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操縦訓練に行ってきました。

忘れないうちに、習った点をまとめておきます。

当日のスケジュール

  1. 1・2級小型船舶操縦士試験についての紙の内容確認

  2. ロープワークのチェック

  3. 発航前点検

  4. エンジンの点検

  5. 法定備品の点検

  6. エンジン始動・暖気・停止

  7. トラブルシューティングの確認

  8. ハンドコンパスの使い方

  9. 係留、解らん

  10. 離岸・着岸

  11. 発進・直進・停止

  12. 後進

  13. 変針

  14. 蛇行

  15. 人命救助

  16. ランチ

  17. AMの総復習


ロープワークのチェック

これは室内の部屋で行いました。
実技試験の際には、以下から1つだか、2つだかをやることになるようです。
意外と習ってやってる時はそうでも無くできました。
あとは試験の際に緊張しててもできるかですね。
途中経過ではなく、最終的な結び目を確認して合否をみるとのことですので
最終形をしっかりと作ってから試験官に”出来ました!”と伝えればOKみたいです。

本結び(リーフノット)

ひとえつなぎ(シングルシートベント)

ふたえつなぎ(ダブルシートベント)

巻き結び(クラブヒッチ)

もやい結び(ボーラインノット)

いかり結び(フィッシャーマンズベント)

最後のもやいは、やらなくてもOK

クリート止め(クリートヒッチ)



練習で使った船(テストも同型らしい)

発航前点検

船体・操縦席の点検

試験の際には以下から、2項目がランダム出題

① 船体外板
・船首を離れて確認
・船体甲板を確認
・船の横をデッキを歩きながら確認
・船尾を確認
・乗り込んで海側の横を覗き込んで確認
破損や漏れがなければOK

② 船体の安定
・斜め後ろからみて、トリム(前後)、ヒール(左右)の傾きを確認
・乗り込んで、左右に揺らして復元力を確認

③ 浸水の有無を確認
・シートを開けて以下に水がだくだくになってないか確認
 →バッテリールーム
 →エンジンルーム
 →アンカー置き場

・生簀の部分を開けて浸水がないかを確認

④ 推進器(プロペラ)
・チルトダウンしてるかを確認
・ゴミがないことを確認
 →吸水口
 →プロペラ周り

⑤ 船灯(せんとう)
・スイッチを入れる
・船から降りて点灯具合を確認
 →全周灯(船の上)
 →両色灯(前の方)

⑥ ワイパー
・スイッチを押す(2ヶ所)
・動くことを確認する

⑦ ホーン
※YAMAHAの練習・テストで使う船はホーンが船には搭載されていませんでした。
・缶のガス残量の確認
・ホーン自体が割れてないかなどを確認


エンジンの点検

試験の際には以下から、2項目がランダム出題

① バッテリー
・本体の固定具合
・配線の緩みはないか?
・液量はOKか?(ぶっちゃけ設置状態では見えない)
※YAMAHAの訓練船は後部シートを開けて右でした。

② 緊急エンジン停止コード
エンジンキーの直ぐ下にあるプラスティックのやつ 
・抜いてみる
・割れやコードに切れが無いかを確認
・取り付ける

③ メインスイッチ
・ONになってる事を確認します。
赤い(オレンジ?)スイッチでバッテリーの直ぐ横にある。

④ 燃料油量
・エンジンキーで電源を入れて油量を読み上げる
 (9割くらい入ってます。とか、ほぼ満タンです。とかでOK)
・電源を切る

⑤ 燃料コック
・燃料コックが開いているかを確認します。
※ホースと平行になっていれば開いている

⑥ 燃料ホース
・全てを触って、切れや漏れが無いかを確認する
※燃料コックの先から、エンジンまでつながっているホース

⑦ 燃料フィルター
以下をそれぞれ確認します。
・汚れてないこと
 やや上の白い不織布フィルターの色を確認

・漏れがないこと
 プラのケースの下や周りを触って確認

・水がないこと
 フィルターの下部に赤いフィルターが入っており
 水を感知すると浮上してくるので、一番底にあればOKです。

⑧ プライマリーポンプ
 手動の血圧計みたいなポンプが燃料ホースの途中にあります。
・数回揉むと、固くなるので固くなるのを確認してOKです。

⑨ エンジンオイル
船外機だった場合、外側のカバーを開けて、黄色のオイルゲージを引き抜き以下を確認します。
・油量(ギザギザの範囲内ならOK、多すぎも、少ないもNG)
・色(アメ色くらいならOK、真っ黒や、白いのはNG)
・粘度(サラサラ過ぎ、ベタベタ過ぎはNG、ざらつきもNGです。)
※実際に触ってみる

