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第2回スマレジアプリコンテスト受賞者&スマレジDevelopers Expert座談会を実施しました!

こんにちは、スマレジ・アプリマーケット運営担当です。
2022年5月26日(木)に第2回スマレジアプリコンテスト表彰式及び座談会を行いました!

第2回スマレジアプリコンテストで受賞された皆さまはこちら✨
大賞 アグリーン(大幸パートナーズ株式会社)

大幸パートナーズ株式会社 代表取締役 五十嵐様

優秀賞 ロジクラ(株式会社ロジクラ)

株式会社ロジクラ 代表取締役 長浜様

佳作 チェアサイドレジ合同会社アクアビット)

合同会社アクアビット 代表取締役 長井様

N1グランプリ Reserve Cake株式会社ひふみ)

株式会社ひふみ 開発責任者 小玉様

当日表彰式はYouTubeにてLIVE配信しました。
その時の様子はこちらよりご視聴いただけます👇

表彰式の後、コンテスト受賞者のみなさまとスマレジDevelopers Expertの数社、スマレジ営業部を交えて座談会を実施し、開発の裏側やスマレジのAPIについて、アプリのユーザー様への提案時の課題などざっくばらんにお話しさせていただきました。

中段左から
株式会社BlueIsland 前田様、杉本様/ひふみ株式会社 畠田様、小玉様/大幸パートナーズ株式会社 五十嵐様/株式会社ロジクラ 長浜様/合同会社アクアビット 長井様/Greedy Cat Japan株式会社 夏目様、岩橋様

参加者

大幸パートナーズ 五十嵐様(以下、五十嵐様)
株式会社ロジクラ 長浜様(以下、長浜様)
株式会社BlueIsland 前田様(以下、前田様)、杉本様
ひふみ株式会社 畠田様(以下、畠田様)、小玉様(以下、小玉様)
Greedy Cat Japan株式会社 夏目様(以下、夏目様)
合同会社アクアビット 長井様(以下、長井様)

株式会社スマレジ
パートナー推進部 鈴木、斎藤、大谷、平川、大下
営業部 杉本、梶本、宮沢、高柳

1.自己紹介

※開発アプリは2022年6月時点でスマレジ・アプリマーケットにリリースしていただいているものです。

株式会社ロジクラ 長浜様(スマレジDevelopers Expert)

開発アプリ:ロジクラ

もともとは倉庫で使うアプリケーション・ソフトウェアを提供していて、今回は店舗と倉庫の在庫を共通化させるというアプリを作っております。よろしくお願いいたします。

大幸パートナーズ 五十嵐様(スマレジDevelopers Expert)

開発アプリ:CleeeanセイキューンセイキューンPLUSアグリーン

クリーニング向け「cleeean」、産直売所向け「アグリーン」、「セイキューン」などをリリースさせていただいており、「アグリーン」は昨年の受賞賞金を使って作成しました。また今回受賞したことで新たになにか作らないといけないなと感じております…本日はどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社BlueIsland 前田様(スマレジDevelopers Expert)

開発アプリ:QR OrderQR Order for POS

モバイルセルフオーダーの「QR Order」を提供させていただいております。大阪では認知度がまだ低いため、大谷さんにご協力いただきながら利用者の方を拡大していっております。私たちはテクノロジーでより社会を豊かにしていきたいと思っております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

ひふみ株式会社 畠田様

開発アプリ:Reserve Cake

予約アプリを全般的に作っております。接骨院様の人とシフトを結びつけた予約管理アプリを作っております。その時にReseave Cakeの要件を大谷さんから伺い、一緒につくり上げたようなアプリとなります。アプリケーションを実現できたことを嬉しく思っております。これからはお花屋さんなどに水平展開していき、困っているお店にも使っていただけるようにしていきたいと思っております。施術者と、ベッドを紐づけるようなアプリもスマレジさんと一緒に展開できればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

ひふみ株式会社 小玉様

開発アプリ:Reserve Cake

今回の受賞アプリは1ヶ月程度で開発したとお話しましたが、実はアプリ開発を始めて間がなく、これまでは鉄鋼会社で技術開発や企画をしておりました。今日はエンジニアの方もいらっしゃるとのことで色々とお話ができればと思っております。よろしくお願いいたします。

Greedy Cat Japan株式会社 夏目様(スマレジDevelopers Expert)

開発アプリ:Mr.Menuモバイルオーダーサービス

2020年3月にできた会社で、Mr.Menuがスマレジと連携したのは2021年11月です。約6ヶ月間でアプリマーケットの中でモバイルオーダー分野で1、2位を争うサービスになっております。目標としてはアプリマーケットの中で1位を目指していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

合同会社アクアビット 長井様

開発アプリ:チェアサイドレジ

普段はkintoneをメインとした開発をしており、kintoneのエバンジェリスト、サイボウズのオフィシャルパートナーとしても活動しております。kintoneは専門業者には弱い部分をスマレジで補完できたと思っております。今回のアプリは矯正歯科向けのアプリとなっております。スマレジで管理しきれない弱いところをkintoneで補完して、LINEミニアプリを使って見せるというところをやっております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

