はらをくくる、けつをまくる、、

一昨日は有給、昨日は祝日。
たった2日間会わなかっただけなのに、保育室に入った瞬間
「もう〜てらだせんせいったらぁ〜ひさしぶり!ほーんとにあいたかったんだからね!!」
と言われ、どうにかこうにか
「私も会いたかったよ〜!お休みしすぎちゃったー」
と返事をしたけれど、うまく顔が見られなかった。

私はあと3ヶ月で、この場所からいなくなる。


給食を一番に食べ終えた3歳児が、布団へもトイレへも向かわずに私のところへ来て脚にからみつく。

「寝ないの?」
「うん、まだねない〜」
「そっか、私は眠いよ〜」
「えーじゃあさ、おうちかえってねればいいんじゃない?」
「本当に今すぐそうしたいんだけどさ、私は夜の一番最後まで保育園でお仕事なんだよね〜」
「そっか、じゃあしょうがないねぇ」
「うん。でも、お家に帰ったらすぐ寝ることにする!」
「えー?だめだよ、まずはー、ちゃんとごはんをたべなくちゃ!」
「あ、そっか、ご飯は食べなくちゃダメか」
「そうだよ。ごはんをたべないと、げんきがでないからね!」
「そうだよねぇ。ちゃんと食べないとだ。じゃあ、お家に帰ったら、ご飯を食べて、寝る!」
「あ、でも、ごはんちゃんとたべたらさ、りんごもたべていいよ!りんご!」
「あ、いいねぇ。りんご買って帰ろうかな〜」
「せんせいのおうちには、おかあさんはいないの?」
「うん、先生のお母さんは違うところに住んでるからね」
「じゃあひとりぐらしなのかぁ。そしたら、ぶどうもたべていいよ!りんごとぶどうだけね!」
「葡萄も食べていいの?やったー!」
「そう、それをぜーんぶちゃんとたべたら、ねていいよ!いっぱい!」
「そっかー、そうだね。ちゃんとご飯も全部食べて、いっぱい寝たら元気になるよね!」
「うんそうだよ!」

やさしい。
どっちが大人だかわからない、というより、人と人とのやりとりとして、やさしい。



着々と準備を進めているのも自分だし、どんどん資材が揃ってきて後戻りできないようにしているのも自分だし、子どもとの日々をギリギリまで引き伸ばしながらどっちもちゃんとやると決めたのも自分だし。

でも、自分で引き受けると決めて、それでも1人では背負いきれないものがあるので、ちょっとずつ周りの人たちに背負ってもらって、みんなで動くから、本当に、できる。
やる! が できた! になる。


昨日の夜、応援してくれる人たちの前で、来年の4月にある統一地方選挙に向けて、私が何をするのかをお話しした。

これまでのあらゆる選挙では、市民として、政党の垣根を越えてとにかくちゃんとみんなの話を聞いて議論のできる人を議会に送るために、活動してきた。

私は今、未知の領域に足を踏み入れて、逃げ出したくなりながらも、前を向いている。

それはいつも、近くても遠くても、そばにいてくれる人たちがいるからだと、本当に思う。

寂しいを、全部、やさしいに変えて生活を続けよう。

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