⑩ 船外機の取り付け状態
・船外機本体を手で触り揺すってみる
・取り付けボルトの状態を確認する(ゆるみがないかなど)


法定備品の点検

試験の際には以下から、2項目がランダム出題
原則ルールとしてしっかりと使える状態かを確認するということは共通です。

① 信号紅炎
・有効期限の確認(読み上げる事)
・2個入りなので、2つみる事

② ライフブイ(救命浮環)
・反射版
・ロープ
・破れ
などがなくすべてが正常に使えるかを確認

③ ライフジャケット(救命胴衣)
・全員着用していることを確認する。(テストの時は自分だけ)
・ガス自動膨張式なので、サイン部分が緑色になっている事を確認する(装着時右側にある)
・桜マークがついているかの確認(装着時左側にある)

④ バケツ
・水が汲める状態になっているか?
 (穴あき、取手が切れてるなど)

⑤ あかくみ(柄杓みたいなものでもOK)
・水が汲める状態になっているか?
(穴あき、取手が切れてるなど)

⑥ 消化器
持ち上げる必要はないが、以下の項目を確認する。
・ピンは付いて止まっているか?
・変形はないか?
・サビ等はないか?

⑦ アンカーやロープについて
・ぱっと見で破損等が無いか?
・ロープに埋もれた状態で点検したらNGとなる。
 必ず見える状態にしてからアンカーも確認すること。

⑧ 船舶検査証書
・船体番号を確認(乗船するものと同じであることを確認)
・有効期限を確認すること

⑨ 船舶検査手帳
・船体番号を確認(乗船するものと同じであることを確認)
・有効期限を確認すること

⑩ 

エンジン始動・暖気・停止
・中立確認
・安全プレート確認
・後方確認

暖気は指定の回転数まであげる
大体1500くらい、スロットルの横のボタンを押すことを忘れずに
本当にちょっとづつ上げる。


トラブルシューティングの確認

スターターは動くが、エンジンが回らない!何を確認する?

※確認をする際に、試験官がどれか一個は確認済みであることを伝えてくるらしい。

・ロックプレートの接続してる
・燃料は入っている
・燃料パイプに詰まり等はない
・燃料コックは開いてる
・燃料のフィルターは詰まってない
・プライマリーポンプで燃料は送れてる

スターターが動かない原因はどれ?

※確認をする際に、試験官がどれか一個は確認済みであることを伝えてくるらしい。

・メインスイッチを確認
・リモコンレバーの中立
・バッテリーの接続
・バッテリー容量の確認

計器類を使ったトラブル確認

冷却水温の警報表示が出ました
油圧の警報がでました
バッテリー電圧の警報がでました

エンジンがオーバーヒートしました

・冷却水取入れ口は詰まってない
・エンジンオイルは適量


ハンドコンパスの使い方

・ハンドコンパスを持った状態で、手を水平にします
・ターゲットにコンパスを合わす
・プリズムを数値が見えるように調整します
・基準を合わせ数値を読み上げる(左から右へ数値が増える)

※左右に軽く移動すると読みやすい、メモリは1メモリ2度です。


係留、解らん

係留
・風上から結ぶ
・無風時は船尾から結ぶ
・片方を結んでる際には、踏んで止めておく
・桟橋と並行なるように止める
・少しゆとりを持たせる
(YBMのマリーナはクリートなので、クリートヒッチでOK)

