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幽霊の    痰




学生の頃、目覚まし時計が、
鳴るより先に、
オヤジの朝のハミガキの、
最後の〆、




かーっ!ぺっ!
で、





目が、
覚める。





毎日
毎日
毎日
毎日





だ。




朝から、
最悪の気分に、





なる。







やはり、




朝は、




さわやかに、
目覚めたい
ものだ。





だから、
もう、





そんな、
嫌な朝を、
迎えたくないので、




オヤジに、
そのことを、
言おうと、





思ったら、






オヤジは、




もう、





死んで、いた。






それが、




いいんだか、
わるいんだか。
いいんだか、
わるいんだか。





とりあえず、





時の、





流れ、




だ。




もう、
あれを、
きかなくて、






いい、
のだ。





それが、




いいんだか、
わるいんだか。
いいんだか、
わるいんだか。






とりあえず、





時の、




流れ、



だ。

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