世界の動物たちを幸せにする
少しづつ活動の幅が広がり、色んな方から興味を持っていただくようになりました。今、SMILE ANIMALSでは何をしているのか、何をしようとしているのか、
SMILE ANIMALSの考えなど、私のことも少し交えながらお話したいと思います。
1、そもそもなぜ動物なのか?
ー動物はもともと人間が飼い慣らした動物だった
今から約15,000年前、犬も猫も野生動物だったものを人間が飼い慣らし、家畜としたのがペットの始まりと言われています。
犬は獲物を取りに行く、猫はネズミ駆除のために飼われていたそうです。
だからです。
嘘です笑
いや、嘘でもないんですが大きく言うと自分の元となる祖先と暮らし、従順に人間たちの生活を助けてくれていた動物たちを守りたいと単純に思ったからです。今では狩りをさせる目的で動物を飼う人は少ないと思いますが(もはや東京ではいないはず)人間に安らぎを与えてくれてくれることに目的を変え、人間たちに従順に従っている、でもそんな動物たちが物のように粗末にされることがある。
人間が作ったから人間の私が守ろうと思った、それが理由です。
2、動物たちの現状
ー保健所での引き取り件数は減少傾向だが...
日本で飼われている犬や猫の数は約1,845万頭います。この数字は日本の世帯数が4,885世帯なので日本の約37%の世帯で動物を飼っていることになります。
一方、何らかの理由で飼えなくなり保健所に引き取ってもらう件数は、年々減少傾向にありますが、それでも保健所に引き取られる件数は年間10万頭、そのうち約5.7万頭は団体などに引き取られ、残りはやむなく殺処分が行われています。(環境省HPより)
もちろん、殺処分された動物たちの中には攻撃性があったり(これも人間のせいなのだが)重度の病気など、やむをえないケースもありますが、老犬老猫、障害をもった動物だったため引き取り手がいなかった動物たちも含まれています。
保健所での引き取り件数が減少している理由には、自治体や保護団体の努力があります。ですが、保護団体にもキャパシティの問題や資金面の問題もあり、引き取りたくても引き取れないケースがあることも確かです。もし資金面で余裕があったとしたら、もう1匹保護できたかもしれない。そんな葛藤の中活動している団体も沢山あります。
ーアメリカのペット事情
アメリカでは48%の家庭が犬を飼い、38%が猫を飼っているのに、
そのほとんどがアダプト(保護)なんです。(APPA調べ)
ペットショップで買う人は全体のたった5%しかいないそうです。
日本でも最近では保護施設から貰う人も増えましたが、それでもまだまだアメリカの数字には及ばないのが現実です。
3、じゃあ何をするか?
ー動物愛護とビジネス
NPO法人をやるというと多くの人に「生活はどうするの?」と聞かれました。日本ではまだまだボランティアのイメージが強く、売り上げをあげたり、給料をもらっているというイメージはないんだなと思いました。
立ち上げ当初からNPO法人で自分に給料を出そうなんて思っていませんが、誰が代表を務めても継続していけるように財務基盤はしっかりしなければなりません。
で、鈴木さん、どうするの?・・・ですよね笑
そこで、世の中に動物愛護をビジネスとして浸透させるために、株式会社を併設したビジネスモデルを作ろうと考えました。
動物愛護とビジネス
一見相反しているように思うかもしれませんが、動物を保護するのにも施設の運営費、保護してくださっている方の生活など数字の問題は切っても切れません。
もしかしたら大富豪の方が身銭を削って活動をされているかもしれませんが、でもその方がいなくなったら継続できない。
ですので、まずはしっかりとした収入体制、財務基盤を作り、その上で継続可能な老犬老猫の保護や障害を持った動物たちの終のすみかを作る活動を行っていきます。
まずはSMILE ANIMALSというブランドで数字を作るようにしました。そのブランドの売り上げの一部をNPOに還元し、それを予算としてさまざまな活動に振り分けでいく。準備が整ったら次のステージで保護施設などの建設に取り掛かる。そのためにオリジナルのマドレーヌやTシャツの販売をしています。
ただ、ビジネスの観点で言うと、SMILE ANIMALSというブランドで既にあるビジネスモデルと同じことをしても、いつかは行き止まりになります。なので、違うことに挑戦しながら違うシナジーを呼び、違う可能性を広げていくことが必要です。
それがNPO法人と株式会社が一緒に存在していくことで、継続してできることの可能性が広がると思っています。
ー具体的に取り組んでいること、今後取り組むこと
検討中を含め一部ご案内します。
■進行中
▷寄付金を集める
▷不要になったタオルなどの回収して動物病院などに寄付
▷マドレーヌ、クッキー販売