解らん
・風下から外す
・無風時は船首から外す
・2つ目を外してる際には、1つ目は踏んで止めておく
・両方を持って乗船
・濡らさないように船に固定します。


離岸・着岸

離岸
・後方離岸が基本
・前方状況によりけりだそうです、船尾が桟橋に当たる可能性もあるので
 特段の指示がない限りは後方を、選んだ方が良い

  1. 船尾確認

  2. 周囲確認

  3. ハンドルを最大まで、岸とは逆にきります

  4. 後進を開始します

  5. 船尾確認

  6. 周囲確認

  7. エンジン中立

  8. 離岸確認しました

着岸
・右舷着岸がおすすめ
・試験の際には、右舷がおすすめ

  1. 着岸側に、フェンダーとボートフックを準備する

  2. 着岸側のロープもすぐ取り出せるようにする

  3. 船尾よし(後ろまでちゃんと見に行く)

  4. 周囲確認

  5. 微速発進

  6. 着岸点を確認

  7. 中立を確認

  8. 周囲確認

  9. 桟橋に対し約30度で侵入

  10. 中立にしゆき足で進みます

  11. 船が並行になるように舵をきります

  12. 並行になりそうな時に舵をまっすぐに戻します

  13. ゆき足がなくなる程度の後進をいれ、船を止めます

  14. 着岸点の真横が操縦席になるくらいだとベスト

  15. 中立にしたら、船尾へ行きボートフックで桟橋をタッチして終了


発進・直進・停止

発進
大体微速で◯◯へ発進しなさいって言われます
・船尾確認(後ろまでちゃんと見に行く)
・周囲確認
・1000以下でゆっくり走ります
・指示された方向に大体あった時に発進できたことを伝えます

直進
◯◯まで増速しなさいと言われます
・周囲確認
・指定された速力まで増速します(大体3500以上)
・定期的に周囲を確認します
・OKと言われるまで目標へ進み続けます

停止
・後方確認
・周囲確認
・徐々に1000くらいまで下げます
・中立にします
・停止を伝える
※とにかく急な操作はしないようにする


後進

・船尾確認
・周囲確認
・微速で後進
・船外機と目標を合わせながら進みます
(船外機がない船もあります、船の中心あたりにある基準を目印にしよう)


変針

・指示された方向を確認します
 (右なら、右、左なら左)
・後方確認
・指示された方向へ変針します
・あまり急な舵を切らないように操作する

※後方への変針の際には、結構時間がかかるので定期的に周囲の確認をする事を忘れないようにします


蛇行

・3つのブイの延長線上にある目標物を確認しておく
・滑走状態まで増速します
・ブイとの距離5-10mほど、離した状態で蛇行していきます
・最初に確認した目標物へ進路を戻します
・しばらく前進したら、終了を宣言します
(その前に、OKがかかる事もあるそうです)

※滑走状態を維持したまま行うことがポイントです


人命救助

・要救助者を確認
・右舷/左舷より救助しますと宣言
・宣言した方向の舷に、ボートフックを準備します。
(右舷側が救助はしやすい)
・前後左右確認
・ずっと微速で行きます(試験に時間制限はありません)
・常に周囲を確認します
・船首のギリギリまで微速で接近
・目標のブイが右舷に流れた事を確認したら、中立にする
・船尾へ移動して回収します


ランチ

・近くにアウトレットやマクドナルドがありました


AMの総復習

・一通り総復習したら完了です


感想

着岸が苦手だと思い、最後にもう一度練習時間をもらったりもしたのですが
自信はもてませんでした。

一番確認や手順が多いのが着岸かもしれません。

慣れたらそんな事も、ないのかもしれませんが
1日練習した程度では自信は持てなかったです。

練習日はとにかく天候が荒れ荒れでした。
湾内でも揺れまくりで、初操縦で船とはこんな感じなのかと思いました。

これだけ荒れていたら、テストは余裕ですよ!と言われましたが。。。
テストというのは、どうしても不安になるものですね。

ただ、他の操船に関しては意外と簡単でした。
※焦らなければですが

講師の方も言われてましたが、安全確認がとにかく重要です!とのことで
テストの際に、確認漏れをしないかが心配ですね。



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