2.ディスカッション

テーマ 1) 他社POSレジとの連携や他社サービスとの連携開発などされていると思いますが、スマレジのAPIの使いやすさ、APIの仕様など、他社との違いはどういったところがありますでしょうか。

<長井様>
開発で戸惑ったところはありました。
アプリストアに出すアプリではない画面上のリクエストと、アプリストアのリクエストの書き方が全然違うというところに最初は戸惑いました。ただ、リファレンスも用意されているので、我々としてはとても見やすいと思っています。

<前田様>
私もリファレンスはすごく充実しているのでとても良いと思っています。
以前から要望としてお伝えしていますが、キッチンプリンター(ポートマッピング)の件などご対応をいただけると幸いです。

テーマ 2) 小売業界の消費者の購買行動がコロナで大きく変化して、オムニチャネル対応などが中小規模店舗でも主流になってきていますが、業界を取り巻く背景やあるべき対応の姿についてロジクラの長浜様からお話をいただいてもよろしいでしょうか。

<長浜様>
開発で難しかったのは、もともと倉庫で使うソフトウェアだったので、データの形は一緒なのですが、概念の違いが開発において難しかった点です。倉庫のソフトウェアと店舗のPOSがつながることについてお客さまの理解がなかなか得られず難しく感じておりました。「拠点」という概念を用いて説明し、啓蒙活動を行いアーリーアダプターの方に利用頂くということと導入事例の回収をまだまだやっている段階です。
長期視点では小売には欠かせないアプリだと思っておりますので、今後も継続してやっていきたいと思っています。

テーマ 3) レガシーな業界に向けたアプリ開発で多くの業種特化アプリを手掛けている大幸パートナーズ五十嵐様から開発における大変だった点や業界の課題などをご紹介いただけないでしょうか。

<五十嵐様>
私達が取り組んでいるアプリをお使いいただきたいのはレガシーレジが多い業界です。
クリーニングや、道の駅などになります。クリーニング業界は、業界自体が古く、リテラシーも低い事が多いです。iPadなども利用されていない方が多く、高齢の方も多い事が多く、レガシー化を変えるべく新しい仕組みを入れたいのですが、それ以前で苦戦することも多いです。しかし、一部でも取り入れてくださるクリーニング店さんがいらっしゃれば業界全体で広まる可能性があると感じています。クリーニング業界の2代目、3代目の経営者の方は、「何かしなくては」という意識があり、そうした方と協力できれば成熟業界でも、もうひと段階伸びると感じています。
「なんとかしなきゃ」という想いで開発を進めていますが、知識不足なところもあるので、店舗の方にヒアリングして、何ができるかを話し合いながら進めていっており、そこに注力することを大切にしています。

テーマ 4) 普段スマレジと合わせてアプリを提案している営業部に話を聞きたいと思います。アプリ提案をする中で課題になっている部分やDevelopers様への質問・要望などはありますか。

<宮沢>
スマレジは基本的には必需品となるので、スマレジ単体の導入ハードルはあまり高くないです。プラスでアプリマーケットのアプリを購入して頂く場合は、専門品が加わってくるので我々の営業の知識も必要になります。商談同席などをしていただいたり、開発会社様とライトに話ができる場などがあればより、提案のハードルも下がるのでご協力を頂けるとありがたいです。

<梶本>
私は主にエンタープライズ向け、規模の大きいお客様を担当しています。その視点からの課題ですと、アプリの料金設計や対象規模がまだ小さめの規模を狙っているアプリが多いと感じています。もう少し、規模の大きいところもターゲットに入れていただいて料金設定などもしていただけるともっと販売しやすくなると思っています。
これから一緒に取り組みをさせていただければと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

<杉本>
今後のリリース予定はどんなものがあるのか知りたいです。

<五十嵐様>
異業種特化を強みにしているので、酒屋をターゲットにした「リキューン(仮)」のリリースを検討しています。それ以外では、連携アプリを作りたいなと思っており、freeeとスマレジやkintoneとスマレジなどをつなぐアプリを開発しています。 異業種もほかに要望があれば、アプリ化に向けてお伺いできればと思います。

<宮沢>
我々、食品小売も得意としているのですが、さらに、賞味期限管理ができればいいなと思っています。ロット管理などにも対応していただけるといいなと思います。

テーマ 5) Developers様からスマレジに対してご要望などをお気軽にお聞かせ頂きたいなと思います。

<畠田様>
取置き販売の更新APIを作って欲しいです。それがないと利用者の利便性向上しないので、ぜひリリースして欲しいです。

<長浜様>
営業の方へ、アプリをもっと販売してほしいです。アプリを既存のお客様に紹介する仕組みとか、アップセル、クロスセルや導入事例のご提案、メルマガ送付や共同ウェビナーとか開発会社と一緒になって取り組めるような環境ができてきたら、コミュニティも盛り上がってくると思いますし、バージョンアップもすぐしたいと思うようになりますのでいいなと思っています。

