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ほのぼの小話#12

「虹色の泉の記憶」

おじぃさんが、旅を始めて
1ヶ月が過ぎようとしていました。
ネズミくんとの二人三脚の旅を
楽しみながら、おじぃさんは、
希望を持ち続け、一歩、また一歩と
歩き続けていました。
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「そこで何してるにゃ~」
おじぃさんは、やまねこさんに向かって
恐れずに返事をしました。
「これはこれは」
「やまねこさん、ワシは虹色の泉を探して旅をしておる。何か知らんかね」
やまねこさん、少し沈黙してから
ゆっくりと、口を開いた。
「虹色の泉」
「それなら知ってるにゃん」
「おいらが子供の頃にそこで遊んだにゃ」
「虹色に光る、それは綺麗な泉だったにゃん」

おじぃさん、飛び上がる気持ちで
目を見開きました。
「ほんとか!ど、ど、どこにあるんじゃ?」
「どこだったかにゃ~」
やまねこさん、頭を抱えている。
「思い出しておくれ!」
「う~ん、、」
しばらく考えて、
「そうだ!裏山に向かう途中に、小さな洞穴があるにゃ、そこに住む、白熊の兄さんに聞くといいにゃ。白熊の兄さんは、なんでもよく覚えてるにゃ」
「ありがとう!白熊の兄さんじゃな!」
一歩ずつ、虹色の泉に近付いている
そんな希望をもらって、
おじぃさんは、前を向くのであった。
「ありがとう!やまねこさん」
お礼を言って、
影に隠れたネズミくんをそっと懐に隠し、先を急いだ。
「おじぃさん、やりましたね!」
ネズミくんも、ウキウキです。
「そうじゃな!もう少しだけ、ワシに付き合っておくれ」
「もちろんです!」
おじぃさんと、ネズミくんの旅は
続くのであった。

つづく

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