ROOM/102
おハロー世界。
僕は自動車を買い、3ステップでグレードをあげていった。
住む家を同じく、3ステップでグレードをあげていった。
どちらにせよ、その3ステップでは以下のことがいえる。
1.とりあえず
2.ちょっと無理をしてみる
3.理想系へ
考えるよりも行動タイプの僕はこうして理想へと近づいていったのだ。
その中でも分かりやすいのが自動車と住居だ。
自動車はマツダのデミオという車から始まり、そして次にCX-3という車に買い換え、最終的にはCX-5へと落ち着いたのだ。
住居でいうと102号室の1Kから始まり、202号室の2LDKへ、そして新築を購入するという。
大体この3段階なのだ。
実をいうと大概の人が経験しているある法則と同じということが分かった。
そう、それはポケモンだ。
御三家と言われる初めに選ぶポケモンは必ずこの3段階の進化を経て強くなっていく。
僕は無意識にその法則に則っていた。
恐らくその先があるとしたら、メガ進化やキョダイマックスだろう。
そこらへんのポケモンについては正直分からないから、多分進化できずに終わる可能性の方が高い。
ただ進化するのもいいが、砂利ボーイのように初期状態をキープし続けるものもいる。
もしこの法則が色々と成り立つのなら、僕は理想に近づくために最低2回の進化が必要となる。
人生における進化はあと1回くらいだろう。
話しは戻って、
一番初めに住んでいた102号室という1Kは進化するのが心苦しかった。
というのも、その部屋での思い出はとてつもなく濃厚だ。
苦い思い出も、いい思い出も全てそこにつまっていて常に溜まり場だった。
部屋そのものが僕にとっては宝箱のようなものだったからだ。
だから、何でもかんでも進化すればいいって訳でもないともいえるし、そういうものは大事にしたいなって思ってる。
今のスマブラはひとつの家に集まってやることが少なくなってきた。
なぜならオンライン上で部屋を作り、友達とできるからだ。
そのスマブラで集まる部屋には名前がつけれる仕様になっている。
僕は率先して部屋を作るようにして、決まって同じ名前をつけるようにしてる。
環境が変わっても、僕らは変わらないよ。
そんな意味を込めて、「102号室」と。
進化しても技は変えないでおこう。
おやすみ。
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