜面で回頭しかけたとき


荒天時に、船首を風や波の方向に向けることができ、横波を受けて転覆の可能性を下げる道具は何か?

答え:シーアンカー


荒天時、追い波を走る際、舵効きが悪くなるのを防ぐために使う道具は何か?

答え:ドローグ


荒天時、大きな追い波の場合は波のどこを走るのがよいか?

答え:波の上り斜面に位置を保つようにする




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