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089:五島のうまかもん(01:五島牛)

 「五島列島の美味しいもの」というと、たいていの人は「海の幸」を思い浮かべるのではないかと思うけれど、そちらはおいおい紹介するとして、第一回目は「幻の牛」と巷で言われている(らしい)五島牛を紹介したい。

サシが多くても胃にもたれない

 五島牛の詳しい解説はウィキペディアに掲載されるので興味のある方はそちらをご参照頂くとして、個人的に「いいな~」と思うのは「生産量が少なく、それ故にその殆どが長崎県内で消費されちゃう」っていうところ。

 希少価値が高いということは、「その場所に行ってわざわざ食する価値がある」ということ。旅をする人にとってはポイントの一つになるのでは。

 実際私も昨年の2月に五島福江島に行った際、所謂「ゲストハウス」に長期滞在したのだけど、その時はコロナ感染拡大による「まんぼう」発令の影響で街の飲食店の多くが営業自粛していたこともあって自炊中心の生活を余儀なくされた。

 市内にある色んなスーパーを利用させて頂いたのだけど(これがまた、五島の豊かな食を知る非常に貴重な体験となった)、殆どのスーパーで普通に五島牛が売っていた。物価の感覚はあまりない私だけど、結構安かったような気がする。


100グラム当たり1,000円くらい。「幻」の割には安くないですかね?

 写真の肉を買ってゲストハウスでステーキにして食べたんだけど、一番驚いたのは「脂のサッパリ加減」。見ての通りサシが結構入ったサーロインだったんだけど、普通だったら歳のせいもあって食べた後に「胃もたれ」「胸やけ」を起こしてしまうレベル。

 でもこの五島牛は食後も全く胃がもたれることもなく、翌朝も快調だったのを覚えている。50過ぎのオッサンにとってこれはとても重要w。

 上述のように地元のスーパーでは普通に売っているので、五島に行った際には是非買って食べてみて欲しいのだけれど、たいていのホテルにはキッチンなんてないだろうし、「旅に行ってまで料理したくない」という人も多いのではないかと思う。

 そんな方向けに、福江島で比較的リーズナブルに五島牛を食べられるお店を紹介したいと思う。その名は「焼肉喜楽」さん。

 2020年に初めて五島を訪れた際、市役所の方に連れて行って頂いたのだけど、最初に出てきた牛タンの分厚さと柔らかさにぶっ飛ばされたのを覚えている。その他の肉もどれもとても美味しかった。
(ちなみに私は自他ともに認めるホルモン好きなんですが、この店に限ってはホルモンではなくお肉中心のチョイスをお勧めします)

 その他にも五島牛の美味しい店はあるらしいのですが、ここでは基本自分が飲み食いしたものを独断と偏見で紹介するのがコンセプトなので控えておきます。

 冒頭で述べたように五島といえば「海の幸」のイメージが強いですが、2泊以上される場合には必ず一日は五島牛を食することを強く推したい私です。



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