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ギブ アンド テイクの法則

"Just as there are people that you love and don't love you back, there are people in your life that are investing in you and loving you that you forgot and above".


.

生きていると、


「自分はこれだけ相手のことを思って心から尽くしてきたというのに、一体なんて仕打ちなんだろう」

そう感じる場面に出くわすことも少なくありません。

現に私には、ここ数週間そんな気持ちが押し寄せてくる瞬間が多々ありました。

そしてそんな時、なんとなしに聴いていたポッドキャストで出会ったのが冒頭の言葉でした。

元僧侶で現在はモチベーショナルスピーカーやポッドキャスターとして活躍するJay Shettyによれば、ギヴアンドテイクとは必ずしも自分が与えた相手との間にだけ成り立つ法則ではないのだそうです。

自分が意図せず傷つけてしまった相手が自分を傷つけ返してくるかというと必ずしもそうではないように、愛の受け渡しもまた、自分と相手という一対一の範疇を超えたところで行われる仕組みなのだとか。

自分が愛を持って接してもなぜだか報われない(または恩を仇で返してくるような)相手がいるのと同じように、
この世界にはまた、あなたを愛し、時間とエネルギーを割いているにも関わらず、当の本人にはすっかり忘れ去られてしまっている人達がいる。

これはJayが僧侶時代に先輩と交わした会話の中で、最も印象に残っているものだそうです。

考えてみれば本当にその通り。

自分だって、必ずしも与えられた愛を相手にいつも同じ分量だけ返せているかというとそうではなかったのです。

相手が自分の大切な人であればそういったことに自然と向くであろう意識も、そうでない相手からの親切や愛情に対してはどうでしょう。

そうやって一つ一つの「情」の流れを紐解いてみると、

この世で起きている様々な感情の受け渡しは "一人対もう一人" という人間関係の範疇を超えた、もっと広いところで循環しているイメージを俯瞰で捉えることが出来ます。

これが一対一の人間関係内で完結する情の流れだとすると、

もっと広い範囲でのエネルギーの循環はまさにこんな感じ。

一対一の間柄で完結するエネルギーの流れもあれば、そうでないものもある。そう考えると、なんだか不思議としっくりきました。

そしてここからは私の個人的な考えですが、この循環の原理を踏まえた上でそれでもあまりに嫌な対応を続けてくる人とは、思い切って距離を取るという判断も時には大切だと感じます。

その人が与えてくるネガティブなエネルギーを、自分が他のところで知らずに循環させてしまっていたらと考えると恐ろしいですものね。


ちなみに冒頭の会話は、Tom Bilyeuによるポッドキャスト:Impact TheoryでJayがゲストとして招かれていた回で出てきたものです(以下のリンクから無料で視聴可能)。

September 8, 2020
Jay Shetty "Former Monk Reveals How Mindset Matters"

その他にもJayが僧侶時代に得た知見や悟りを余すことなく語ってくれるこの回は、Tomのポッドキャスト内でも特におすすめです。

Peace!

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