鳥ですら飛べないと思うときがあるんだ

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マイナーコードの調べは
空が癒やしを求めるように
心の中に雨を降らす

ストレートに耳に伝わるよりも
間接照明のように
淡い反響音が心地よい

露出する心を包むものがいつしか
一枚一枚消えていき
足元には残り少ない僅かな決断

飛び降りるよりも、飛び立とう

あなたにはその能力も勇気もあるんだ

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この広い世界を自由に飛び回れる鳥。

でも、飛べない鳥がそこにいる。

一羽の鳥が、何故か飛ぶことに躊躇しているように見えたのがこの写真。

ほんの小さなスペースの足元しかない場所で立ち止まり、何を思っているのでしょう。

もしかして…、
鳥だって飛べないときがある。

飛び立つ勇気を失った鳥とは。

鳥だから、当然、大空を飛ぶために必要な羽があります。鳥を見る人間からすると、当たり前にいつも飛んでいる存在ですね。

そんな鳥でさえも飛べないときがあるかも知れない。　
それはどんなときでしょうか。

鳥は空を飛ぶ能力を持っています。
周りの誰から見ても、それは事実です。
鳥には心があるかどうかよくわからないですが、あるとすれば答えは一つ。
心が飛ぶことを止めているのではないでしょうか。

人間の場合、鳥のように羽はありませんので飛び立つことはありません。人間には鳥にはない大きな足があります。足を使って進むことができます。その場から一歩も前に進めなくなったとすると、どうしてでしょうか。

あなたも過去に気持ちが滅入って前に進めない経験をお持ちでしょうか。何もかもが嫌になり、一歩も進めないと。

鳥が飛べないのは、両側にある羽の存在を忘れたから？
羽が使えないと選択肢は限られます。

そこに立ち止まること
そこから飛び降りること

人間が進めなくなる理由には様々な原因があります。たとえば、誰か他人の言葉が、あなたの心に突き刺さることがある。長い期間そのような環境に縛られてしまうと、言葉の支配から逃れられなくなってしまうものです。

心が支配されると、誤った、偏った考えに陥り、ここしか自分の居場所がないとの考えに陥ってしまいかねません。逃れられないと、知らずして自分で自分を縛ってしまうのです。

いま自分のいる場所が、とても小さな場所に立っているように感じてしまいます。
前にも後ろにも進めないと。もう飛び降りる行動しかないのかな。

でも、飛び降りるにも勇気が必要なのです。
その勇気の半分で、飛び立てることを思い出さないといけません。

人間なら、一歩前に進めることを。

あなた以上にあなたをよく知っている人はいないですよね。

あなたは、あなた自身を頭上から見ることができない。でも、想像してみることはできるでしょう。

今私はどこに立っているんだろう。

頭上からあなた自身を眺めているシーンを想像してみましょう。

そして、さらに映像はあなたの周りを広く映すようにもっと高くから見下ろすイメージで眺めてみましょう。もちろん頭の中の妄想です。

広がる世界の中にぽつんと一人寂しくいるようにも見えますが、こう考えてみることもできます。

行けるところはまだまだある。
でも、まだ行かなくてもいいんです。まずはゆっくり周りを見渡しましょう。
何があるでしょうか。何があった方がいいでしょうか。

人間には鳥のように羽はありません。
しかし、鳥よりも優れた足を持っていますよね。

人間にはどこまでも歩いて行ける足があります。
その足はあなたのための足です。
誰もが素晴らしいと思うところに行くための足なんてものはありません。
私たちの足は自由を求めて歩くためにあるのです。

誰もが素晴らしい、羨ましいと思うところに本当にあなたが望むものがあるとは限りません。
あなたの求めるものは、あなたが行きたいと思う場所にある可能性は高いと思いませんか。

まだ進まなくてもいいですよ。
あなたが行きたいと思う場所を探してみましょうか。そのためには行き先が見つかる場所にでもまずは行ってみましょうか。

最後にオマケです。ヒントをお伝えしますね。
あなたはどこに向かうのがいいのでしょうか。

あなたの行き先は、本屋さんの中にあります。できれば大きな本屋さんに行き、これまで興味のなかった書棚から適当に手にとって立ち読みをしてみましょう。