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SMIの志事①


SMIビジネスはプログラムという「物を売る」わけではない。
私が、そうした軛(くびき→束縛のような意味)から逃れられたのは、それ以前にセールスの仕事をしていなかったからかもしれない。
その分、膨大な借金を背負っていたのだが。
SMIとは、いわば潜在意識の世界に訴えかけるものである。
「物を売る」というのは顕在意識(あるいは、五感で理解するもの)である。
その潜在意識の世界と顕在意識の世界との違いを理解しなければ、相手に対してSMIプログラムを勧めることさえできないのだ。
その人間の考え方、習慣、行動規範(原理原則)を変えていくということである。
それは、知識では変えられない。
本を読んでも、著名人の講演を聞いても、簡単に変えられるものではない。
知識でコントロールしようとする限りは、どんな方法でもダメである。
SMIが強調しているのは「反復」の重要性である。
人というのは、生まれてこの方、反復によって育ってきている。
生きてきた軌跡とは、反復の歴史であるといっても過言ではない。
現在の自分とは、反復によって作られているのだ。
反復が生み出し、作り上げたものを意護で変えようとしてもどうにもならない。
もしも変革しようとするのなら、それもまた反復によって変えねばならないのである。
かつてはカセットテープ、今だとCDに録音されているプログラムを繰り返し聞くことで、目標実現のためのノウハウを反復し、自分のものにしてもらおうというのがSMIである。
国に憲法があるように、個人にも憲法のようなものがある。
それは自分自身の規範である。
精神の骨格である。
それを作り上げることがSMIプログラムの目的といえる。
私たちの意識の表層に、それは存在しない。
潜在意識の中にしっかりと根づいているものなのである。
〜続く
故有田平氏(PJMジャパン社長)

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