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私の深層心理のおひなさま事情

いっちゃんです。

私はお雛様を買ってもらっていませんでした。
それに対して不満に思ったことなど無く、友人の家にお雛様が飾ってあっても両親に
「私もお雛様が欲しいよ」
とねだったことがありません。
お雛様が無い理由が母の
「七段かざり以外いらん」
と言うよくわからないこだわりが理由です。
そんな立派なお雛様を出す場所がなく購入を断念したらしいです。
母のこだわりは理解しかねますし、子供のための人形なのでおかんのこだわりは関係ないからな!
と今やったら言うのに。
子供の私は日本人形怖かったので「雛人形いらん」と思っていました。

山岸涼子先生の「私の人形は良い人形」を読まれた方なら分かってくれるでしょうが、この作品読んだら日本人形怖なるって。

その後、私は娘を出産しました。
そして私の両親がお雛様を買ってくれると言ってくれました。
ありがたく買っていただいたのですが、お雛様を両親と買いに行った時。
母が私に耳打ちしました。
「小さいのにしとき」

私は耳を疑いました。
七段かざりにこだわっていた母はてっきり大きい立派なお雛様を勧めると思っていたのです。
「出すのが大変やから。小さいケース入りのを買いなさい」
母が何度も耳打ちしてくる。
どこで気持ちが変わったのか。
しかも耳打ちうるさいよ。
囁きおかん。
でも出すの大変やもんね…。
私もそれに賛同して小さいものを中心に見ます。

旦那と父は、三人官女がいる飾り付けしないといけないものを勧めてきました。
ケース入りのものより出す手間がかかります。
でもケースのものより立派に見えます。

その時、私の中にいた子供の私が「これにしよう」と囁きました。

欲しかったの?
いらないよ。って言いながらもお友達の家でお雛様見たとき本当は羨ましかったの?
山岸涼子先生の影響で怖かったんちゃうの。

私の問いに子供の私は答えません。
「これにしよう」
ただその思いだけが強く心に響きます。

これはあなたのじゃ無いよ。
娘のひーちゃんのだよ。

子供の私に一言言って、家族に
「これにする」
と伝えます。

母は「出すの大変やのに…」と不満そう。
でも、私の中の子供の私はもう何も言いません。

今年もお雛様を出しました。
私は私の中にいる子供の私と一緒に飾り付けをします。
立派だね。可愛いね。


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