ダスティン・ポイエーvs.チャールズ・オリベイラ予想

ポイエーだのポワリエだのの表記揺れは、フランス語っぽく読むかどうからしい。

うーん、オリベイラの一本予想で。

ポイエーは右前の構え、オリベイラは左前の構え。

ポイエーは何でもできるけど、突きを軸に試合を作る。両手刈りで寝かす事も多く、つまり何でもできる。

右手が前の構えで、相手の前手を触ってから刻み突きをしたり、相手の内側から当てたりもできる。左の中段蹴りも上手い。

ポイエーは左右の突きがどちらも良く伸び、運足で外すのは大変難しい。ポイエーは離れての突きが当たるとそのまま踏み込み、鉤突きや上げ突きをコツコツ当てていく。組める距離でも丁寧に当てるので、近距離に入るとポイエーの突きを外す事は殆どできないのではないか。

ポイエーはしつこくしつこく殴ったあと、相手の調子を狂わせる為に両手刈りを行う事も多い。飛び込むような距離ではほぼ行わないが、突きでもってジリ貧になると、組みで撹乱させにいく。

ポイエーは前の手で払うのが上手く、左前構えの選手の順突きを払って対処する。

相手の左鉤突きや左振り突きを、ポイエーは右の肘を上げて受ける事が多い。恐らく構えを高くするだけでは、耳に回り込んでくる打撃が受けきれないからだろう。

オリベイラは構えはかなり高く、立ち幅は狭い。順逆ニ連突きから左の鉤突き、左右の振り蹴りや、前蹴りを多用する。

寝技のレベルは高く、脚でも腕でも首でも、一本を取れる位置が非常に多い。足や腕を組み直す事を躊躇わないので、じっくりずらして外す防ぎ方では、オリベイラの極めは防ぎにくい。

オリベイラの左順突きはさほど伸びないが、右逆突きは長く打つ事ができる。左の鉤突きもそうだが、正確に顎先に伸び、倒せる突きを打つ。

オリベイラは構えを高く掲げて突きを耐え、投げられても下から仕掛けて巻き返す。

ポイエーの思惑は、良く伸びる右の順突きをかなり繰り返すだろう。オリベイラが寝技に持ち込まないように、下から突き上げるようにして突きを繰り返す。ポイエーは寝技ではかなりオリベイラに劣るので、投げを仕掛けはしても、一本を本気で狙う事はないだろう。左の直突きから歩み足をいれ、右鉤突きから連打を繰り返すか、蹴りを流して、平衡感覚を奪ってそのまま連打に持ち込み、上を取って殴り削りたいのではないか。

オリベイラの思惑は、投げを狙うだろう。立ち技で右の蹴りや、右の突きなど、右からの攻撃を繰り返したいハズ。ポイエーが強く反撃に出たところを組付き、抱えられなくとも引き込んで一本を狙うだろう。オリベイラはさほど打たれ強くないから、立ち技を捨てはしないが、選べるなら寝技を選ぶハズ。

試合展開は、オリベイラが右の蹴りを下段中段と蹴り、ポイエーがそれを流して突きでいく、んじゃないかな。

ポイエーは右前だし左順突きを捌くのは上手い、オリベイラは右からの打撃で試合を作りたいハズ。オリベイラは蹴りもかなり重いし、投られることを全く恐れない。ポイエーが両脚掬って上を取っても、ポイエーの優位にならない。

ポイエーは逆突きから歩み足をして、そこから振り突きや上げ突きで連打に巻き込みたいだろう。だが、その左逆突きにオリベイラなら胴への組みを合わせる事ができるので、ポイエーは早いRで効かせたい。幸いオリベイラは打たれ弱いので、ポイエーがキチンと右順突きを当てれば勝機は小さくはない。ポイエーは迂闊に左を打たないこと。

ポイエーは寝技も上手いが、やっぱりオリベイラは水準が違う。

どちらでもおかしくないが、完全決着の可能性はたかいのではないかな。

強いて言うならオリベイラの一本勝ち予想で。

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