蒸篭（せいろ）

もしも、20年近く前、新婚当時の自分に何か伝えられるなら。

「あの親戚には気をつけろ！」とか
「この先どんなに尽くしても耐えても、義実家の連中はずっとクズだぞ！」とか、
かなりヘビーな忠告警告を差し置いてでも、声を大にして伝えたい事。

それは、

蒸篭（せいろ）よ！
蒸篭を買いなさい！
なんでも蒸篭でいけるから！
何を出しても、美味いでもなきゃ不味いでもなく、でも確実に気に入ってなさそうな態度で食ってるそいつ（夫）も、
ただ野菜蒸して出しただけで「美味い！」って喜んで平らげるから！

………

人生で初めて蒸篭（せいろ）を買った。
使うのも初めて。

蒸篭なんて、料理上級者の使う物でしょ？
そもそも、どうやって使うの？
管理は？
カビさせる自信ならあるんだが？

などと無知と思い込みで、選択肢から外していたが、
昨年のいつ頃だったか？
TBSラジオ「生活は踊る」の中で紹介されているのを聴いてしまった。
驚きの連続だった。
私の思い込みは、ほぼほぼ間違っていたのだ。

管理も使用も、簡単そう。

やってみたいなぁ。

そう思ってしまったら、もう、止まれない。

暇さえあればAmazonさんで物色。

蒸したい料理で頭の中がいっぱい。
蒸しパン、肉まん、小籠包、さつまいも、、、

そして、遂に購入。
我が家は、3人家族だけど、揃いも揃って食いしん坊なので、
「直径24cmの２段タイプ」にした。

購入して1ヶ月近く経過。
控えめに言っても、
買って大正解！だった！

不慣れ故、失敗する事もあるのだが、同じ品でも蒸篭で蒸すと格段に美味しくなる。事が多い。

特にオススメなのが「肉まん」と「食パン」あと「芋（里芋、さつま芋、じゃがいも）」！！

しゅうまいとか、小籠包とか、野菜とか、そりゃ美味しいさ。
「キャベツ」なんて、今まで感じた事のない甘みがあって驚いた。
「さつまいも」は、もう「蒸す」が正解だと確信している。
「冷や飯」も蒸すと炊き立てみたく復活する。

でも、「肉まん」と「食パン」！！

蒸してみな。絶対美味しいから！
ふわっふわ〜で、美味しすぎ！

あと「芋」！
蒸して出すだけ！
後は勝手に、岩塩ふったり、ポン酢つけたりして
「美味っ！」
「美味いなぁ！」
「足らないよ…次はもっと蒸してよ」
ってがっつくから！

たださ、、初めてでお安いの買ったからかな？
もう、2箇所くらい欠けてるのよね。
まぁ、壊れるまで使い果たすけど。

次は、何を蒸してやろうかね〜