<五十嵐様>
賞金を頂いておいて恐縮なのですが、強いて言うなら、アプリ利用料の利率がもう少し下がればいいなと思っています。スマレジの事情は認識しておりますので強いて言うならば、です。

テーマ 6) アクアビットの長井様にお伺いしたいのですが、kintoneではkintoneカフェなどで開発会社様のセミナーとかをされています。そういった動きをスマレジでもしていきたいと思っていますが、どのような活動をされているかご紹介いただけますか。

<長井様>
kintoneのセミナーはサイボウズ主体ではなく、ユーザーが主体で開催しています。サイボウズは一情報提供者として参加しているだけです。あくまでもユーザーが主体であるということに意味があります。企業宣伝はしないという理念を参加者に必ず伝えています。「行ったらどうせ何か提案される」という意識を排除してあげれば根付くと思っています。
スマレジはユーザー数が多いと思うので、イベントを開催しようと思えば各地でできると思いますのでぜひやってほしいと思います。全国各地でこれまでのセミナーの開催回数は330回以上になります。日本で開催していない地域は10府県ほどありますが、それ以外はすべて行いましたし、韓国、中国、アメリカなど海外でも行っています。

<鈴木>
ユーザーのコミュニティはもともとあったのですが、収束してしまっております。店舗様で自分のお店がどのようにスマレジを利用しているかを話す機会がなく、他のお店がどのように運営しているのかわからないことが多いです。他のお店のノウハウを共有できる場、その際に「アプリマーケットのアプリを使って、こういうところがこういうふうに楽になりました、お得に便利になりました」を提供できるとコミュニティの意義がでてくるのかなと思っております。

テーマ 7) 普段代理店と関係している斉藤さんから代理店目線から要望があるアプリについてお話いただけますでしょうか。

<斎藤>
代理店はスマレジを含めたいろいろなサービス、ソリューションを提案してくださっています。その中の一つとしてアプリマーケットのアプリがあります。社内にある情報を伝えて、代理店様が不安なく提案・営業できるかというところも課題と感じています。裏を返すと、代理店様からはアプリを扱いたいという要望は上がってきているので、スマレジの営業以外からもアプリの流入ができるかなと感じています。

テーマ 8) 新規で開発に取り組んでいただける方から他社は「何名くらいの体制で、どのくらいでリリースされているのか」という質問を受ける事が多いです。アプリを開発されているエンジニアの方は何名体制でされていますか?

<畠田様>
Reserve Cakeは1人で開発を始めて、途中でバックエンドのエンジニアも入り2名で改修を随時進めています。もともと受託でスマレジAPIを利用してアプリ開発をしており、スマレジAPIに詳しい人が社内に2名ほどいましたので、知識を集めて開発していきました。他の業務が落ち着いてきたのでリソースをReserve Cakeに寄せていこうと思っています。

<前田様>
QR Orderは、2019年当初は私1人で開発し始め、今は6名体制でさせていただいております。

<夏目様>
弊社は割と大組織でして、Mr.Menuは、開発、デザイナーなど合わせて20名くらいです。プロジェクト毎に人員を割り当て開発を進めています。お客様から頂いた声は、2週間後にリリースできるように体制構築をしています。要件定義などは日本側で行い、開発はすべて中国でやっています。

<長井様>
弊社は、4名のエンジニアがおりますが、今回のアプリは私1人で開発しました。
そもそも企画のところは、私自身、医療業界の人間ではないのですが、妻が矯正歯科医院を経営しており、親族も歯科医院を経営しておりますので、知識を得ながら進めました。アイコンのデザインに関しても、私はイラストが上手ではないのですが、娘がイラストレータをやっておりますので依頼して作ってもらいました。課題が見えていたのはやりやすかったです。私も、歯科医院によく行きますがそこにはレジがないんです。なぜないかというと、医療業界のレジは保険治療計算の関係で高額なものが多いため、レジを入れられないんです。そういう点がチャンスだと思いました。妻にサポートしてもらったのでいいのができたのではと感じています。

<長浜様>
ロジクラは開発は6名です。担当で分かれている状態です。一人を主にして、サブメンバーを付けて開発をしています。少し開発期間は伸びましたが約2ヶ月くらいで完成することができました。

<五十嵐様>
弊社は、エンジニアがいないので、すべて外部委託しています。企画、要件定義、UI、UX、デザインは私がやっていますが、それ以外はすべて外注しています。

以上、座談会の内容をお届けしました!

受賞されたDevelopers様だけでなく、Expert認定させていただいているDevelopers様にもご参加頂きました。普段あまり交流する機会がないDevelopers様同士でも、皆様積極的にコミュニケーションを取られていたのが印象的でしたし、座談会の後にはDevelopers様同士で今後のお打ち合わせをスマレジ社内でされていて、とても素敵な空間だと感じました。
普段はあまり聞けない開発の裏側を聞くことができたので、とても有意義な時間でした。
アプリマーケットの今後についても一緒になって取り組みを強化させていただき、より良いサービス提供、店舗支援ができるようにしていきたいと感じました。

お忙しい中お集まりいただいた皆様ありがとうございました!

今後もオフラインイベント開催してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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