![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121242017/rectangle_large_type_2_f5f568dab53be718df58c76fcb2cbde6.png?width=1200)
Photo by
d_tsujimoto
荷と運命よ
どんな荷を背負ったか
忘れてしまう
下ろしたことすらも
忘れてしまう
次から次へと荷物、荷物
運んだのか運ばないのか
忘れてしまう
ただ荷があった
与えられた役割だけに
飽きたらず
様々なことに挑戦して
荷を背負って来たが
こうして年を経ると
かみが最初にわたしに与えた荷物だけが
背負うべき
背負い続けるべきものだったのだ
ああ、他の荷物を背負う余力など
いまこのわたしには残されてはいない
背負い続ける
運命
荷を捨てて行く
運命
歩いて行く
運命