長寿俊之介

主に、すきま時間にサクッと読める文章を書いています。愛知県在住の40代男です。

長寿俊之介

主に、すきま時間にサクッと読める文章を書いています。愛知県在住の40代男です。

マガジン

  • 初仕事

    1本、原稿用紙10枚ほどの短編集。 順風満帆な殺し屋人生を歩もうとしたはずが、こんなはずでは・・・「初仕事」 天涯孤独な男の唯一の親友との奇妙な絆・・・「親友」 など、すき間時間にサッと読める7話を収録。

記事一覧

【5分小説】家を買う

「家を買いたいね」  夫の寿(ひさし)がふいに言った。 「え?」  妻の舞香(まいか)は突…

長寿俊之介
8か月前
5

【短編小説】リストラ

「もう明日からはいいから」  阪田京二(さかた きょうじ)には理解ができなかった。  上…

34

【2000字のホラー】メッセージ

 スマホのメッセージアプリに知らない番号からメッセージが入ってきた。 『明日、会える?』…

52

【短編小説】エレベーター

 エレベーターに閉じ込められてからというもの、すでに1時間が経とうとしている。  私はど…

23

【短編小説】前掛け

「うぜーんだよ!」  川田八助(かわた はちすけ)は、前掛けを投げ捨てながら言った。 「…

7

【短編小説】農家の嫁さん

「たっだいま~」  田畑が広がる田園風景の中に、元気よく虎太郎が帰ってきた。  吉岡虎太…

6

【短編小説】お引っ越し

 印鑑を押そうとする手がプルプルと震えている。  ついに、いよいよ家を買うときが来たので…

5

【短編小説】殺意の行方

「あっ、また!」  堀川泉(ほりかわ いずみ)は思わず声を上げた。 「あの人!」  あの…

5

【短編小説】くす玉

「私たち、結婚する運びとなりました!」  町の不動産屋に春が来た。  一ノ瀬不動産の息子…

10

【短編小説】夢

 また同じ夢を見た。  最近、同じ夢ばかりを見る。山の中で遭難し、さまよっている夢だ。 …

4

【短編小説】幸せを感じるために

 絶望。  この言葉が当てはまるだろう。  私は25年間、勤めた会社をクビになった――。  …

11

【短編小説】初仕事

「ないんだよ、もう。俺にはお前を殺したときのような度胸がないんだよ」  佐藤雅弘(さとう…

10

【短編小説】盗人

「盗人猛々しいとはこのことよ」  盗人の親分はドヤ顔でした。  深夜2時。  何の音も聞…

7

【短編小説】親友

「昨日は何人殺った?」  山本大地(やまもと だいち)は昨日何食べた? のノリでそう聞い…

11

【短編小説】藻屑

 宇宙船が予定軌道を外れ、通信も途絶えた。  私一人が宇宙で路頭に迷うこと1カ月。    …

10

【短編小説】お離婚さん

 夫の達明がいつも通り、薄暗い雰囲気を漂わせながら無言で帰宅した。 「おかえりー」  妻…

11

【5分小説】家を買う

「家を買いたいね」  夫の寿(ひさし)がふいに言った。 「え?」  妻の舞香(まいか)は突…

長寿俊之介
8か月前
5

【短編小説】リストラ

「もう明日からはいいから」  阪田京二(さかた きょうじ)には理解ができなかった。  上…

34

【2000字のホラー】メッセージ

 スマホのメッセージアプリに知らない番号からメッセージが入ってきた。 『明日、会える?』…

52

【短編小説】エレベーター

 エレベーターに閉じ込められてからというもの、すでに1時間が経とうとしている。  私はど…

23

【短編小説】前掛け

「うぜーんだよ!」  川田八助(かわた はちすけ)は、前掛けを投げ捨てながら言った。 「…

7

【短編小説】農家の嫁さん

「たっだいま~」  田畑が広がる田園風景の中に、元気よく虎太郎が帰ってきた。  吉岡虎太…

6

【短編小説】お引っ越し

 印鑑を押そうとする手がプルプルと震えている。  ついに、いよいよ家を買うときが来たので…

5

【短編小説】殺意の行方

「あっ、また!」  堀川泉(ほりかわ いずみ)は思わず声を上げた。 「あの人!」  あの…

5

【短編小説】くす玉

「私たち、結婚する運びとなりました!」  町の不動産屋に春が来た。  一ノ瀬不動産の息子…

10

【短編小説】夢

 また同じ夢を見た。  最近、同じ夢ばかりを見る。山の中で遭難し、さまよっている夢だ。 …

4

【短編小説】幸せを感じるために

 絶望。  この言葉が当てはまるだろう。  私は25年間、勤めた会社をクビになった――。  …

11

【短編小説】初仕事

「ないんだよ、もう。俺にはお前を殺したときのような度胸がないんだよ」  佐藤雅弘(さとう…

10

【短編小説】盗人

「盗人猛々しいとはこのことよ」  盗人の親分はドヤ顔でした。  深夜2時。  何の音も聞…

7

【短編小説】親友

「昨日は何人殺った?」  山本大地(やまもと だいち)は昨日何食べた? のノリでそう聞い…

11

【短編小説】藻屑

 宇宙船が予定軌道を外れ、通信も途絶えた。  私一人が宇宙で路頭に迷うこと1カ月。    …

10

【短編小説】お離婚さん

 夫の達明がいつも通り、薄暗い雰囲気を漂わせながら無言で帰宅した。 「おかえりー」  妻…

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