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パターンで解く受験生はここに要注意【初見の問題をいかに読み解くか・共通テスト数学】

大学入試共通テストがカウントダウンモードになってきましたね。あと数日でできることは、まだあり、理系の場合、出遅れ気味の社会に時間を使うこともひとつの選択肢でしょう。

数学について、気を付けて欲しいことがありますので、今日はこれについて書きます。

初見の問題に慌てない

難易度は、緩むとみていいでしょう。特に文系受験生に配慮のある問題が増えるのではと予想しています。

ただ、そうであっても、これまで見たことのない初見の問題は出題されるのではと思います。これは、共通テストの主旨でもあるので、ここは注意してほしいところです。

長いリード文を読み、問題の趣旨を読み取り、数式化し、答えまで導くタイプの問題は、本年度の共通テスト数学でもカギを握るのではと思います。

内容的には高度な数学的な知識を問うという形にならないとも思うので、落ち着いて考えることが大切です。

予想はできないが、心理的な備えはできる

このような問題は、予想することはほぼできません。単元を絞ることも難しい。確率や数列との相性の良さはありますが、出題に工夫をすれば全範囲で出題は可能です。

そもそも共通テストの対策は、問題の予想が難しいというのがひとつの特長でもあります。受験業界のサービスを無力化することで、平等性を担保するという側面もあるのではと思います。

ただ、問題を予想することはできなくても、心理的な備えはできると思います。このようなタイプの問題について、どの程度時間を使うのかなどの戦略は大切な要素になるかと思います。

数パターンのシミュレーションをしておくといいのではと思います。

解法パターンにはめるタイプの受験生は狙われていると見るべき

数学の問題を解くにあたり、パターン化による自動解法で解く受験生がいますが、このような層は狙い撃ちされる可能性があります。AI時代にあって、機械による自動化と思考法がまるまる被る層と見られていると思われるからです。

上記のような問題を苦手にする層とも言えます。これまでの塾での共通テスト数学の対策問題の演習でもその傾向はみられています。

個人的には、糾弾されるべき思考法とは思いませんが、共通テストの方向性とハレーションを起こしていると見られている以上、より覚悟は必要です。

そのようなタイプの受験生は、あまり無理をせず、ほかの問題でできるだけスコアし、初見の問題については、時間の空費を避ける視点でアプローチするといいのではと思います。

そもそもこのようなタイプの受験生はこれまでよく勉強しているからこそ、解法が自動化していることが多いので、実力がある層とも言えます。なので、落ち着いて自分を信じて解くことも大切な視点でもあります。

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