Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)の『おもてなし』が凄い

Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)が凄い。
発売3日間で全世界累計実売本数240万本突破したとの事で、今年のGOTY候補に挙がるのは間違いないでしょう。

ストーリーの熱さ、グラフィックの美しさ、アクションの爽快感などの素晴らしさをレビューしている記事はたくさんあると思うので、今回は自分なりの視点でGhost of Tsushimaの凄さについて、レビューしていきたいと思います。

私が感動したのは、Ghost of Tsushimaの快適さについてです。
全体的に高いクオリティを誇る本作ですが、プレー中の快適さが半端じゃありません。ストレスを一切感じることがないので、ついつい、長時間プレーしてしまいます。

つまり、本作は『武士道』だけならず、『おもてなし』という日本の心を体現した、名作だったのです。
ということで、具体的にどういった点に『おもてなし』の心を感じたのか、述べていきたいと思います。

移動がとにかく快適

オープンワールドゲームでは広大なフィールドを移動する必要があります。この移動にストレスがあると、ゲーム全体がストレスフルなモノになってしまいますが、本作は移動がとにかく快適です。

・ファストトラベルが爆速
オープンワールドでは必須ともいえるファストトラベルですが、本作はとにかくロードが速い。AUTOMATONの記事によると、ロードが速すぎてTIPSが読めないため、ワザと遅くしている程だとか。

・高所から戻るとき、スキップが用意されている
 本作では『神社』というアイテムが獲得できるスポットが各所に用意されています。いずれも、クライミングが要求される高所に設置されているのですが、戻るときには降りる作業をスキップできるポイントが設置されています。こういった細かい気遣いこそ正に『おもてなし』の心の表れといえるでしょう。

・ NPCが走ってくれる
ゲームでは良くNPCが道案内をしてくれるので付いていくというシーンがあると思います。本作でもそういったシーンが結構あるのですが、こう思ったことがありませんか?

遅いねん!走れやっ!

安心してください、本作ではキャラクターの動きに合わせてNPCも走ってくれます。更に、絶対に聞かせたいNPCの会話については、会話が途中で終わってしまったりしないように、その時限定で走ることが制限されます。
気配りが細かい!

馬がとにかく快適

本作では、序盤から主人公とともに冒険をしてくれるパートナーとして、馬が登場します。
私は『空』と名付けましたが、この馬の快適性が素晴らしい。

・ 馬に乗ったままアイテムが拾える
馬が登場するオープンワールドゲームは数ありますが、意外とこれができない!折角、颯爽と馬に跨って駆け抜けているのにアイテムを見つけた瞬間に馬から降りてアイテムを拾う、これがすごくストレス

もちろん無視して駆け抜ければいいのですが、その場合はアイテムを取り逃したというストレスが!リアリティよりもゲームとしての快適性を優先した『おもてなし』の心が感じられます。

・馬がキャラクターの進行方向に向かって走ってくる
どこでも口笛一つで呼び出せる馬ですが、なんとキャラクターの進行方向に向かって、方向を調整しながら走って来てくれます
更に馬の背中に飛び乗っている途中でも方向キーが効くのでスムーズに走り出すことができます。

メニュー・UIが親切

メニュー・UIのクオリティーはゲームプレーの快適性にかなり影響してくると思います。本作ではそこにも『おもてなし』の心が溢れています。

・メニュー画面へのショートカット
本作ではアイテム獲得・ストーリー進行・MAP更新など新要素が解禁された瞬間、ボタン長押しで対象メニューへのショートカットが用意されています。無くてもいいけどあると嬉しい心配り。

・今はいけないところで警告表示
ゲームでは装備やスキルが足りずに今は行けない場所や取れない宝箱などが存在します。散々頑張ってみた末に今は無理だと諦めるあの悲しさ…。
本作では、アイテムが足りずに現在は進行不能な個所では警告表示が出て、そういった悲しみを未然に防いでくれます。優しい。

・装備の強化可能状態がマップ上で分かる
本作では様々な素材アイテムを集めることで、各種装備品の強化ができます。どれくらいアイテムを集めれば強化できるか覚えておくのは結構面倒ですが、本作ではMAP上でアイテムの強化できる場所とともに、強化できる装備が表示されるので一目瞭然です。

まとめ

いかがだってでしょうか?
ひとつひとつは細かい事ですが、それらが集まって非常に快適なゲームプレーを実現してくれています。Ghost of Tsushima制作者の『おもてなし』の心を是非皆さんもプレーして味わってみてください。

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