▷犬用おやつクッキーの販売(3月予定)
▷オリジナルアパレルグッズの販売
▷チャリティーヨガイベントの開催
■今後の取り組み
▷動物たちの終のすみか”スマイルハウス”の建設
▷子供たちの教育の場の私設児童館の建設
▷ペット用のアパレルブランド立ち上げ
▷全ての事業で雇用を作ること
ーなぜ数字にこだわるのか
動物を1匹でも多く救いたいのは私も同じ気持ちですですが、ストレートにお話しすると財務状況を考えずに全頭保護した挙句崩壊寸前の団体もあります。私が見学をしてきた保護施設の中には、とてもじゃないけど綺麗とは呼べず狭いゲージに保護されている施設もありました。気持ちだけでは動物たちを守れないことを知り、それからやるからには数字を作ることにしっかりと目を向けるようになりました。
「殺処分ゼロ」
と私が大きく掲げていない理由の1つは、継続して動物たちを守れる財務体質、資金力が”今は”まだ整っていないからです。
ーSMILE ANIMALSの名前に込めた意味
ちょっと話は変わりますが、SMILE ANIMALSの名前についてお話ししておきたいと思います。NPO法人の名前を考える時に「SMILE」と付けることは決めていました。それは動物たちを笑顔にしよう、そして飼っている人間も笑顔にしようと思ったからです。動物を飼っている人ならわかるかもしれませんが、動物も笑う時があるんです。(もしかしたら感情が強すぎてそう見えてるのかもしれませんが笑)
「SMILE」だけでも良かったのですが、私は犬や猫はもちろん、将来的には象や馬もキリンも全部の動物を幸せにしたいと考えているので、「PET」ではなく「ANIMAL」でもなく、「ANIMAL”S”」にしました。
(このキャラクターは知り合いの学生に描いてもらいました)
4、私のこと
ー会社を辞めてまでNPO法人に軸足を置こうと思ったわけ
コロナ禍で自宅にいる時間が増える中で、テレビを見ていると動物の番組が多く放映されていました。そんな番組を見ていて、「ここに映っている幸せそうな動物は一部で、今でも虐待や保健所で恐怖と戦っている動物たちもいるんだよなー」と思っていました。
そんな動物たちのことを考えていると、自分がActionを起こすことで1匹でも貴重な命を救えるかもしれないと考えはじめ、NPO法人立ち上げの準備に取り掛かりました。
2足のわらじで今の仕事をやりながらNPOの活動をするという選択肢もあったんですが、そんな動物たちのことに気持ちが入っている中で今の仕事をやっていても、会社の後輩たちにいい影響を与えないな、と思い会社を辞める決意をしてNPO法人に軸足を置くことにしました。
ーポイントはワクワクするか、しないか
私が行動を起こすポイントはワクワクするか、しないかです。
NPO法人の立ち上げ準備をしている時、こんなことをして動物たちを救えるかもしれない、こんなことやってみたらどうだろうか?と毎日ワクワクしていました。
考えてみると私の人生、分岐点に立った時に必ずワクワクする方を選択肢してきていました。
5、仲間の募集
ー仲間を巻き込み1人ではできないことをやり遂げる
例えば何かをやる時に「よ〜いドン!」と言ったら、四方八方に散らばって行きますが、指を高くあげ、「よ〜いドン!」というと、指の方向に集まってきます。
つまり目標を明確に示して、多くの仲間を巻き込むことが重要になります。
世界の動物たちを幸せに
東京でもなく日本でもなく”世界”という大きな目標を立てていますが、実現するには大きな壁や障害など決して簡単なものではないと思います。
ですが、さまざまな新しいことに挑戦しながら可能性を広げていく、そして社会貢献をすることで壁を乗り越え動物も人間も幸せになるとしたら、ワクワクしませんか?
幸いにもNPO設立時には獣医さんや医師など、心強い多くの仲間に賛同してもらいましたが、継続していく団体であるためにはより多くの仲間が必要になります。
一緒に動物たちを幸せにする手伝いをしながら世の中をよくしていきましょう!
(マドレーヌを買っていただき、正会員にまでなっていただきました)
6、最後に
私たちは寄付金をたくさん集めるために、情に訴える形でお金を集めようとは思いません。動物を飼っている人も飼っていない人も、自然な形での寄付ができるのが一番だと思っています。どこに寄付をしたら分からない、興味はあるけどどうしたらいいかわからない、そんな人たちと動物たちを繋ぐ架け橋的な存在でありたいと思っています。そして何より背伸びをせずに自分たちのキャパシティの範囲で活動を行います。それは動物は”物”ではなく”生き物”だからです。
支援してみたい、手伝ってみたいと思ったら、ぜひ、みなさんのActionをお願いします。
「Your action make smiles」
(インスタ、LINE公式アカウントで活動内容など発信しています)