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円安は有事レベルか

今日は円安は有事レベルかについてです。

【円安は有事レベルか】

作成 中小企業診断士 竹内幸次


日銀による為替介入

によって円安は一定の歯止めが効いているようだ。ガソリン価格の補助もそうだが、国の介入や補助が無ければ経済への打撃はもっと大きく、多くの国民が自覚するはず。

2023年のステーキ店の倒産

が多いとの報道。理由は円安で米国やオーストラリアから輸入する牛肉価格が高騰する中、売価を上げると客が減るため、価格を上げられず倒産する。

状況をシンプルに整理すれば、

日本は世界の商材が高くて食べられない、使えない国になりつつある。20歳代の若者が、ワークライフバランスや残業規制の波の中、月給手取りが20万円満たないという状況は本当にどうにかしなければならない。

大手企業から仕事を得ている

製造業や建設業、ソフトウエア業等の中小企業からすれば、現状に見合った価格で大手企業が仕事を出してくれないという悩みが多い。単価改定も1年に1回ではなく、最低でも四半期ごとに価格を再交渉する機会が欲しい。

また、「今は円安だから海外旅行は行かない」

という街頭インタビューを見ると、「今は」と考えていることを嘆く。「今は」ということは今後は110円等の円高に戻ると思っているということ。

現在の円安を有事レベル

と捉えることができるか。日本の現状を直視することができるか。日本の未来はここにかかっている。

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