映画「ウエスタン」

遊川和彦さま

先日は久しぶりの「ごはん」。本当に楽しく幸せな一刻でした。

あの時、熱く語られていた映画「ウエスタン」、今日観ました。3時間近い映画ですが、ぐいぐいストーリーに引き込まれて、最後まで「高校時代、映画館でハリウッド映画に入り浸っていた時の興奮」を覚えました。

映画の冒頭が凄すぎる。凄惨だけど、オシャレ。映像と編集‼️

「音」の使い方が最高です。

そしてそして、エンニオ・モリコーネの「音楽」が感動を盛り上げます。

セルジオ・レオーネ監督はジョン・フォードと黒澤明監督に強い影響を受けている由。

それに「マカロニ・ウエスタン」の「凄み」が加わって、最高の「男の映画」になっていますね。女には分からない「快感」が見終わって有りました。

珍しく「悪役」を演じたヘンリー・フォンダ。やっぱり、この役を嫌がっていたみたいで、クランクインの時に、「カラーコンタクト」をして、監督の前に現れ、監督が怒って無理やり外させたというエピソードも残っています。

ヘンリー・フォンダの「死に方」、素晴らしかった。

チャールズ・ブロンソンもいい味出していました。

クラウディア・カルディナーレも存在感があって魅力的でしたね。

それと驚いた事に、セルジオ・レオーネ監督がプロットを依頼したのが、まだ有名になる前の「ラスト・エンペラー」のベルナルド・ベルドリッチと「サスペリア」のイタリアホラーの巨匠ダリオ・アルジェント。
ちゃんとスーパーも出ていました。

ちなみに、セルジオ・レオーネ監督は、あのウィリアム・ワイラー監督の「ベン・ハー」のスタッフとして働き、遺作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の撮影後、次回作の準備中に60歳で過労死されました。

人生いろいろありますね。

本当に面白い映画を教えて頂き、有難うございます。
今日、一日幸せでした。

また、お会いして、映画の話しましょうね。

次回の遊川さんとの再会を楽しみにして、筆を置きます。

季節の変わり目です。
お身体、ご自愛くださいね。

今村紀彦

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