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誰でも使える農業のサービスを作り上げる

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農業の問題の一つに灌水の手間というのがあります。 このマガジンでは灌水サービスのこれからの展開について色々と書いていく予定です。
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#計測

農業で使う土壌センサの種類について

土壌水分や飽差による水やりコントロールもある 土壌水分によるコントロールというのは、様々な所で行われています。 土壌の水分を計測するのは、日射よりは植物体に一歩近い、より直接的な測定方法になります。 そのため土壌水分で灌水量を決めるのは、より植物ファーストな水分コントロールと言えるでしょう。 難しい点として、土壌の計測と言うのは、いわば固体を計測する事に近く(正確には固体間にある水分を計測する)、計測するセンサの設置度合いによってムラが出てきます。 なので困難さの度合

農業灌水(いわゆる水まき)で使う設定2

前回、灌水(いわゆる水まき)で1日の間に定期的に水やりを行う設定について書きました。今回はそれを発展させます。 植物を上手く育てるか、を突き詰めていくと「いかに植物の光合成をスムーズに行わせるか」という事に行きつきます。 光合成とは「光のエネルギーを用いて二酸化炭素と水から炭水化物を合成する」事です。 炭水化物を元に植物の体を作ったり、果実を実らす事に使うため、植物を上手く育てるには「十分な光」と「二酸化炭素」と「水分」が必要となります。 (もちろん生育のためには微量元素も