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<福祉ボランティアを始める2>

●初日(戸惑い)
 活動日は、休日利用ということで、土曜日の午前中を希望しました。
初日は、最初に職員さんへの自己紹介と簡単な説明がありましたが、それが済むと、直ぐに活動開始となりました。
活動の場となる広間には、4人掛けのテーブルが10個程度あって、そのうち7割ほどの席に高齢者の方々が座っておられました。
職員さんは、広間を案内すると「お願いします。」と言って直ぐに行ってしまいました。特に注意事項もなかったように思います。あまりにあっさりしているので、もしかしたら、経験を積んだボランティアと思われているのかもしれないとプレッシャーを感じました。今になってみると、ただ忙しかったのだということはわかります。職員さんは、絶えず利用者全員の状態に目を配りながら、入浴や体操などスケジュール通りに進めていかなければなりませんから。
ただ、そのときは、いきなりボールを預けられたようで戸惑いを感じたというのが正直なところです。しかし、傾聴ボランティアを希望したのはこちらですから、躊躇している場合ではありません。覚悟を決めてテーブルの間に入っていくことにしました。

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