twitterのハッシュタグ「#μ's」を認識してくれない問題

2022年。ラブライブファンはいかがお過ごしでしょうか。
突然ですが2020年にこんな話題がtwitter上がったのを覚えていらっしゃるでしょうか?​

普通に書いた「#μ's」はハッシュタグとして認識してくれないけど、出回っていた表記「#μʼs」はハッシュタグとして認識してくれる。

当時は「へ~。これは便利」くらいにしか思っていたなかったのですが、どうしてこうなったのか気になったので今更ながら調査しました。

twitterのハッシュタグの条件

twitterのハッシュタグはどんな文字でも使えるわけではありません。twitter公式のヘルプではこのように表現されています。

ハッシュタグにはスペースや句読点を含めることはできません。これらを含めると、正常に機能しなくなります。

うーん。分からない。ということで日本語キーボードで簡単に入力できる各種記号を確認すると、以下の文字は利用できそうでした。(全角半角の両方とも確認)

 _
 ー
 ~
 ・

上記の例外はあるものの、基本的には記号は使えないと思っていたほうが良さげです。
当然、アポストロフィ(μ'sの ' )も使えません

それではハッシュタグで使える #μʼs の ʼ  って何?

ぱっと見ではよくわからないですが、これはアポストロフィではないようです。
※ここからはIT技術の話も混じってくるのでご注意。

ハッシュタグとして利用できない「#μ's」と利用できる「#μʼs」の「'」の文字コード(Unicode文字番号)を調べると以下のとおりでした。

利用できない「#μ's」の ' → U+0027
利用できる「#μʼs」の ʼ  → U+02BC

ぱっと見では同じ文字ですが、コンピュータ的には別の文字として扱っているようです。だから、twitterのハッシュタグの制限をすり抜けて利用できていたようですね。

そして、利用できる「#μʼs」の ʼ(Unicode文字番号U+02BC)は「前進を伴う修飾文字」らしいです。隣接する文字を修飾する形式の文字なんだとか。

(前進を伴う修飾文字って何だよ……と思いましたが、特に議論する対象でないので調査はしていません)

まとめ

twitterの制限をすり抜けて利用できたハッシュタグ「#μʼs」
これは”前進を伴う修飾文字”を利用して実現したタグでした。

「前進を伴う修飾文字」を活用し、よきtwitterライフをお送りください。
最後にコピペ用のハッシュタグを記載しておきます。

#μʼs

#μʼsicforever

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