見出し画像

「あなたは、あなたの食べているもので、できている」。食を通じて”こころ”も満たされる瞬間を。*smallkitchens作り手:kekoさん*

食は、想いを繋ぎ、ひとを繋ぐ。だからこそ作り手さんの ”人となり” を伝えたいと始まったインタビュー企画。

smallkitchensの作り手さんは、1人ひとり「目標」や「やりがい」を持ち、料理を届けています。

今回お話を伺ったのは「keko」さん。

かつては、バリバリの営業マン。現在もフルタイムで仕事をしながら、月に1〜2度「smallkitchens」で料理をしてくださっています。

営業時代に培った「相手の求めているものを汲み取る」姿勢

kekoさんらしさは、どこにあるのだろうか?

そう思いながらお話を伺っていると、営業時代にkekoさんがブラさずに持っていた、ある「ポリシー」を教えてくれました。

「『北風と太陽』という寓話があります。旅人のコートをどちらが早く脱がせられるか、北風と太陽が勝負をする。

北風を吹かせて『脱げ脱げ』と言っても、旅人は押さえ脱ぎません。逆に、太陽が暖かい光を浴びせてあげると、旅人は自然とコートを脱いだ。そんな話です。」
「『売ろう』『買ってほしい』という気持ちだけで対面すると、その気持ちは、すぐにお客様に伝わってしまいます。お客様の求める情報をきちんと提供し『選ぶのはお客様です』というスタンスでいることを心がけていました。」

画像2

相手に寄り添い、相手の求めているものを汲み取る。営業時代に培ったスタンスは、料理でも生かされています。

いつも不安。それは食べ手のことを本当に考えているから。

「料理を仕事に」を目指すことを決めたのは、今後の人生のことを考えてのこと。「人生100年時代と言われる中で、50歳や60歳はまだ先がある時代です。」と語るkekoさんは、なぜsmallkitchensの作り手になったのでしょうか?

「料理が好きで、人生の最後は楽しいことを仕事にしたいと考えていたので、とりあえずダブルワーク的な形でできたらいいなぁと。なので、自分のお店を持つよりは、まずは自分の料理を食べてもらいたかったんです。」

しかし、kekoさんは「料理に自信がない」のだそう。力強くハキハキとした語り口からは、意外な言葉でした。

「作り終わったら『どうだったかなぁ』『もっとこうすればよかったかなぁ』と不安なんです。本当にお客さまに受け入れられるのかどうか、ずっとドキドキドキドキしているんです。娘が『おいしい』と言ってくれても『本当に?』と思ってしまう。笑」

画像3

料理を作った自分も”こころ”が満たされる。

食べる人のことを本気で考えているからこそ、生まれてくる不安。より美味しく、より相手のこころを満たすことを考え続けているからこそ、生まれてくる不安。

しかし、不安が大きい分、料理を通して得られる喜びも大きい。kekoさんはsmallkitchensで経験した、あるエピソードを教えてくれました。

「お弁当を買ってくれた方がお店に戻ってきて『美味しそうだから、もう一個買って夜に食べます』って言ってくださったんです。

自分の料理を、ものすごく喜んでもらえた。自分にとっても『こころ満たされる』経験になりました。」

iOS の画像 (35)

kekoさんがつくった
富士山麓三島とコラボ 野菜たっぷり夏のお弁当

日替わりで、献立は1つ。だから安心できる。

食を通じて、笑顔を届けたい。その想いの裏には、kekoさんらしい相手を思いやる気持ちに溢れています。

「ランチ時にお店やコンビニに行くと、いろんな種類があって悩むじゃないですか。人間は1日に何万回も意思決定をしている。その中で、お昼は休みたいときなのになぁ…と思ってしまいます。

smallkitchensは日替わりでメニューは1つだけ。しかも、どの作り手さんも安心して食べられるものを作っている。思考を緩めて、ゆったりとした気持ちで来てほしいなって思います。」

画像4

最後に、kekoさんの料理の原点となっている言葉で締め括ってくれました。

「”You are what you eat.”。あなたは、あなたの食べているものでできている。

この言葉通り、栄養はもちろん、目で見て楽しく幸せになるご飯を届けたいと思います。」

画像5


*****

「献立も、作り手も、毎日変わる」その日にしか出会えない ”一期一食” の手づくり料理をお届けします。根底にあるのは、食を通じて ”おなかもこころも満たせたら” という想いです。

作り手も募集中です!初期費用0・集客コスト0であなたの料理を届けられます。「料理を仕事に」その半歩を踏み出しませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?