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後期高齢者のがん

膀胱がん

87歳という高齢になってから
母にがんが見つかった。

部位は膀胱、
膀胱がんは、女性より圧倒的に男性患者が多く
60歳以上の高齢になるほどリスクが高い

原因にあげられるのが、煙草
肺がんだけの原因と思っていたが、
そうではないらしい。

加えて染料や特殊な化学薬品を扱う職業に多く発症する
と国立がんセンターのページにあった。

症状は血尿

しかも痛みのない血尿で
見た目でもはっきりわかる血尿だ。

医療者の判断

3年前に転んだことで大腿骨頸部骨折をし
人口骨頭の置換手術を受けた母

60代で首の骨も骨折してセラミックの
人工骨が入っているので
重い頭蓋を支えるバランスが悪いのに加えてなので

一気にシルバーカーに頼る生活になる

今までお医者さんにかかることのなかった
母ではあるが、家から一番近いクリニックを
かかりつけとして、診てもらうことに

ある日足がパンパンにむくんで
歩けなくなってしまい、このクリニックに駆け込んだ

血液検査、心電図、尿検査 をされ
心電図が少し飛んでることを指摘され
心臓からのむくみと診断される。

本人はトイレの近さに悩んでいて
夜中でも1時間に1回は行く調子で
いつも寝不足だった。

その話で、朝に飲む利尿剤と
膀胱活動を抑える薬を処方される

効果はあまりないまま、1年以上
同じ処方でそのままだった。

だが、このときの尿検査は+3の潜血だった。

膀胱がんの初期症状
・痛みのない目で見てわかる血尿
・むくみ
・頻尿(間に合わないくらい)

何か変じゃないか?と感じて、違うクリニックへ

ここでも血液検査 心電図 尿検査を受け
やはり血尿が酷いということで
腎エコーを受ける
腎エコーはキレイだということで
1週間膀胱炎の治療(抗生剤)で様子をみる

翌週再受診での尿検査で血尿は変わらず
痛みはない(高齢なので、鈍感だと思われいてた節がある)
はおかしい・・・

というこの先生の判断で、
病院への紹介状が出され、
できるだけすぐにというので
翌々日に病院へ

今の医療だからこそわかるんだろう

2023/12/19
総合病院での内科の入り口は、”循環器内科”
だそうで、
この日から検査ばかりの日々が始まる

その間にも母の頻尿度は酷くなっていき
尿漏れパッドを毎回濡らしてしまう

疲れたといいながら、押し車を押して
病院内も自分で歩いて、
トイレも自分で行ってた。

朝イチから病院に行って
終わったのが、午後2時を過ぎ
お腹もペコペコ と 
開いていた王将で、ラーメンを食べる

数日後に泌尿科を受診
内視鏡(スコープ)で膀胱内を
直接見て、膀胱がんを発見された。

レントゲンにも映らず、
エコーでもわからずのがんをやっと見つけたのは
もうクリスマスも過ぎた12/26だった。

だが、考えようによっては、10年ほど前なら
歳のせいで終わらせていたかもしれない。

最初のかかっていたクリニックの先生は
その考えで、病院での精密検査に出そうと
しなかった。

診断できる技術がない時代なら
仕方ない
寿命だった
で終わっていただろう

それが寿命と言えばそうだろうが
現代の日本に生きているのだから
選択肢がある時代に生きることを
選んでいると考えられる。

徒然と書き進めようと思う
同じ病気の人に参考になるかもしれないし
その家族に参考になるかもしれない

いや、参考にならないと思う
カラダのことは、人それぞれで
同じケースなどないと思うから。

私自身の記録として、書き綴るので
もし読んでる人がいるならば、
お付き合いいただいて感謝しかない。

ありがとうございます。
次へ続く


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