東洋囲碁8段戦第6戦
今回も僕の自戦解説をしたいと思います。
僕の白番です。持ち時間は20分秒読み30秒です。
星だと三々に入られるのが嫌なので、今回も三々と小目の組み合わせです。
9の方から抑えてきましたね。
僕は1の方から抑え、この変化を予想していました。
白18では1と切る定石も考えられました。10には11と打ちたい感覚。
白20では1と掛かれば穏やかでした。
当然33の下がりを打たれて難しい進行にしてしまいましたね。
白36と読みの1手です。
1くらいだったかも知れません。5の手は難しいですが、1例だとこんな進行で、難しい碁ですね。
黒37と切り難しい変化になりました。白38と抑えてどうなるか。
実戦は49となり落ち着いた分かれとなりました。白44と抜くことができれば白不満ないでしょう。
1と伸びた変化です。7と1着必要で、白も8と打てればまずまずと思っていました。
黒7を省くと、8の置かれて攻め合いが勝てません。
白50は苦心したところでした。黒51と受けてくれるなら、白50も悪くない位置です。
黒55の打ち込みも有難かったです。元々すそあきのところですので、腹は立ちません。白70と打てて優勢を意識しました。
どうしても72と頑張りたくなります。この碁では急ぐところもないので、74とハネ継ぎました。しかし、すぐに黒77と手をつけて来られました。
白78と下がって受けていて、手は無さそうです。
普通に1と打つのは、シチョウに取れますが、2と切れれば白はいいですね。
91と怪しげなところに打ってきました。
僕は白92で分かりやすく1と切るくらいで良かったですね。
実戦は107まで1本道でした。これでも形勢は白いいでしょう。
白108は辛抱がいい手です。白112からは暴走しています。せっかくのいい碁を台無しにするような手でしたね。ほんとになにをやってるんだか・・
当然このように打つべきで、これで優勢を維持していました。
黒125、白128、黒131コウ取る。下辺が黒地になり、白はおかしなことをしています。
白142と地で頑張りました。黒143、145は損の可能性もあるので微妙な手です。黒147と一撃されました。この白がどうなるか。
白148から156とさらに頑張り、取ってみろとしました。
黒は取るしかありませんので、黒163と必死の取りかけです。
このあたりはシノギのめどが立ってきましたね。
白174がほぼ先手なんですね。白178で黒の投了となりました。
黒175を打たないと、2が利いていますので、4と下がれば手になりそうです。
これで5勝1敗でいいぺースなので、このままペースでいきたいですね。
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