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焼き芋とドーナツ 後
前編はコチラ
津田梅子の落胆を再び?
1871年(明治4年)6歳でアメリカへ留学(岩倉使節団)した津田梅子は
17歳で帰国するまで11年間ワシントンDC近郊のチャールズ・ランマン家に預けられ、ハイスクールレベルの市立女学校に通う
国費留学生として使命感に燃えて、帰国後教師になるつもりが、
女性教師が働く場所がない日本社会の現実にあい、いくつかの職を転々とし華族女学校に勤めるが、女子の進路は男子の中等教育までしか用意されていない
女学校は、女性に必要なことを教えるところでありそれ以上の教育は不要であるばかりか危険であるとされている。教育を授けることでその知性と精神を大いに高めることができる、ひとつの人格として女性を認めようとする意識は、一般の日本人男子のあいだにはあまりみられない。むしろ、妻や母としての義務をちゃんと果たすことができる女性を教育すべきだという考えばかりが目立つ。それでも今日の日本が、十九世紀前半のイギリスやアメリカと同程度の段階であるならば、今後間違いなく進歩がみられるだろう
アメリカ育ちの津田梅子は、この時の日本に違和感を受け落胆し、もっと学びたいという意思ををもって24歳で再び留学、フィラデルフィアにあるブリンマー大学に特別生として入学
アメリカの産業革命も日本と同じく(時代は少し前になる)
マサチューセッツ州の郊外の大きな紡績工場で女工たちが働いていた
ふと思い出した 以前読んだ 「植物と叡智の守り人」に
新しく住みだした人々は、ネイティブアメリカンが大切にしている自然を壊し、大きな工場を建てキレイで大きな恵みをくれた湖を死んでしまった。という件を思い出した。
日本でもアメリカでもヨーロッパでも、大きな革命は天の恩恵を壊しお金がすべてのような思考に変わり、人間さえも賃金というお金の価値でみる
アメリカでは、過酷な労働をされていた女工たちが、料理をシェアし、集まりキルトを作りながら、話しをしていく中で、自ずと人権を主張する「新しい女性」たちが誕生していく
女性が大学に入学できないことに疑問を持ち、研究所をつくる(海洋生物学研究所)
津田梅子もそこに入学し、女性が教育を受けることの重要性を実感する
人権について、女性や環境、階級などの事を日本だけでなく世界的な視野をもっていた森有礼(もりありのり)の影響が津田梅子を2度目の留学に誘い
3年後の帰国後、女子大の講師をしながら、自宅にて女子学生を寄宿させ援助し、1900年(明治33年)女子高等教育機関「女子英学塾」を開塾
現在の「津田塾大学」に改名は、津田梅子が亡くなったあと昭和8年
シスターフッド
副題になっている
「日米シスターフッド 交流史」
今回この本を読むにあたって、いろいろ調べることが多かった
シスターフッドという言葉もそう
シスターフッド(Sisterhood)という言葉が近年、注目を集めています。
直訳すれば「姉妹関係」という意味ですが、「強く結ばれた女性同士の連帯」を指す言葉として、「#MeToo運動」の盛り上がりなど、フェミニズムの認知拡大が世界的に高まるとともに、シスターフッドというキーワードも認知されてきています。
https://seesaw.konan-wu.ac.jp/
大好きな、焼き芋から、こんな壮大な世界が広がるなんて思ってもいなかった
今まで読んできた本などにも自分の中でリンクして、ある意味ワクワクしながら読み進めた。
魔女狩りと称され、新しい女 と言われた、「わたし」を語る女性たちは排除されてきた。
それでも女性たちは、自分に正直に、好きなものを好きと、守るべきものを守り、信念を貫きこの世界をつくってきた。
多様性という時代において、女性史を学ぶことはとても大切だと思う。
女性だからと思い込んでいる環境は、男性だけではなく女性にもある
アンコンシャスバイアスに気づかずに、その才能を開花させていないのは
これからの世界の損失ともいえるのではないのか?
女性専門の整体師として、女性の笑顔とLOVEに生きる応援をしていくことは
私のミッションであり、(勝手に思い込んでいるともいえる)
カラダやこころの健康とともに
安心する環境を手に入れて、笑顔に生きていく
その応援がLOVEの活動
津田梅子をはじめ、歴史的にはあまり有名でない人々が
教育という柱を軸に、近代をよりよくしようと尽力してきた
その第1歩が女性人権運動と言えるだろうが、日本でも世界でもまだまだこの第1歩が実現しきれていると言えない
むしろ、100年前に戻ってしまっていないだろうか・・
自分のカラダのことを知らない女性たちが、必要以上に不安を感じてうちのサロンにやってくる
医療の現場は、まだまだ男性社会というところが大きい
(最近でも医大受験の女性合格詐称などあったし)
対岸の問題として、この本を読むには、問題が身近すぎると思う
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