シリル・ガーヌvs.フランシス・ガヌー予想

ガヌーだのガーンだのわかりにくいんじゃ。

シリル・ガーヌ対フランシス・ガヌー予想

シリル判定勝ち予想

シリルのしてきた事

シリルは左右どちらも構えられるけど、ここんとこは右前に構えることが多い。

左の中段蹴り、下段蹴り、右の中段前蹴りなど、足がよく回る。

かなりキツく半身を切り、前手を突き出して相手の前手を触りがち。

左右どちらでも刻み突きを放ち、ケンカ四つでも内側から相手の顔へ被弾させる事ができる。

金網に追い込めば逆突きから長い振り打ちに繋げ、相手の前手の外から放り込む。

打撃で応じてくればこれには基本的に付き合わず、胴に組んで金網に押し込み、寝かせて上を取る。首相撲に持ち込めれば、しっかり組まずとも肘を打ち込む。

この階級では珍しく、足を使って試合を作れる。

連打の終わりや相手の打撃を、丸まって相手の胸へ頭を預けるか、のけぞって届かない位置へ頭を置くことが多い。

体格、速さともにこの階級でも大きく、相手を懐に入れないよう追い込み、手数を稼ぐ。相手が失敗するまで、地道に手数を重ねて待つ。最重量級とは思えん。

フランシスのしてきた事

立ち幅は気持ち広めで、左前の構えが基本。左手は少し前にだし、右手は盾のように脇をすこし締めてる。

勝った試合は全て完全決着、負けた試合は全て判定。

左の順突きを見せるようにして相手の動きを抑え、左右の振り打ちを強振する。手首を利かせて打つので、大きく振りかぶることはせず、弾くように打ち込む。

緩急のついた動きをし、出入りから強打につなげる。

組んでくる相手を、上げ突きを見せて頭を下げさせない事もできる。

下がったり反り身で外したり、相手の打撃を空振りさせたがる。相手の刻み突きを払って防ぐ事もある。

組みもかなりできるようだが、あまり自分から仕掛けない。

シリルの狙いそうな事

シリルはフランシスの前足を蹴って削りたい。

フランシスはボクシングできたがるのだから、前足を蹴られる事を嫌がってくれたら、それだけでフランシスの打撃の殆どを封じることができる。

シリルはフランシスが飛び込んでくる機を乱す為に、遠くから前蹴りと回し蹴りで動きを止め、左右の下段蹴りを前足に浴びせたい。

朽木倒しを露骨に狙うと上げ突きを狙い打たれてしまう。シリルは胴へ組みにいき、金網に押し込んで持久力を奪い、後半戦で巻き返したい。

フランシスの突きは大変危険だが、重量級である以上、あまり長い時間動き続けられない。シリルはフランシスの足を蹴り、フランシスがそれを嫌がることで消耗させたい。

最初から組みたいところだが、失敗すると組みは仕掛けた方が消耗するので、打撃戦に誘い出して仕掛ける機を掴みたい。

フランシスのやりたそうな事

ともかくぶっ飛ばしたい。だが、大きい打撃を当てるのがヘビーの中で最も難しい相手でもある。

シリルは運足も多く、頭もよく動く。踏み込んで振れば当たるような相手ではない。

じわじわと動いて持久力を節約し、腹に強打を放って、当たらずとも前進を躊躇わせたい。前進を躊躇させれば、フランシスが飛び込む距離を作れるので倒せる可能性があがる。

全く無警戒であると思うので、逆に組みにいくのもありだと思う。上手いこと寝かせれば、動き回るのが軸となっているシリルは、大変不利になる。

ともかく圧をかけ、距離を作って飛び込みたい。

展開予想

シリルもフランシスもこの階級でもかなり大きく、自分と互角な体格の選手とあまり当たらない。なので、お互いにお互いが不得手。

フランシスは振り抜ける距離から外れると守りに入るが、シリルはどの距離でも手は出せる。シリルはくっついて肘、離れて下段蹴り、前蹴りで機を乱すこともできる。

序盤にフランシスが当てればそこで終わるが、その確率はさして高くない。中盤以降は、フランシスはシリルが間合いに入ると強振し、空振り、無為に持久力を消耗する。後半、フランシスは打撃は衰えないが、運足は目に見えて鈍くなる。

シリルがペチペチと前足に触り、前手に触り、打撃を誘って組んで金網に押しつけて削り、ひたすら安全運転で試合を支配する。

フランシスが持久力を完全に失えば、シリルが金網に押しつけて肘で切り付け続けるだろう。ただ、その時はシリルも消耗しているので、完全決着までいかないはず。




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